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「制振」「防振」の基礎から制振・防振材料の設計・評価、
制振材料としての高分子の粘弾性特性制御の考え方まで!
講師
【第1部】東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学) 赤坂 修一 氏
(専門)
振動・騒音対策材料(制振、防振、吸音、遮音材料)
(略歴)
1999年-2002年 横浜ゴム(株)
2002年-2005年 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 博士後期課程
2005年-2008年 東京工業大学大学院 理工学研究科 研究員
2008年-2016年 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 助教
2016年-現在 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教(現職)
(主な学会活動)
・日本ゴム協会 関東支部 副支部長 、制振工学研究会 材料技術分科会 主査 、
制振工学研究会 振動音響解析ワーキンググループ 主査
【第2部】三井化学(株)研究開発本部 高分子材料研究所 新市場開発チーム
主席研究員 中島 友則 氏
(専門)高分子物性、音響・振動制御材料
(略歴)
2006年3月 横浜国立大学大学院 工学府 機能発現工学 博士課程前記 修了
2006年4月 日系化学メーカー 入社
2017年5月 日系化学メーカー 退社
2017年6月 三井化学(株) 入社
受講料
49,980円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,980円(2人目無料:1名あたり24,990円)で受講できます。
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受講対象・レベル
≪第1部≫
制振、防振材料に関する基礎を学びたい方。
≪第2部≫
自動車用途を始め、音・振動制御に携わる方。特に制振材料に興味をお持ちの方。
習得できる知識
・高分子材料の力学的性質(特に粘弾性挙動)
・制振材料の考え方
・制振材料としての粘弾性特性制御の考え方
・制振・防振材料の設計方法
・制振材料を適用した場合の音・振動特性の評価事例
趣旨
≪第1部≫
振動は望まれない現象であり、多くの製品で対策が講じられている。
振動対策は、主に振動を低減する「制振」と振動伝搬を抑制する「防振」に分類される。
高分子材料は、力学的損失が大きく、柔軟で成形性が高いことから、多く用いられている。
効果的な対策を行う上で、これらの現象を理解し、材料を設計することが重要となる。
本講演では、これらの特性の理解に必要な高分子材料の力学的性質(特に粘弾性挙動)、
また、制振・防振材料の設計、評価方法について解説する。
≪第2部≫
近年の自動車業界では,「車体の軽量化」と「静粛性の向上」の両立が強く求められており、
重量を最小限に留めた防音対策として、遮音・吸音・制振・防振が必要となる。
本セミナーでは、三井化学(株)の新規熱可塑性ポリオレフィンと、制振材料としての展開事例に
ついて紹介する。
制振材料は、その粘弾性特性の制御が重要であり、新規熱可塑性ポリオレフィンとEPDM等との
複合化による制御事例、また制振材料としての音・振動特性の評価事例を中心に紹介する。
プログラム
第1部 12:30~13:45、14:00~15:15
「高分子の力学的性質と制振、防振材料の設計・評価」
《プログラム》
1. 振動、騒音対策の概要
振動騒音対策(制振、防振、吸音、遮音)の種類
2. 高分子材料の力学的性質
2.1 高分子の構造
2.2 力学的性質の各種測定法
2.3 高分子の粘弾性挙動
3. 制振・防振材料の設計と評価
3.1 制振材料の材料設計(可塑剤・フィラー添加、ブレンド、架橋など)
3.2 制振性能の評価手法
3.3 防振(振動絶縁)材料の材料設計
【質疑応答・名刺交換】
第2部 15:30~16:45
「新規熱可塑性ポリオレフィンの開発と制振材料への展開」
《プログラム》
1.エラストマーによる振動制御
1.1 防振と制振
1.2 エラストマーの動的粘弾性
2.制振材料の基本的な考え方
2.1 2層構造:非拘束型制振材料
2.2 3層構造:拘束型制振材料
3.熱可塑性ポリオレフィン アブソートマー®
3.1 アブソートマー®とは?
3.2 アブソートマー®とEPDMの複合化による粘弾性制御
3.3 アブソートマー®を適用した制振材料の音・振動特性
4.まとめ
【質疑応答・名刺交換】
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