よく分かる! 機械設計者のための振動・騒音対策技術

機械開発者/設計者に向けた
製品の振動・騒音対策の手引き


★ 技術コンサルタント歴25年の講師が蓄積した技術ノウハウを伝授!


講師


小林 英男 氏
博士(工学) / 技術コンサルタント
(社) 日本騒音制御工学会認定技師

【講師紹介】
 リオン(株)にて,振動・騒音の測定技術,海外貿易部で振動・騒音測定器の営業技術。(株)アマダにて,主要製品全ての組立て・調整・検査。国内外での自社製品のサービス・設計・開発などを経た後,(有)アイトップ設立。技術全般にて技術コンサルタントとして18年経過し現在に至る。
 得意分野は振動,騒音,板金加工・プレス加工とそのための材料力学や弾塑性加工理論,板金自動化ラインの開発,有限要素法などによるコンピュータ・シミュレーション技術,技術数学,技術通訳,etc.
 NCタレットパンチプレスの打ち抜き音を世界で初めて20dB低減したことにより,(社)日本音響学会より技術開発賞受賞。
 技術コンサルタントとして,多くの企業の技術指導を行い,世界初の実績をいくつも出し続けている。


受講料


42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)


受講のおすすめ


 約25年間の技術コンサルティングや技術セミナー講師の経験を基に,さまざまな技術分野の実務エンジニアがすぐに仕事で役立てられる,とくに汎用性の高い振動・騒音対策を選び,その技術とノウハウを具体的で分かりやすく伝えた「シッカリ学べる! 機械設計者のための振動・騒音対策技術(2019年4月20日 日刊工業新聞社刊)」。
 本書に記載された,これまでの技術専門書にはない多くの振動・騒音対策技術とノウハウを最短で理解し,自身の仕事へと活用できるようにするための技術セミナーです。

★ 以下のような経験や意向をお持ちの方には,本講座の受講を特におすすめいたします。
 ・「自分で設計した機械・装置を試作したら,想定していたより振動や騒音が大きく,
   この振動・騒音を改善ないと新商品として発売できない」
 ・「販売した機械・装置の振動や騒音について,客先でクレームが発生してしまった」
 ・「低振動・騒音化設計,低騒音化を設計段階でできるようになるための
   センスと技術を身に付けたい」
 ・「低振動化・低騒音化のための技術の研究・開発を行いたい」


セミナープログラム


1.実務エンジニアのための振動・騒音対策の実践的基礎技術を
 超ベテラン技術コンサルタントが独自の観点から分かりやすく解説
1-1 騒音対策のための1丁目1番地とは?
1-2 3種類ある物体の振動と,それぞれに対応した振動の力学とは?
1-3 振動体のモデル化のしかたとは?「ダランベールの原理」とは?
 ダランベールの原理が無ければ振動を運動方程式で表すことはできない。
1-4 材料力学における静剛性と,振動対策において考えなければならない動剛性。
 この違いを明確に捉えることと,動的質量(等価質量)を理解することが重要
1-5 「固有振動」「減衰固有振動数」「共振周波数」「卓越周波数」各々を
 明確に理解しないと振動対策は始まらない!
1-6 自由度,減衰固有振動数の総数,振動モードとの密接な関係
1-7 振動は直線振動と回転振動に大別できる。
 より難解な,回転振動の本質を容易に理解するための方法とは?
1-8 回転軸の振れ回り振動,前向き振動,後向き振動とは?
1-9 ねじり振動の理解のしかたとは?
1-10 物体の減衰固有振動数を実測する方法と理論とは?
1-11 振動加速度ピックアップを技術的に正しく使いこなすための多くの技術ノウハウとは?
1-12 振動放射音を技術的に正しく取り扱うための方法とは?
 市販の振動と音の連成解析ソフトはどこまで実際の物理現象を計算しているのか?
1-13 振動・騒音技術理論では,なぜ複素数を使用するのか?

2.実務にすぐに役立つ振動・騒音の低減技術と問題解決技術
2-1 時間を変数とする我々の住む世界は,振動・騒音技術を扱うのには不便!
 そこで便利に活躍するラプラス変換とフーリエ変換。
 そして「たたみ込み積分」「周波数応答関数」「コヒーレンス関数」
2-2 有限要素法における振動解析と実験による振動解析をとりもつ
 モード信頼性評価基準(MAC)とは?
2-3 電子部品が高密度実装されたプリント基板にてどの部品が騒音源であるのかを
 見つける方法とは?
2-4 大きな振動が大きな騒音を放射するというのは大間違い。
 「音響放射効率」を考えなければならない。
2-5 実測したデータが技術的に正しくないことがある。
 すぐに正しくないと判断できない場合,1年経っても正しくないということが
 分からないこともある。
2-6 防振支持した物体全体の減衰固有振動数の計算の計算のしかた
2-7 振動解析における固有値解析とは何のことでしょうか?
 固有値解析の具体的な計算のしかたとは?
2-8 実際の機械設計において,静剛性と動剛性はこんなに違う! 実は恐ろしい動剛性
2-9 ねじり振動における固有振動数を容易に計算する方法とは?
2-10 自励振動(スティック・スリップ)の考え方とモデル化のしかたとは?
2-11 定在波は騒音問題を引き起こすことがあります!
 実際に発生した定在波による騒音問題とは?
2-12 すぐに使える実験による慣性モーメントの求め方
2-13 実は振動低減に大変有効な動吸振器の最適設計のしかた
2-14 これもものすごく便利! 等価質量同定法とその具体的な使用方法とは?
2-15 振動センサのIoT化のしかた
2-16 機械学習を使用した振動による故障予知診断のしかたとその実例

 ◎ 質疑応答

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

42,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】機械振興会館

【地下鉄】神谷町駅・御成門駅

主催者

キーワード

機械技術一般

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