ハイブリッド車・電気自動車向け車載モータへの要求特性と最新技術動向

 近年,自動車を取り巻く環境問題は、都市部における地球環境温暖化防止の観点から、地球規模でのCO2問題に発展している。この中で、内燃機関(エンジン)と電気モータ(モータ)を組み合せたハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の研究開発が盛んに行われており、既に量産車として市販されている。今後、自動車分野においてモータ駆動技術はますます重要性を増していくと考えられます。

 そうした状況を踏まえて、本セミナーでは、自動車主機用モータとして採用され、燃費向上に貢献している永久磁石同期モータの構成、小型化・高出力化等に向けた技術動向を紹介する。加えて、次世代自動車用モータとして注目される可変磁束モータについての研究開発動向を紹介する。電気自動車やハイブリッドカーに関連した研究開発に携わる技術者にとって、1つの指針となるようなセミナーにすることを目標にしている。

【講師】


加納善明(かのうよしあき)氏:大同大学 工学部 電気電子工学科 准教授(博士(工学))


【プログラム】


 1 電気自動車の歴史概観
  1.1 車両概観
  1.2 動力特性
  1.3 制御装置
  1.4 自動車のエレクトロニクス化

 2 EV・HEVのパワートレーン
  2.1 EV・HEVを取り巻く環境
  2.2 生産動向
  2.3 EV・HVの構成
  2.4 ハイブリッドシステム

 3 駆動用モータ
  3.1 交流モータの基礎:誘導モータと永久磁石同期モータ(PMモータ)
  3.2 PMモータの特徴
  3.3 PMモータの効率マップと多用動作点
  3.4 国内の自動車主機モータ:埋込磁石同期モータ(IPMモータ)
  3.5 何故IPMモータが採用されるのか
  3.6 永久磁石とIPMモータの特性
  3.7 モータにおける磁石の不可逆減磁

 4 自動車主機用モータの開発動向
  4.1 自動車主機用モータの要求性能
  4.2 技術動向1…高速化による小型・軽量化
  4.3 技術動向2…騒音抵減技術
  4.4 技術動向3…EV用モータシステム
  4.5 技術動向4…自動車補機用モータ
  4.6 自動車主機用モータの海外動向

 5 可変界磁モータの研究開発動向
  5.1 可変磁束モータの分類
  5.2 可変磁束モータのメリット・デメリット
  5.3 永久磁石の磁化状態を可変とするタイプ
  5.4 磁気回路を可変とするタイプ(機械的要素無)可変漏れ磁束モータ
  5.5 ハイブリッド界磁モータ ロータ磁石・ステータ巻線
  5.6 ハイブリッド界磁フラックススイッチングモータ
  5.7 まとめ


【受講料】


・お1人受講の場合 47,000円[税別]/1名
・1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)


 


     


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

50,760円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】中央大学駿河台記念館

【JR】御茶ノ水駅 【地下鉄】新御茶ノ水駅・小川町駅・淡路町駅

主催者

キーワード

自動車技術

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