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ろ過プロセスのスケールアップにおける
圧力、流量の最適な決め方
~フィルタ・助剤の選定、ろ過のメカニズム、応用例~
講師
1.名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻 准教授 向井 康人 氏
2.三菱化工機(株) 機械事業本部 産業機械技術部 主幹セールスエンジニア 細野 武彦 氏
三菱化工機(株) 企画本部 研究開発部 主幹技師 大森 一樹 氏
受講料
1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
プログラム
【10:00-13:40】
ろ過の原理・評価方法とプロセス設計
講師 名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻 准教授 向井 康人 氏
【習得できる知識】
ろ過技術に関する基礎的な原理・理論、実験方法、データ整理・評価・解析方法、
プロセス設計・スケールアップに関する知識 など
【講座の趣旨】
本講座では、ろ過の挙動を記述する理論について基礎からわかりやすく説き起こすとともに、
ろ過試験方法とデータ整理方法について具体的に解説します。
本講座を通して、ろ過の基礎理論と基本メカニズムを理解し、
それらに立脚したろ過データの評価手法を習得し、ろ過性能の向上、問題の解決、
プロセス設計、スケールアップに活用することができます。
1.ケークろ過
1-1 ろ過の種類と原理
1-2 ケークろ過のメカニズム
1-3 定圧・定速ろ過理論
1-4 ろ過試験およびデータ解析方法
1-5 ケークろ過の評価方法
2.閉塞ろ過
2-1 閉塞ろ過のメカニズム
2-2 閉塞ろ過理論
2-3 閉塞ろ過の評価方法
3.膜ろ過
3-1 膜ろ過の種類と特徴
3-2 膜ろ過の評価方法
4.助剤ろ過(ケイソウ土ろ過)
4-1 ろ過助剤の種類と特徴
4-2 ろ過助剤の活用方法
5.ケークレスろ過(ダイナミックろ過)
5-1 ケークレスろ過の種類と特徴
5-2 クロスフローろ過
5-3 回転や振動を利用したろ過
5-4 電場や超音波を利用したろ過
5-5 周期逆洗型ろ過
6.ろ過操作の選定と設計
6-1 ろ材の分類と選定方法
6-2 ろ過機の分類と選定方法
【質疑応答】
【13:50-17:00】
ろ過技術基礎とろ過装置の種類、選定及び最新動向
講師 三菱化工機(株) 細野 武彦 氏、大森 一樹 氏
【習得できる知識】
1)ろ過技術基礎・装置選定
・ろ過(固液分離)の基礎知識
・ろ過装置の原理/概要
・ろ過装置選定の基礎
・トラブル、最新動向
2)最新の膜ろ過技術
・ダイナミック・クロスフロー
・ナノ粒子の分離回収技術
【講座の趣旨】
ろ過(固液分離)は身近に存在で一見簡単なようですが奥が深い単位操作です。
ろ過に関わる、もしくは、これから関わる予定の方が実務を行う上で理解しておいてほしい
項目やろ過装置、トラブル事例、最新の動向をわかりやすく解説致します。
<ろ過技術基礎とろ過装置の種類、選定(細野氏担当)>
1.固液分離(ろ過)の概要
1-1 固液分離(ろ過)の種類
1-2 固液分離(ろ過)の目的
1-3 固液分離(ろ過)の原理[推進力]
2.ろ過技術の基礎
2-1 ろ過技術の概要
2-2 スラリー、ケーキ[ケーク]、ろ液
2-3 ろ材、ろ過助剤、凝集剤
2-4 ろ過の基礎理論
a.Ruth(ルース)の定圧ろ過速度式
b.ろ過の抵抗則
c.ケーキ平均比抵抗
d.圧縮性指数
2-5 ろ過の機構
a.デッドエンドろ過
b.クロスフローろ過
c.ろ材ろ過(表面/深層)
d.ケーキろ過(プレコート/ボディフィード)
3.ろ過装置の種類と特徴
3-1 主なろ過機の特徴
3-2 加圧ろ過機
3-3 真空ろ過機
3-4 遠心ろ過機
3-5 クロスフローろ過機
4.ろ過装置の産業界での活用事例紹介
4-1 非鉄金属の圧延にてSF機の適用-
4-2 PET原料にてYF機の適用-
4-3 医薬中間体にてHZ機の適用-
5.ろ過操作の影響因子
5-1 ろ過性能の指標
5-2 ろ過装置の運転条件
5-3 スラリー、ケーキ、ろ液の物性
6.ろ過装置の選定
6-1 ろ過装置選定の概要
6-2 スケールについて
6-3 ラボ試験
6-4 ラボ試験からのスケールアップ事例
7.トラブル事例とその対処法
7-1 トラブル発生の背景
7-2 ろ過装置の選定にて
7-3 前後工程の影響
7-4 洗浄評価
8.最新の動向 -ろ過の連続化-
8-1 iFactoryTM構想におけるろ過
【質疑応答】
<最新の膜ろ過技術【回転型セラミック膜フィルタ】:ダイナミック・クロスフロー
(大森氏担当)>
1.ダイナミック・クロスフロー・フィルタの概要
1-1 ダイナミック・クロスフロー・フィルタの構造と特長
1-2 従来式クロスフロー膜ろ過との比較
2.ダイナミック・クロスフロー・フィルタの操作因子
2-1 操作因子とろ過特性
2-2 パルス逆洗操作
3.ナノ粒子製造プロセスへの応用事例
3-1 ナノ粒子の濃縮操作
3-2 ナノ粒子の洗浄操作
3-3 ナノ粒子の溶媒置換操作
4.スケールアップと装置選定
4-1 サンプルラボ試験
4-2 装置選定
【質疑応答】
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