初心者向けセミナーです 増粘剤・ゲル化剤を扱う為の総合知識

増粘・ゲル化剤の効果を統一的に理解するための機構
分子量、濃度、温度、扱う条件…
増粘・ゲル化効果を有効的に発揮するには
両効果をレオロジーの共通語で理解する!

セミナー趣旨

 増粘剤やゲル化剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主に粘度やゲル化を調整するために使用される。増粘剤・ゲル化剤の多くは高分子物質であり、その種類も多様である。従って増粘・ゲル化効果を有効的に発揮する方法も、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。
 当講演では増粘剤、ゲル化剤の種類について述べるとともに、多くの増粘・ゲル化剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について講述する。さらに適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。

セミナープログラム

1.増粘剤・ゲル化剤の分類
 1.1 高分子系、天然高分子とその誘導体、合成高分子
 1.2 無機微粒子系
 1.3 低分子ゲル化剤系

2.代表的な増粘・ゲル化剤の特性
 2.1 多糖類及びその多糖誘導体
 2.2 合成高分子
 2.3 無機系微粒子
 2.4 低分子ゲル化剤(oil gelator)

3.増粘・ゲル化機構とその原動力 
 3.1 増粘・ゲル化機構のいろいろ
 3.2 分子間に作用するいろいろな力

4.粘性の起源
 4.1 粘性とは何か
 4.2 粘度の濃度依存性

5.弾性の起源
 5.1 弾性とは何か
 5.2 エネルギー弾性とエントロピー弾性

6.増粘剤・ゲル化剤の効果と評価
 6.1 増粘・ゲル化効果をレオロジーの共通語で理解する
 6.2 緩和時間とは何か
 6.3 増粘・ゲル化効果と緩和時間 

7.実際のデータの解釈
 セルロース系、アルギン酸溶液系、カードラン溶液系、
 キトサン・キチン誘導体系、低分子ゲル化剤系、その他の系

8.増粘・ゲル化効果を評価する便利な測定法
 その他、増粘・ゲル化効果を理解するための基礎的事項についての解説

 □質疑応答□

セミナー講師

京都大学 名誉教授 工学博士 松本 孝芳 氏
略歴
1967年 京都大学大学院 工学研究科 高分子化学 修了
1965年 千葉大学 工学部 画像工学 卒業
学協会
1991年-1992年 日本材料学会 理事
1991年-1999年 日本レオロジー学会 理事,副会長
1990年 米国レオロジー学会 (The Society of Rheology) 編集委員
受賞
1985年 日本レオロジー学会 有功賞
2003年 日本レオロジー学会 功績賞
専門
高分子科学、レオロジー

セミナー受講料

44,000円( S&T会員受講料41,800円 )
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】連合会館

【地下鉄】小川町駅・淡路町駅・新御茶ノ水駅 【JR】御茶ノ水駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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