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溶射メカニズムの理解による密着性制御と注目のサスペンション溶射
正しく皮膜を作り、上手く機能性を発現させるための必須知識と最新研究トピックスを解説
特にセミナー後半部では、注目集めるサスペンション溶射のメカニズムや技術動向を詳説します
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
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※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
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講師
豊橋技術科学大学 大学院 工学研究科 機械工学専攻 教授 福本 昌宏 氏
趣旨
サステイナブル人類社会の構築に向けて、材料・加工学の果たす役割は大きい。材料・加工学におけるサステイナビリティー実現の基本は、材料・部材における“高品位化、高特性化”と“リサイクル性”の双方を兼備する材料、部材、構造体の創成にある。これを可能とする先端技術の一つがナノテクノロジーである。ナノテクノロジーは、材料の構成単位をナノレベルにまで小さくすることで、新たな機能、特性発現の可能性を与える。この場合、構成単位を小さくするだけで物質そのものの変化を伴わないことから、リサイクルもし易い。
一方、サステイナビリティー実現における、もう一つの重要技術が表面技術である。この場合は構造部材の部位における革新であり、表面における機能・特性を高品位化すればするほど、その高機能・高特性部位を表面に局所化することができ、またその部位が表面ゆえに、リサイクルも容易である。本講では、表面技術の中にあって特に、数十ミクロンメートルサイズの粒子の積層を基本原理とし、数十ミクロンメートル以上の厚膜創成を可能とする既存の溶射法と、昨今にわかに脚光を浴びつつある微粒子の積層により皮膜機能・特性の高品位、高度化を図るサスペンション溶射法のプロセス物理、制御指針に関する技術の現状、および将来展望を講述する。
プログラム
1.はじめに
1.1 表面改質,被覆技術の分類,特徴
1.2 本講習のカバーする技術領域
2.ガス搬送溶融粒子による膜創成:既存の溶射法
2.1 溶射法の基本原理
2.2 溶射法の種類
2.3 代表的装置構造
2.4 適用事例
2.5 粒子偏平の基礎 動的ぬれ現象
2.6 プロセス制御法,制御指針
3.液体搬送溶融粒子による膜創成:サスペンション溶射法
3.1 SPS法の基本原理
3.2 代表的装置構造
3.3 適用事例
3.4 粒子飛行,付着偏平の基礎原理
3.5 プロセス制御法
3.6 最近のトピックス
4.粒子積層厚膜創成技術の将来展望
5.終わりに
□ 質疑応答 □
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