電磁波シールドのメカニズムと材料設計、評価技術

★5G、自動運転で使われる「ミリ波帯」では、どのような電磁波シールド、吸収技術が必要になるのか?


受講料


1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 


〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕


<10:00〜13:40>※途中、昼食休憩を含む

1.5Gへ向けた電磁波シールド材料の設計とメカニズム

防衛大学校 山本 孝 氏  


【講座概要】
情報通信分野においてIoT:Internet of Thingsが進展し, 第5世代の通信技術5Gと結合しようとしている。使われる周波数は、24.25GHz〜86GHz、で ”ミリ波” である。自動車の自動走行や衝突防止は移動革命実現の中核技術であり、それらの誤動作を防ぐ ”電波シールド・電波吸収体”は必須である。今までTVゴースト(〜800MHz)や船舶レーダーの橋体による偽像(700MHz〜26GHz)対策に、近年は、無線LAN(2〜60GHz)、携帯電話(800MHz〜2GHz)、blue tooth (2.4GHz)、電力線通信(〜2GHz)、実用化したETC (自動料金支払いシステム、5.8GHz)やITS (高度道路交通システム、〜76GHz)に主として電波吸収体が開発されてきた。これらの電波障害対策に、そして5Gの完全な実現のために”近傍界及び遠方界”を考慮した電波シールド・電波吸収技術が必要とされる。 本報告では、電波伝搬の基礎からITSまで、遠方界・近傍界用電磁波シールドの設計、評価を中心に報告する。


1.電磁波シールドの歴史・基礎・評価
 1.1 5G通信の世界とは
  ・5Gの話題 
  ・5Gの取り組み
  ・ミリ波応用例
 1.2 5Gの材料を中心にした話題
  ・GaNアンプ
  ・高周波基板
  ・測定法 
  ・フィルター
 1.3 電磁波の基礎
  ・電波伝搬と反射
  ・ロッドアンテナ、ループアンテナ近傍の電磁界
  ・波動インピーダンス
 1.4 材料定数測定法
  ・複素誘電率・複素透磁率測定法
  ・測定理論
  ・測定例(CバンドからWバンドまで)
 1.5 シールド理論
  ・シェルクノフの式(シールド効果)
  ・反射損失、吸収損失の導出とその意味
  ・遠方界と近傍界のシールド効果の式導出とその意味
 1.6 シールド特性評価法
  ・自由空間法(遠方界)
  ・KEC法(近傍界)
  ・ストリップライン法(近傍界)
  ・近傍界プローブ法(近傍界)
 1.7 まとめ



【質疑応答・個別質問・名刺交換】


<13:50〜15:20>

2.電磁波シールド塗料の設計、特性とその応用展開

藤倉化成(株) 菅 武 氏  


【講座概要】
“塗料”の特長である形状や膜厚の高い任意性を活用することにより、これまで電磁波シールドにおいて課題とされていた複雑形状や細部に至るまでのわずかな隙間からの漏洩を効果的に抑制することができる。更に、現在広く利用されている様々な電磁波シールド技術と複合的に用いることにより、総合的にシールド効果を向上できる可能性について論じる。


1.シールド塗料の設計


2.電磁波シールドのメカニズム
 2.1 電磁波シールド塗料の紹介
 2.2 電磁波シールド塗料のシールド特性
 2.3 電磁波シールド塗料の適性基材
 2.4 電磁波シールド塗料の使用例


3.部品シールド用導電性ペーストの紹介


4.磁気シールドのメカニズム
 4.1 磁気シールド塗料の紹介
 4.2 磁気シールド塗料のシールド特性
 4.3 磁気シールド塗料の適性基材
 4.4 磁気シールド塗料の使用例


5.ミリ波吸収塗料の紹介


6.“塗料”のEMI/EMC対策における有効性


7.今後の展望



【質疑応答・個別質問・名刺交換】


<15:30〜17:00>


3.多機能複合材料の電磁波遮蔽特性とその評価


信州大学 倪 慶清 氏


 


1.電磁波遮蔽材料の現状と課題


2.電磁波遮蔽理論


3.電磁波遮蔽性能の評価方法


4.CFRP複合材料の電磁波遮蔽特性


5.多機能ナノ複合材料の電磁波遮蔽特性


6.まとめ及び今後の展望



【質疑応答・個別質問・名刺交換】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

64,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

通信工学

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