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~残留応力の解放及び変形の長期予測法~
講師
(株)SMS 代表取締役,金沢工業大学・名誉教授・工学博士 新保 實 氏
【職歴】 1974年4月金沢工業大学助手,1994年4月~2012年3月金沢工業大学教授,2012年4月(株)SMS,2012年6月金沢工業大学名誉教授.
【専門】 材料力学,粘弾性学,プラスチック材料,他,
著書:“プラスチックの粘弾性特性とその利用法-成形不良対策法/発泡制御法-“
受講料
■ R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
・プラスチック製品の設計担当者
・プラスチック製品の品質保証担当者
・プラスチック関連の技術開発者
必要な予備知識
・特に必要が無い,基礎から説明します.
習得できる知識
・プラスチックの基本特性である粘弾性特性及び熱粘弾性特性が理解できる.
・残留応力の発生機構が理解できる.
・残留応力の理論的、実験的解析方法が理解できる.
・残留応力の低減方法並びに積極的な利用法が修得できる.
・粘弾性特性・熱粘弾性特性を基準とした強度,変形の力学的取扱いの基礎が修得できる.
・粘弾性特性に成立する時間-温度換算則の概念が修得できる.
・時間-温度換算則を用いた強度,変形の長期予測法と信頼性評価法の基礎が修得できる.
・残留応力+溶剤による耐ストレスクラッキング性が修得できる.
趣旨
プラスチックの力と変形の比例定数である材料定数は,時間と温度依存性を有し緩和弾性係数や貯蔵弾性係数と呼ばれ,著しい粘弾性挙動を示す.プラスチックの成形過程で生ずる残留応力の発生要因やこれが時間や温度に伴って変化するつまり経時的な事象は,この粘弾性挙動に起因するところが大である.粘弾性挙動の時間,温度依存性には,時間-温度換算則が成立し,この法則を用いて残留応力解放に伴う変形や強度の長期予測,及び繊維強化プラスチックの諸特性の時間,温度依存性の長期予測等が可能となります.
ここでは,プラスチックの最も重要な粘弾性挙動の解釈法と応用法,粘弾性挙動に伴う残留応力の発生機構と低減化法を説明します.さらに,時間-温度換算則の誘導方法とこの換算則を用いた残留応力の解放に伴う変形予測法,強度・変形の長期予測法,加速試験法等の各事象への応用方法について説明します.
プログラム
1.プラスチックの最も重要な粘弾性の基礎知識
1-1 粘弾性特性・熱粘弾性特性とは
1-2 粘弾性特性・熱粘弾性特性の利用方法
1-3 粘弾性に伴う特異現象(クリ-プ挙動,緩和挙動)
2.弾性体と粘弾性体の力学の違いを理解するための基礎知識
2-1 プラスチックの応力とひずみ
2-2 粘弾性挙動と粘弾性モデル
2-3 応力-ひずみ関係式(構成方程式)
2-4 応力-ひずみ関係式の誘導方法
3.粘弾性挙動による残留応力の発生機構
3-1 残留応力の発生要因の分類
3-2 冷却過程で生じる残留応力の発生機構
3-3 硬化過程で生じる残留応力の発生機構
3-4 残留応力低減の成形加工法
・射出発泡 + GCP(ガス・カウンタ-・プレッシャ-)成形法
・射出中空成形法
・射出圧空成形法
4.時間-温度換算則とその解釈
4-1 時間-温度換算則の基礎概念
4-2 粘弾性挙動のマスタ-曲線の作成方法
4-3 時間-温度移動因子(ア-レニュウス型,WLF型)
5.時間-温度換算則を用いた各種事象の予測法
5-1 マスタ-曲線を用いたクリ-プ変形の長期予測法
5-2 マスタ-曲線を用いた残留応力開放に伴う変形の長期予測法
5-3 マスタ-曲線を用いたCFRPの変形,強度の経時的変化の予測方法
5-4 マスタ-曲線を用いたプラスチックの諸特性の加速試験方法
5-5 残留応力+溶剤によるストレスクラッキングの対策法
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
49,980円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
大阪府
【大阪市中央区】ドーンセンター
【京阪・地下鉄】天満橋駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂技術
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