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先人が築き上げた品質立国日本を取り戻すために!
一度不祥事が起こると、組織は事業存続の危機に追い込まれる!
未然に食い止めるための方策を指導します
セミナー趣旨
近年、“品質立国日本”を揺るがすデータ改ざん等の事件が大企業等で繰り返され、後を絶ちません。これらの事はまさしく品質不祥事であり、“品質立国日本”の信頼を大きく低下させています。一連の品質不祥事の背景には複雑な要因が絡んでいると考えられます。少なくとも先人たちが脈々と築き上げ、世界から信頼を得てきた品質管理の文化、仕組み、ツールなどその重要性を改めて再認識し、将来にわたって日本の強みとして維持していくために、私たちがそれぞれの組織として何を行動すべきかが本セミナーのテーマです。
これらの事は、これ以上看過できない問題だと感じている方は多いはずです。今こそこれらは、国と企業を挙げて危機感を持って、未然防止・再発防止に向けた取り組みをしなければならないと考えます。
日本は、アメリカやドイツともならび、世界でも有数の高度な工業技術を持った工業国です。新興工業国の賃金の安い国の工業に対抗するため、ヨーロッパやアメリカ、日本など前々から工業国だった国は、技術力の高い製品を開発して新興工業国では作れない製品を生産し、差別化を図っているわけです。
そのような中、一度不祥事が起こると、組織は事業存続も危ぶまれる事態に追い込まれることもあり得ます。
本セミナーでは、事件から組織を守るために企業不祥事の要因と対策について、米国の組織犯罪研究者であるドナルド・R・クレッシーの法則「不正のトライアングル」〈(1)動機、(2)機会の認識、(3)正当化のキーワード…この中の一つでも欠けていれば、不正は発生しない…〉をベースに、どうすれば不祥事の未然防止・再発防止につながるかのヒントを提供できればと思います。
日本のモノづくりに誇りをもっている方々のご受講をお待ちしております。
セミナープログラム
- 1.はじめに
- 2.品質立国日本を取り戻すために
- 1)データ改ざん事件
- 2)事件から組織を守るためには
- 3.ISO26000 企業の社会的責任の解説
- 1)ISO26000の背景
- 2)組織と利害関係者
- 3)規格の構成
- 4.ISO31000 リスクマネジメントの解説
- 1)原則
- 2)枠組み
- 3)プロセス
- 5.クレッシーの法則「不正のトライアングル」解説
- 1)企業不祥事の要因と対策
- 2)不正のトライアングル
- 6.事件から組織を守るためには
- 1)内部監査の見直し
- 2)コンプライアンス教育
- 3)レコードマネージャーの導入
- 4)内部通報者の保護
- 5)クライシスコミュニケーション
- 7.理解度確認テスト(オープンブック)
- 8.演習・組織の課題抽出
- 9.エンディング
◎ 質疑応答
セミナー講師
塚田 光平 氏
塚田技術士事務所 所長
技術士 建設部門、総合技術監理部門
【略歴】
1975年 現・みらい建設(株)入社。関東支店、札幌支店、大阪支店等での作業所長を経て、1995年、本社ISO推進室課長。
1998年、京葉測量(株)へ転職、設計部長兼品質管理部長。
2000年4月、塚田技術士事務所開設。同時に同胞とISMS研究会を開催し、コンサルティング活動。ここ数年、不正防止、レコードマネージャー養成に力を入れている。
品質マネジメントシステムJRCA主任審査員(A1608)、環境マネジメントシステム審査員補(A4508)、ISMS主任審査員コース修了。
セミナー受講料
43,000円(消費税込・テキストおよび昼食を含みます)
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