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熱電変換技術の基礎を理解し、国内外の熱電変換研究の取り組みを紹介
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー修了後、受講者のみご覧いただける期間限定(10/30~11/06)のアーカイブ配信を予定しております。
セミナー趣旨
エネルギーの安定供給を達成して持続可能な社会を実現するためには、創・省エネルギー技術の革新的向上が不可欠である。様々な環境・エネルギー技術の中でも、特に重要性が増している技術が熱電変換である。例えば、日本では一次エネルギーの大半を輸入に頼っているが、そのうち60 %以上は利用されずに熱として廃棄されている。熱電変換技術を用いることで、未利用熱エネルギーを利用価値の高い電気エネルギーとして回収できる。
本セミナーでは、まず、熱電変換技術の基礎を理解する。次に、日本、米国、欧州における熱電変換研究の取り組みを、各国の国プロを中心に紹介する。それから、熱電変換技術の研究開発最前線、具体的には、ナノテクノロジーを用いてバルク体熱電変換材料の性能指数を2倍以上に向上させることに技術、希少・毒性元素を利用しない新しい熱電変換材料の開発、材料・モジュールの評価技術について解説する。
習得できる知識
熱電変換材料の基礎、高効率化、低環境負荷化
熱電変換モジュールの基礎と設計指針
熱電変換材料とモジュールの評価方法
熱電変換研究に関連する各国の取組
セミナープログラム
1.熱電変換技術の基礎
1-1.熱電変換材料の基礎と開発のポイント
1-2.既存の熱電変換材料(テルル化ビスマス、スクッテルダイト、ハーフホイスラーなど)
1-3.熱電変換モジュールの基礎と開発のポイント
2.各国の研究開発動向
2-1.日本
2-2.米国
2-3.欧州
2-4.その他(中国や韓国など)
3.熱電変換研究の最前線:超高効率化(変換効率>12%)
3-1.低次元化による薄膜材料の高効率化
3-2.ナノ構造制御によるバルク材料の超高効率化
3-3.超高効率材料を用いたモジュール開発(電極開発など)
3-4.結晶構造の高度制御によるバルク材料の超高効率化
4.熱電変換研究の最前線:資源制約からの脱却
4-1.元素戦略と硫化物系材料
4-2.硫化物系材料を用いたモジュール開発
4-3.シリサイド系材料、有機系材料など環境に調和した熱電材料
5.標準化を目指した評価技術
5-1.熱電変換材料の評価技術
5-2.熱電変換モジュールの評価技術
6.応用への取り組み
6-1.未利用熱エネルギー(車、工場などからの廃熱)の利用
6-2.再生可能熱エネルギー(地熱、太陽熱など)の利用
6-3.エナジーハーベスティング
7.将来展望とまとめ
セミナー講師
(国研) 産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 主任研究員
(株)モッタイナイ・エナジー 技術顧問 博士(情報工学) 太田 道広 氏
<略歴など>
2002年に九州工業大学で博士号を取得後、物質・材料研究機構と室蘭工業大学で研究を進め、2006年から産業技術総合研究所に勤務。2013年から同研究所の主任研究員。2011年から2012年には、米国アルゴンヌ国立研究所とノースウエスタン大学に1年2カ月滞在して研究活動を実施。2013年には第32回国際熱電学会で組織委員を、2013年から2017年には東京理科大学非常勤講師を務めた。
現在は、日本熱電学会理事・学会誌編集委員会委員長なども務める。
セミナー受講料
55,000円(税込・資料付)
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2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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受講について
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