SDGs・持続可能環境対応型社会に向けた生分解性/環境対応型包装の開発動向と将来展望・課題

欧州の直近の対応事例を基に、
今後の日本の包装の方向を提案!

包装容器を持続可能なものにするための取組について紹介


講師


第1部 ITIコンサルタント事務所 チーフコンサルタント 猪股 勲 氏

第2部 住本技術士事務所 技術士(経営工学部門)・包装管理士 住本 充弘 氏
 
(元 大日本印刷(株))
 【ご経歴】
 
業界誌に執筆多数
 2004年に大日本印刷を定年退職し、以後 国内外でコンサルタント活動を行っている。

第3部 凸版印刷(株) 生活・産業事業本部 パッケージソリューション事業部
 開発本部 第一開発部 包材2チーム 課長 香川 幸子 氏


第4部 フタムラ化学(株) 中部統括 開発グループ グループリーダー 花市 岳 氏


受講料


【1名の場合】48,600円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【2名の場合】59,400円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)


プログラム


第1部 容器包装プラスチック・フィルムの廃棄問題における、
 生分解性プラスチック・ バイオプラスチックの今後の展望

【10:45-12:00】
講師:ITIコンサルタント事務所 猪股 勲 氏


【講演趣旨】
 プラスチックの汎用化とともに、その廃棄問題の解決が注目されてきた。近年、海洋・海浜でのマイクロプラスチックスの汚染への注目から、プラスチックの自然環境への飛散減少のための世界レベルの取り組みが、特にEUを中心に加速している。従来からも、その解決の手段として注目されてきた、生分解性プラスチックがこうした動きの中で、どう位置づけられるかにつき、概説する。さらには、再生可能資源由来から、環境負荷削減の可能性を期待されるバイオベースプラスチックの関連についても考えてみたい。

【キーワード】
  1.プラスチック海洋汚染とマイクロプラスチックス
  2.生分解性プラスチックの機能と問題解決のための役割
  3.バイオベースプラスチックの位置づけ

【プログラム】
1.プラスチック廃棄物問題解決の歴史

 1-1 石油化学の発展とプラスチック廃棄物問題
 1-2 省資源問題とプラスチック廃棄物問題
 1-3 3Rの取り組みとその限界
 1-4 プラスチックリサイクルの問題点と今後の課題

2.プラスチック廃棄物問題とバイオプラスチック
 2-1 バイオプラスチックの機能
  2-1-1 生分解性プラスチックの機能活用の可能性
  2-1-2 バイオベースプラスチックの位置づけ・意義
 2-2 バイオプラスチックの機能とプラスチックリサイクル
 2-3 今後の方向と見通し

【質疑応答 名刺交換】



第2部 SDGs対応パッケージの目指すべき方向
【12:45-14:00】
講師:住本技術士事務所 住本 充弘 氏


【講演趣旨】
 各産業でSDGs対応が進められている。包装においても以前から環境対応は実施されてきたが、マイクロプラスチック問題等包装に使用するプラスチックへの規制が強化されてきている。包装材料は再生再利用が基本的なスタンスになる方向で規制が行われようとしている。従来の包装設計の考えを改めなくてはいけない。再生可能原材料由来の原反、インキ、接着剤、モノマテリアル、セパラブル構造、再生再利用が難しい素材の代替など包装仕様、スマホ活用、ICTの利用、package 4.0 など欧州の直近の対応事例を基に今後の日本の包装の方向を提案する。

【キーワード】
 1.プラスチック規制
 2.サーキュラーエコノミー
 3.再生可能原材料
 4.デジタル印刷
 5.ガスバリア性包材
 6.ネットショッピング
 7.内面非吸着・付着包装
 8.輸出包装
 9.interactive package
 10.木材由来のプラスチック

