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多くの技術と技術ノウハウ、振動・騒音対策技術を最短で理解し
最短で仕事に活用できるようにするための技術セミナーです
セミナー趣旨
この書籍「シッカリ学べる!機械設計者のための振動・騒音対策技術
(2019年4月20日、日刊工業新聞社刊)」は、大学や大学院での講義内容を記した
書籍ではありません。
今までの振動・騒音の技術専門書に記載されていなかった、実務エンジニアにとって
仕事ですぐに役立つ多くの内容が具体的に分かりやすく記載されています。
今までの約25年間の技術コンサルティング(技術指導)と技術セミナー講師の
経験を基にいろいろな技術分野の実務エンジニアに役立つ最大公約数的な振動・騒音技術を
選び出し、仕事にすぐに役立つ技術と技術ノウハウを少しでも多く書こうと考えこの書籍を
執筆しました。
この書籍に記載しました多くの技術と技術ノウハウ、振動技術を最短で理解し
最短で仕事に活用できるようにするための技術セミナーです。
セミナープログラム
1.実務エンジニアのための振動・騒音のための実践的基礎技術を
25年間この分野の技術コンサルタントである著者オリジナルの観点から分かりやすく解説
1-1 騒音対策のための1丁目1番地とは?
1-2 物体の振動と一言で言っても、実は物体には3種類あります。
それぞれの物体に対してそれぞれの力学が構築されています。
3種類の物体とそれらに対応した振動の力学とは?
1-3 振動体のモデル化のしかたとは?ダランベールの原理とは?
ダランベールの原理が無ければ振動を運動方程式で表すことはできなかった。
1-4 機械設計で使用されている材料力学などにおける静剛性、振動対策
にて考えなければならない動剛性。
この違いを明確に捉えることが、機械設計者・開発者・研究者に
とってとても重要!
動的質量(等価質量)という考え方も重要!
1-5 固有振動、減衰固有振動数、共振周波数、卓越周波数。
各々を明確に理解しないと振動は始まらない!
1-6 自由度、減衰固有振動数の総数、振動モードとの密接な関係
1-7 振動を大別すると直線振動と回転振動になります。
直線振動より回転振動のほうが難解ですが、その開店振動の
本質を容易に理解するための方法とは?
1-8 回転軸の振れ回り振動、前向き振動、後向き振動とは?
1-9 ねじり振動の理解のしかたとは?
1-10 物体の減衰固有振動数を実測するための方法とは?そのための理論とは?
1-11 振動加速度ピックアップの技術的に正しく使いこなすための多くの技術ノウハウとは?
1-12 振動放射音を技術的に正しく取り扱うための方法とは?
振動と音の連成解析の市販ソフトは
どこまで実際の物理現象を計算しているのだろうか?
1-13 振動・騒音技術理論ではごく普通に複素数を使用します。なぜかわかりますか?
2.実務にすぐに役立つ振動・騒音の低減技術と問題解決技術
2-1 時間を変数とする我々の住んでいる世界は振動・騒音技術にとっては不便!
ここで便利気活躍するラプラス変換とフーリエ変換。
そして、たたみ込み積分、周波数応答関数、コヒーレンス関数まで!
2-2 有限要素法における振動解析と実験による振動解析をとりもつ
モード信頼性評価基準(MAC)とは?
2-3 電子部品が高密度実装されたプリント基板にてどの部品が騒音源で
あるのかを見つける方法は?
2-4 大きな振動が大きな騒音を放射するというのは大間違い?
音響放射効率を考えないといけません?
音響放射効率とは?
2-5 実測したデータが技術的に正しくないときがあります。
すぐに正しくないと判断できないと
1年経っても正しくないということが分からないときがあります。
2-6 防振支持した物体全体の減衰固有振動数の計算の計算のしかた
2-7 振動解析における固有値解析とは何のことでしょうか?
固有値解析の具体的な計算のしかたとは?
2-8 実際の機械設計において、静剛性と動剛性はこんなに違います! 実は恐ろしい動剛性!
2-9 ねじり振動における固有振動数を容易に計算する方法とは?
2-10 自励振動(スティック・スリップ)の考え方とモデル化のしかたとは?
2-11 定在波は騒音問題を引き起こすことがあります!
実際に発生した定在波による騒音問題とは?
2-12 すぐに使える実験による慣性モーメントの求め方
2-13 実は振動低減に大変有効な動吸振器の最適設計のしかた
2-14 これもものすごく便利!等価質量同定法とその具体的な使用方法とは?
2-15 振動センサのIoT化のしかた
2-16 機械学習を使用した振動による故障予知診断のしかたとその実例
3.質疑応答
セミナー講師
(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞 有限会社アイトップ
技術コンサルタント 通訳・翻訳 工学博士 小林 英男 氏
【講師紹介】
東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および
海外事業部でセールスエンジニアとして従事。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に
語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学
大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。
㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび
技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、
技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり、
大ヒット商品を世に送り出した。
上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究の実務経験を積んだ。その後、技術コンサル
タントとして独立して25年が経過した。
リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして1部上場企業の研究、開発、
設計部署を中心に、500社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に
先進国を中心に30ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、
通訳・翻訳なども行う。
技術セミナーの講師歴は25年間。日刊工業新聞社など主催の多くのセミナーの講師を
行ってきている。
セミナー受講料
¥54,000/人(消費税、テキスト代、書籍を含む)
1社から2名様以上同時お申し込みの場合は、割引させて頂き
2名様目から¥48,600になります。(税・テキスト含む、昼食代は含みません)
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