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ゴム材料は、自動車部品などの工業製品から建築用の免震システム、またスポーツ用品や医療機器など多種多様な製品に利用されています。
実験結果に近い適切な解析結果を得るためには、ゴムの力学特性や材料試験の方法、また試験結果からシミュレーションに必要なパラメータを同定する方などを理解する必要があります。
本セミナーでは、ゴムの材料試験から解析まで豊富な知見と実績のある講師より、ゴム材料の基本的な内容から物性値取得時の注意点、また材料パラメータの同定方法、さらには解析を行う上での注意点について分かり易く説明します。
講師
寺子屋 代表 萩本 光広 氏
自動車、土木、OA機器他のゴム製品製造業でのCAE部門の立ち上げから実用化まで約30年にわたる豊富な経験(ノウハウ)があります。超弾性材料の製品開発に関わる技術支援(コンサル)やゴム材料の受託試験のご要望に対し丁寧にお応えしています。
現在、製造業4社に対しての技術支援と10件以上のゴム材料試験の実績があります。また、2008年よりCAE解援隊のWebサイトにてゴム材料に関わる各種情報を継続的に提供しています。
受講対象
・ゴムの解析に興味ある方
・ゴムのエネルギー関数定義にお困りの方
・ゴムの解析で予測精度を効率的に向上したい方
習得知識
・ゴム材料の基本的な特性と特異性について
・材料試験の注意点と最適な同定方法について
・解析を行う上での注意点と製造工程における課題と対策について
セミナープログラム
1. ゴム材料の基礎知識
金属との違いからゴム材料の特性の見方について
・ゴムの解析に必要なエネルギー関数と適用例
2. 試験方法から同定する際の注意点
・二軸試験機からのひずみエネルギー密度関数の同定方法について
・二軸試験が行えない場合の単軸試験からの推定と課題
・MooneyとOgden定義の違いと二軸試験の必要性
・ダレ(ゼロ点補正)、平均、測定誤差、硬度の差
3. CAE解析の注意点
・基本手順
・要素分割とモデリング
・その他の陥りやすい問題点について
4. CAE解析精度の向上における製造上の影響
・ゴムの変形解析において製造工程を考慮することの重要性について
・その原因から対応方法について
・超弾性から粘弾性へ
5. 質疑応答
時間の許す限り直接講師と話をすることができます
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