ポンプ選定に必要な知識と要求仕様書作成のポイント

ターボポンプのユーザー企業エンジニア必聴!


構造・基礎理論を整理したうえで、ポンプの選定・発注(仕様書の作成)に必要な知識を3時間でマスター


講座概要



ポンプは各種産業において、水、石油、化学液、薬品などの液体を移送する配管システムの心臓にも例えられる重要な機械です。ポンプが無ければ私達の生活は成り立たないと言っても過言ではありません。


ポンプが、購入者および使用者の意図通りに機能を発揮するためには、ポンプについての基礎知識を持った上で、要求する技術仕様を遺漏なく正確にポンプメーカーに伝達することが肝要です。また受注生産機においては、適正なコスト設定のためにも技術仕様を、ポンプメーカーと明確に共有する必要があります。


本セミナーでは、産業界で広く使用される渦巻きポンプに代表されるターボ形ポンプについて、ポンプの基本分類や構造分類、基本機能と性能、流量・全揚程と特性曲線、設計圧力、サイズ、さらに比速度やNPSH、キャビテーションなどポンプを扱う上で必須となる基礎理論についてわかりやすく解説します。


また要項、運転流量範囲、最高使用圧力、揚液仕様、要素部品、検査・試験仕様など、量産標準品ではない受注生産機種を主な対象として、ターボ形ポンプの選定や要求仕様書(購入仕様書)の作成を行う上で必要となる、ポンプメーカーに伝達すべき基本事項について解説を行います。


エンジニアリング会社、あるいは各種産業界でターボ形ポンプの選定や購入仕様書作成に携わる新入社員や若手技術者の方々はもちろん、ターボ形ポンプに興味をお持ちの方々の参加をお待ちしております。 



講師


吉川 成 講師(元 荏原製作所 製品開発室長)


プログラム



1.ポンプの基本分類
(1)ポンプの大分類
(2)ターボ形ポンプの種類と特徴


2.ターボ形ポンプの基本機能と性能、設計圧力とサイズ
(1)ターボ形ポンプの基本機能、要項・・・流量と全揚程
(2)全揚程の計算・・・実揚程とシステムヘッドについて
(3)ポンプ要項の決定と要項の余裕について
(4)回転速度による性能調整
(5)最高使用圧力とポンプ設計圧力
(6)水動力と効率、特性曲線
(7)比速度Ns・・・羽根車の相似性


3.キャビテーションとNPSH
(1)飽和蒸気圧力について
(2)キャビテーションとは
(3)NPSHについて・・・NPSHAとNPSHR
(4)NPSHと運転流量・・・大水量側、小水量側における影響
(5)吸込み比速度Sについて


4.試験・検査仕様
(1)検査・・・材料証明、非破壊検査、など
(2)試験・・・耐圧、機能、性能試験


5.揚液の仕様
(1)温度、密度、粘度、比熱の影響
(2)腐食性、固形物の影響


6.構造からみたターボ形ポンプ分類
(1)吸込み設備形態による分類
(2)羽根車の構造による分類
(3)ケーシング構造による分類
(4)据付制約条件による構造の選択


7.ポンプの要素部品
(1)軸受・・・自己潤滑と強制給油潤滑
(2)軸封・・・グランドパッキンとメカニカルシール
(3)駆動機・・・電動機の所掌区分と技術仕様について


8.質疑応答 



主な受講対象者





    • 電力、鉄鋼、化学、石油化学、薬品、食品、などターボ型ポンプを使用する製造業で、ポンプの選定や購入仕様書作成に従事する社員または技術者

    • エンジニアリング会社回転機部門の新入社員または若手技術者




※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

19,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

主催者

キーワード

生産工学

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