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炭素繊維、CFRP・CFRTPにおける
気泡や亀裂発生の解析、層間剥離・衝撃破壊ほか、
トラブルや不具合現象の可視化など解説
非破壊検査や高速カメラを用いた画像解析手法なども
セミナープログラム
【10:00~11:40】
第1部 炭素繊維および繊維強化複合材料の 分析・試験・解析方法の概要
講師 東京工業大学 物質理工学院 准教授 博士(工学) 塩谷 正俊 氏
【講座の趣旨】
炭素繊維およびその複合材料の分析・試験・解析には汎用高分子繊維とは
異なる方法が用いられる場合が多い。ここではその中でも重要な炭素繊維の
構造解析方法及び各種力学試験方法を中心に概説する。
【セミナープログラム】
1.炭素繊維の製造プロセスの概要
2.繊維強化複合材料のメリット
3.炭素繊維の構造解析
3.1 炭素繊維の構造
3.2 炭素繊維の広角X線回折・小角X線散乱
3.3 炭素繊維のラマン散乱
4.炭素繊維および繊維強化複合材料の力学試験
4.1 強度、破壊靭性及び破壊基準
4.2 単繊維を用いた力学試験
4.3 単繊維複合材料を用いた力学試験
4.4 実用的な繊維強化複合材料を用いた力学試験
【質疑応答】
【11:50~13:00】
第2部 ~CFRPを含めた~ 連続繊維複合材料の成形プロセスシミュレーション
講師 日本イーエスアイ(株) 技術本部 VMソリューション部 青野 芳大 氏
【講座の趣旨】
複合材の材料構成や成形プロセスは多種多様であり、機械的変形、流体、熱伝導、
化学反応など数多くの物理現象が含まれるため、製造上の問題・欠陥を経験則のみで
予測することは現実的に不可能と言える。本講講座では、CFRPを含めた連続繊維複合材料の
成形シミュレーションについて、適用事例を交えて解説する。
【セミナープログラム】
1.連続繊維複合材料成形シミュレーションの概要
1.1 賦形解析
1.2 含浸解析
1.3 ソリ解析
2.事例紹介
2.1 熱可塑プレス成形
2.2 RTM成形
2.3 インフュージョン成形
2.4 賦形~含浸のチェーニング解析
3.計算手法
3.1 材料モデル
3.2 構成則
4.材料物性値と材料試験
5.最新技術紹介
【質疑応答】
【13:40~14:50】
第3部 繊維強化複合材料の熱分析・動的粘弾性測定
講師 (株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ 主任 大久保 信明 氏
【セミナープログラム】
1.熱分析の概要
1.1 熱分析の定義
1.2 熱分析の種類
1.3 熱分析データの概念
2.測定例
2.1 ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板
2.2 ガラス繊維強化ポリプロピレン
2.3 炭素繊維強化エポキシ樹脂プリプレグ
2.4 炭素繊維強化ポリエーテルエーテルケトン
【質疑応答】
【15:00~16:10】
第4部 X線顕微CTによるCFRP内部構造の観察と解析
講師 (株)リガク X線研究 所長 表 和彦 氏
【セミナープログラム】
1.X線CTとは
2.CFRPの内部構造観測に必要な条件
2.1 炭素材料に対するX線透過能のエネルギー依存性
3.X線顕微CTによる観測例,定量評価
3.1 CFRP製スキーストックのCT断層像
3.2 炭素繊維薄層テープ強化熱可塑性樹脂のX線CT3次元像
3.3 強い力を受けて破壊した炭素繊維の3次元像
3.4 3次元画像から得られたCFRPにおけるボイドの抽出と体積分布
【質疑応答】
【16:20~17:00】
第5部 CFRPの発生ガス分析
講師 (株)島津製作所 分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター
副参事待遇 鈴木 康志 氏
【講座の趣旨】
炭素繊維複合材料(炭素繊維強化プラスチック:CFRP)に使用される樹脂としては
エポキシ樹脂が一般的で、耐熱性の高いポリイミド樹脂を用いたCFRPが開発されています。
ここでは、熱可塑性ポリイミドと熱硬化性ポリイミドをマトリックスとし、炭素繊維に
含浸させてシート状にした複合材料の中間素材であるプリプレグをTG-FTIR、
Py-GC/MSを用いて分析した結果をご紹介します。
【セミナープログラム】
1.TG-FTIR、Py-GC/MSによるポリイミドCFRPの分析
1.1 ポリイミド複合材料
1.2 TG-FTIRシステム
1.3 Py-GC/MSシステム
1.4 分析結果
2.DTG-60、Py-GC/MSを用いたCFRPの発生ガス分析事例
2.1 DTG-60とPy-GC/MSを用いたCFRP
2.2 装置および分析条件
2.3 分析結果
【質疑応答】
セミナー講師
【第1部】東京工業大学 物質理工学院 准教授 博士(工学) 塩谷 正俊 氏
【第2部】日本イーエスアイ(株) 技術本部 VMソリューション部 青野 芳大 氏
【第3部】(株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ 主任 大久保 信明 氏
【第4部】(株)リガク X線研究 所長 表 和彦 氏
【第5部】(株)島津製作所 分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター
副参事待遇 鈴木 康志 氏
セミナー受講料
1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
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