カドミウムフリー、ZnTe、Pbペロブスカイト、
デバイス応用、分散液と粒子表面分析事例

カドミウムフリー量子ドットの開発の最新動向を
わかりやすく解説!

特性の異なる2つの量子ドット材料について、
分散液と粒子表面の評価事例をご紹介!


講師


第1部
東北大学 多元物質科学研究所 原子空間制御プロセス研究分野 教授 小俣 孝久 氏
【著作・受賞・経歴】

1.Excellent Paper Award, MRS International Materials Research Conference
 (2008.6.10, Chongqing, China)
 「CuInS2コロイダル量子ドットの合成法の開発」
2.第68回(平成25年度)日本セラミックス協会学術賞(2014.6)
 「酸化物・カルコゲナイド系コロイダルナノ結晶の合成と機能開拓」
3.Royal Society of Chemistry (RSC);
 Journal of Materials Chemistry C, 2014 Hot Articles
 「CuInS2中の点欠陥の同定,発光メカニズムの解明」
4.The American Ceramic Society,
 2017 Richard and Patricia Spriggs Phase Equilibria Award.

第2部
NSマテリアルズ(株) 執行役員 CTO 宮永 昭治 氏
【著作】

”次世代ディスプレイを実現する量子ドット蛍光体” 宮永昭治、和泉真
次世代蛍光体材料の開発(シーエムシー出版)第2編第3章 p.98-p.111, 2016年7月

第3部
東芝ナノアナリシス(株) 化学分析技術センター センター長 前田 裕志 氏


受講料


【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用、昼食費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用、昼食費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用、昼食費用を含む)

※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
 
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。 


プログラム


第1部 カドミウムフリー量子ドット蛍光体の開発とデバイスへの応用
 【10:30-11:45】
講師: 東北大学 小俣 孝久 氏


【講演主旨】
 青色LEDバックライトのへ超変換用にCdSe量子ドットを搭載した液晶ディスプレイは、UHD-TV(スーパーハイビジョン)に対応する広色域化技術として注目されており、既に数社から販売されている。カドミウムは多くの国で100ppm以下に使用量が規制される元素であり、規制値以下への使用量の削減も進められている。次のステップとなる完全カドミウムフリー化にはInPが最右翼と目されているが苦戦しており、新規材料開発も視野に入る。
 本講演では、CdSe量子ドットを例に量子ドットに求められる特性、その実現を目指したカドミウムフリー量子ドットの開発の最新動向をわかりやすく解説する。

【キーワード】
 1. コロイダル量子ドット
 2. 新材料
 3. RoHS指令

【プログラム】
1.量子ドットにおけるカドミウムフリー化
 1-1 CdSe量子ドットの特性
 1-2 Cd量を低減した量子ドット
 1-3 カドミウムフリー材料のバリエーション

2.InP量子ドット
 2-1 合成法
 2-2 発光特性
 2-3 課題と解決策

3.I-III-VI2量子ドット
 3-1 I-III-VI2量子ドットのポテンシャル
 3-2 (I-III-VI2)-(II-VI)混晶半導体量子ドット
 3-3 CuInSe2量子ドット
 3-4 CuInS2量子ドット
 3-5 AgInS2量子ドット

4.新しい化合物半導体量子ドット
 4-1 ZnTe系量子ドット
  4-1-1 ZnTe系量子ドットのポテンシャル
  4-1-2 ZnTe-ZnSe量子ドット
  4-1-3 ZnTe-ZnS量子ドット
 4-2 酸化物半導体

5.有機-無機ハイブリッドPbペロブスカイト量子ドット

6.波長変換,自発光素子への応用例

7.おわりに

【質疑応答 名刺交換】


 
第2部 量子ドットを用いたデバイスの展望
 【12:45-14:00】
講師: NSマテリアルズ(株) 宮永 昭治 氏


【講演主旨】
 量子ドット(QD)の基礎からはじめて、QD特性を活かしたデバイスへの応用について広く解説する。まずは、QDの蛍光体としての性能を発揮できるディスプレイの応用に着目して、次世代ディスプレイにおいては、必須のキーマテリアルであることを理解してもらう。ディスプレイ以外のデバイス応用に関して、量子ドット1個の基礎物性を活かした大変興味深い事例も紹介する。最後に量子ドットのデバイス応用に対する課題とその解決の方向性を示してまとめとする。

【キーワード】
 1. 量子ドット
 2. QD
 3. 色域

【プログラム】 
1.量子ドット(QD)とは

2.次世代ディスプレイ
 2.1 次世代ディスプレイに求められる社会的背景
 2.2 次世代ディスプレイに求められる技術的背景
 2.3 なぜ、次世代ディスプレイにQDが必要なのか

3.QDディスプレイ
 3.1 液晶ディスプレイ(LCD)向け白色バックライトへのQD応用
 3.2 将来有望なQDディスプレイ(QDはキーマテリアル)
 3.3 LCD with QD pixel color conversion
 3.4 μLED ディスプレイ
 3.5 自発光QD-ELディスプレイ

4.ディスプレイ以外のデバイス応用
  4.1 照明
  4.2 通信(量子暗号)
   ※ 量子ドット1個、極低温での基礎物性について

5.量子ドットデバイス応用の課題と方針

【質疑応答 名刺交換】



第3部 各種分析手法による量子ドット材料の解析事例
 【14:10-15:25】
講師: 東芝ナノアナリシス(株) 前田 裕志 氏


【講演主旨】
 量子ドットは、数nm~数十nmの大きさを持つ化合物半導体の微粒子です。主にコアと呼ばれる半導体微粒子とコアの周りを囲むシェル層、シェル層表面に結合したリガンドから構成されています。粒子サイズにより発光波長が異なる特徴があり、粒子サイズとそのばらつきをコントロールすることにより、色純度・色再現性の高い発光が期待されています。これより、次世代ディスプレイやLED, レーザ材料として注目されています。
 講演では、特性の異なる2つの量子ドット材料について、分散液と粒子表面の評価事例をご紹介します。

【キーワード】
 1. FPD
 2. リガンド

【プログラム】
1.はじめに(概要など)

2.各種評価方法

3.分散液の分析
 3-1 光吸収特性(分光光度計)
 3-2 有機不純物(GC/MS・LC/MS)

4.粒子表面の分析
 4-1 粒子形状観察(TEM)
 4-2 元素組成・結合状態(XPS)
 4-3 微量成分(TOF-SIMS)
 4-4 粒子形状観察(EDSマッピング)
 4-5 リガンド(熱抽出-GC/MS)

5.まとめ

【質疑応答 名刺交換】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

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【中央区】中央区立産業会館

【JR】馬喰町駅・浅草橋駅 【地下鉄】東日本橋駅・馬喰横山駅

主催者

キーワード

電子デバイス・部品   半導体技術   化学反応・プロセス

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