【プログラム】
1.EUのプラスチック規制の動き
 1-1 2030年に向けた規制の動き
 1-2 サーキュラーエコノミーの実施
 1-3 欧州企業の対応事例

2.再生可能原材料の動き
 2-1 印刷、ラミネートフィルム、樹脂の事例
 2-2 インキ、接着剤の動き
 2-3 再生技術の事例と欧州の取り組み

3.小ロット対応
 3-1 グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷での対応
 3-2 デジタル印刷の対応
 3-3 その他の加工工程での対応

4.機能性包装の動き
 4-1 ガスバリア性包材と木材由来のプラスチック利用
 4-2 ネットショッピング対応包装事例
 4-3 内面非吸着・付着包装
 4-4  輸出包装に求められる機能

5.interactive package 対応
 5-1 消費者と供給者の双方向コミュニケーション
 5-2 interactive package の事例(世界の事例に基づく説明と対応技術)

6.まとめ

【質疑応答 名刺交換】



第3部 環境対応型パッケージへの取り組み
【14:15-15:30】
講師:凸版印刷(株) 香川 幸子 氏


【講演主旨】
 包装容器は保存性や使用性、輸送耐性、美装性といった多様な機能を有している一方で、内容物が使用・消費された後には廃棄物になり、燃やすとCO2を排出し、海に流出すれば海洋を汚染してしまう厄介者に転じてしまいます。そこで、包装容器としての役割を果たしながらも、地球環境への負担を極力減らした包装容器の開発が求められてきています。暮らしに欠かすことのできない包装容器を持続可能なものにするための弊社の取り組みについて、幾つかご紹介させて頂きたいと思います。

【キーワード】
 1. 環境対応
 2. リサイクル
 3. リデュース

【プログラム】
1.環境対応型パッケージの方向性について

2.リサイクルの促進

 2-1 モノマテリアル化
 2-2 アルミレス紙パック
 2-3 メカニカルリサイクルPETの活用

3.プラスチック使用量の低減
 3-1 プラスチック容器の紙化
 3-2 レンジで楽チントレー
 3-3 キューブパック
 3-4 強靭化フィルムの活用
 3-5 パームパウチ
 3-6 ボトル代替パウチ

4.CO2排出量の削減
 4-1 バイオマスプラスチックの活用
 4-2 水性印刷、無溶剤ラミの活用

5.まとめ

【質疑応答 名刺交換】



第4部 世界同時「脱プラ」現象はなぜ起こったのか

【15:45-17:00】
講師:フタムラ化学(株) 花市 岳 氏


【講演主旨】
 海洋プラスチックごみ問題を発端として、プラスチックを取り巻く世の中の目は、報道されない日はないといっていい程厳しさを増しています。しかし、材料としてのプラスチックは使い勝手が良く、さらなる機能向上の可能性を秘めた素材でもあります。未来に目を向けたサスティナブルな企業活動を実現するためには、今何が起こっていて何が問題なのかを整理した上で、今後の対応を考えていかなければなりません。
 今回はプラスチック材料をめぐる国内外の動向の全体像を解説し、急激に加速した「脱プラ」の原因と本質についてお話しします。

【キーワード】
 1.海洋マイクロプラスチック
 2.バイオプラスチック(生分解性とバイオマス)
 3.プラスチック資源循環戦略

【プログラム】
1.世界的環境問題の概要

2.EUはなぜ環境規制先進国なのか


3.SDGsと環境


4.エレンマッカーサー財団の提言(ダボス会議)


5.EUのプラスチック戦略


6.パリ協定の発効(COP21)


7.海洋プラスチック憲章


8.環境省の動き


9.日本のプラスチック資源循環戦略


10.プラスチックの分類と処分の現状


11.海洋プラスチック問題は何が問題なのか


12.マイクロプラスチックに関する研究動向


13.メディアによる世界への影響


14.中国の廃プラ輸入禁止による世界への影響


15.これからはどう対応していけばいいのか


【質疑応答 名刺交換】


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主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   食品包装

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