スパースアレーによる拡張アレー信号処理

 現在進められている5G(第5世代移動体通信)の実証実験では,送受信アンテナに等間隔矩形アレーアンテナを用いたMIMO通信システムが主として用いられている.これに対して,アンテナ素子を不等間隔かつ部分的に広い間隔で並べたスパースアレーが注目を集めている.拡張アレー処理を併用することで広い開口長の仮想アレーを構成し,高分解能な信号処理を可能にする手法として,今後の移動体通信への応用が期待されている.

 本セミナーでは,アレーアンテナの基礎から始めて,スパースアレーとその性質について解説する.さらに,拡張アレー処理を併用することで,高分解能なビームフォーミングおよび到来方向推定が可能となることを示す.

【講師】


市毛弘一(いちげこういち)氏 横浜国立大学大学院 工学研究院 知的構造の創生部門 教授(博士(工学))


【プログラム】


 1 アレー信号処理の基礎


  1.1 信号モデル
  1.2 古典的手法
  1.3 部分空間法
  1.4 最尤推定法
  1.5 圧縮センシングに基づいた手法
  1.6 相関抑圧と相互結合補償


 2 スパースアレー


  2.1 スパースアレーとは
  2.2 コプライムアレー
  2.3 ネストアレー・スーパーネストアレー
  2.4 2次元スパースアレー


 3 スパースアレーによる拡張アレー信号処理


  3.1 カトリ・ラオ積拡張
  3.2 核ノルム最小化
  3.3 ビームフォーミング応用
  3.4 到来方向推定応用
  3.5 5GほかMIMO通信への応用および今後の展望


【受講料】


・お1人受講の場合 46,000円[税別]/1名
・1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)


 受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。 


        


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


11:00

受講料

49,680円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

主催者

キーワード

通信工学

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