ハーフメタルなどの機能性を有するホイスラ―合金の
基礎物性とスピントロニクス等への応用

ホイスラ―合金の実力は? ハーフメタルとは何か?
基礎から実用材料設計の指針まで!


講師


東北大学 金属材料研究所
 附属新素材共同研究開発センター 准教授 博士(工学) 梅津 理恵 先生


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)  
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円      
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■講師より/本セミナーのポイント
 様々な磁気機能性を有するホイスラー合金の相安定性電子状態、磁気特性など、
応用に結びつく基礎物性について、測定方法や実験結果に対する解釈などについて解説する。
 特に、スピントロニクス分野にて注目されているハーフメタル物質は、理論計算の観点では非常に
たくさんの物質が提案されているが、相安定性を含め、実用材料として応用するにはいくつか問題点が
ある。それらを含めて実用材料設計の指針などについても触れる。

■受講対象者は?
・新素材、新規材料の研究開発者
・金属材料の先端領域を調査・研究している方
・スピントロニクス分野の研究・調査担当者
・磁性材料の研究開発者
・振動発電、センサー向けの材料研究開発者 など

■受講することで得られる知識/ノウハウは?
・ホイスラ―合金とは何か 〜その基本的知識・基礎物性〜
・ホイスラ―合金の作製・評価方法、および原子配列制御
・各種ホイスラ―合金の基礎物性と磁気機能性(ハーフメタル、形状記憶効果、磁気熱量効果、
 磁歪など)
・各種応用研究事例・研究展望
(スピントロニクス分野や振動発電、センサー、アクチュエーターなど)


セミナー内容


1 ホイスラ―合金とは何か 〜その基本的知識・基礎物性〜
 1.1 ホイスラー合金の基本的知識
  1.1.1 ホイスラー合金の発見
  1.1.2 Cu2MnAlホイスラー合金の磁性の起源
 1.2 ホイスラー合金の結晶構造と磁気特性
  1.2.1 ホイスラー合金の結晶構造と規則度
  1.2.2 ホイスラー合金の規則度と磁気特性
 1.3 ホイスラー合金の相安定性
  1.3.1 ホイスラー合金の規則-不規則相変態
  1.3.2 各種ホイスラー合金の規則-不規則相変態温度

2 ホイスラ―合金の作製・評価方法、および原子配列制御
 2.1 ホイスラー合金の作製方法
 2.2 ホイスラー合金の基礎物性と原子配列制御
  2.2.1 原子配列の制御とその評価方法
  2.2.2 組織観察と組成分析
  2.2.3 熱分析測定
  2.2.4 輸送特性と磁気特性の評価方法

3 各種ホイスラ―合金の基礎物性と磁気機能性
 3.1 ハーフメタル特性
  3.1.1 ハーフメタルとは
  3.1.2 ハーフメタル型強磁性体の特徴
  3.1.3 ハーフメタル物質の基礎物性
  3.1.4 放射光によるハーフメタル型電子状態の観測
 3.2 形状記憶効果
  3.2.1 マルテンサイト相変態
  3.2.2 磁場誘起逆変態
  3.2.3 磁場誘起逆変態に伴う諸物性の変化
  3.2.4 マルテンサイト相変態の起源
 3.3 磁歪
  3.3.1 磁歪の起源
  3.3.2 磁歪と逆磁歪
  3.3.3 磁歪と体積保存
 3.4 磁気熱量効果
  3.4.1 磁気熱量効果とは
  3.4.2 磁気熱量効果の符号

4 各種応用研究事例・研究展望
 4.1 ハーフメタル物質のスピントロニクス分野への応用
 4.2 逆磁歪材料と振動発電
 4.3 巨大磁気熱量効果と磁気冷凍作業物質
 4.4 その他の応用例

5 まとめ

<質疑応答・名刺交換・個別相談>


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【板橋区】板橋区立企業活性化センター

【JR】浮間舟渡駅

主催者

キーワード

金属材料   磁性体

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