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【セミナープログラム】
【14:00~15:10】
パリ協定における長期目標(2℃目標)や、我が国における温室効果ガス2050年80%削減目標など、エネルギー問題に世界的な関心が高まり、再生可能エネルギーや省エネルギー技術のさらなる普及が求められているなかで、これまで捨てられていた熱「未利用熱」をエネルギーとして有効活用する技術に期待が高まっている。当該技術について関連する国の開発プロジェクトにおいて国と各企業や研究所との間に立ち、研究開発の最大化を図る観点から紹介する。
1.国内の一次エネルギーの活用状況と未利用熱
2.未利用熱の排出・活用状況
3.国内外の開発事例
4.熱の3R―未利用熱エネルギー活用技術開発―
(1)Reduce 熱を削減する技術
(2)Reuse 熱を熱のまま再利用する技術
(3)Recycle 熱を変換し再生利用する技術
(4)熱マネージメント技術
5.熱利用の将来について
6.まとめ
(コラム:熱利用・開発を妨げる要因について)
7.質疑応答/名刺交換
【15:20~16:30】
産業界における製品の製造過程では多量の熱が廃棄されている。高温の排熱は今までも利用されてきたが、中低温の熱は利用し難いため従来は未利用熱として大気放出されることが多かった。しかしながら、最近はこれら中低温の熱利用にも漸く目が向けられつつある。特に中低温の熱を利用する技術を中心に、このような技術にはどのようなものがあるか、どのような特徴があるか、またどのように選定するか等、それぞれの技術を横断的に知ることにより、実際の選定に役立てることを目指す。導入の事例紹介もおこなうので実際の利用形態も理解することができる。
1.国内のエネルギーおよび産業排熱の概要
2.産業界における熱利用技術の全容
3.各種熱利用技術の特徴と動向、実用例
3-1.熱から熱を得る技術
(1)熱交換器
(2)ヒートパイプ
(3)吸収式冷凍機
(4)ヒートポンプ
3-2.熱から電気を得る技術
(1)蒸気ランキンサイクル
(2)バイナリーサイクル
(3)蒸気タービン発電機
(4)スターリングエンジン
(5)熱電素子
3-3.熱及び電気の高効率化技術
(1)コージェネレーション
(2)コンバインドサイクル
(3)燃料電池システム
4.熱利用技術の経済性
5.熱利用技術選定のポイント
6.まとめ
7.質疑応答/名刺交換
【講師】
省エネルギー部 プロジェクトマネージャー 近藤 篤(こんどう あつし) 氏 : 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
2015年から国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 省エネルギー部 に着任
様々な省エネルギー事業に携わる傍ら、ナショナルプロジェクトである「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」のマネジメントを担当。以前は半導体から太陽光発電、バイナリ―発電、自立分散電力網、そして熱利用の案件形成事業等を担当。
森 豊(もり ゆたか) 氏 : 森豊技術士事務所 代表 工学博士
1976年 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
2002年 九州大学工学研究院博士課程卒業
株式会社荏原製作所にて気体機械、バイナリー発電、燃料電池コージェネレーションシステム等の設計開発を担当。
2008年より森豊技術士事務所にてバイナリー発電、熱利用システム、燃料電池・水素技術に関した技術コンサルタントを務める。 技術士(機械)、エネルギー管理士、博士(工学)、早稲田大学非常勤講師
【受講料】
1名につき 27,100円(税込)