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乳化剤の選び方・使い方やエマルションが不安定になる要素など、知っておきたいポイントを詳解!
講師
三重大学 工学部 分子素材工学科 名誉教授 工学博士 川口 正美 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
エマルションの基礎、調製法、分散安定性化手法などについて、異なる乳化剤によって調製される幾つかのエマルションの事例を基に、エマルションの界面化学的性質、液滴の形態・構造、並びにレオロジー挙動に着目して平易に解説する。特に、熱力学的に不安定であると言われているエマルションの分散安定性の向上を目指すのに必要な項目を抽出しながら解説する。
セミナー内容
1 はじめに
2 エマルションの基礎
2.1 エマルションとミクロエマルションの違い
2.2 エマルションの分類
(1) 単純(二相)エマルション
(2) 複合(多相)エマルション
2.3 乳化剤の種類
(1) 乳化剤の選び方
(2) 乳化剤の使い方と注意点
2.4 エマルションの調製法
(1) 分散法
(2) 上手な調製法とは?
2.5 エマルションの評価法
(1) 評価の時に陥りやすい失敗、間違いやすい点
(2) 正しく評価するための考え方
2.6 エマルションの不安定性
(1) 不安定になる要素とは?
(2) 不安定性を克服するため工夫とは?
2.7 分散安定化に向けての考え方とポイント
3 エマルションの事例
3.1 低分子乳化剤で調製されるエマルション
(1) 液滴サイズの制御
(2) 均一な液滴サイズのエマルションの調製法
(3) 均一な液滴サイズのエマルションの効用
3.2 高分子乳化剤で調製されるエマルション
(1) 高分子乳化剤の効能は何か
(2) 濃度の影響
(3) 分子量の影響
(4) 疎水化の影響
3.3 固体粒子で調製されるエマルション
(1) 固体粒子の効能は何か
(2) シリカ粒子で調製されるエマルション
(3) ラテックス粒子で調製されるエマルション
3.4 乳化剤の吸着した固体粒子で調製されるエマルション
(1) 乳化剤の吸着した固体粒子の効能は何か
(2) 低分子乳化剤を吸着した固体粒子で調製されるエマルション
(3) 高分子乳化剤を吸着した固体粒子で調製されるエマルション
4 おわりに
<質疑応答>
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