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効果的活用法、反応機構、
ナノ粒子・ハイブリッド材料の合成と各種材料の表面修飾、
および反応・表面分析・解析
★ 有機‐無機ナノハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御!
★ 種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などを具体的な実験例(マニュアル)を中心にやさしく説明
講師
FAM テクノリサーチ 代表 博士(工学) 山田 保治 氏
受講料
【1名の場合】39,960円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、10,800円が加算されます。
講演主旨
シランカップリング剤は主として界面制御による接着・密着性や異種材料の親和性・相溶性の向上などに使用されていたが、近年飛躍的に応用分野が広がり多種多様な工業分野で使用されるようになってきた。従来の接着・密着性の向上に加え、新規機能材料として盛んに研究され、既に塗料やコーティング剤として実用化されている有機‐無機複合(ハイブリッド)材料の開発において、複合化に不可欠な薬品として使用され重要な役割を果たしている。このように、新規材料開発におけるシランカップリング剤の用途はますます拡大し重要となっている。
本セミナーではシランカップリング剤を実務で効果的に活用するための基礎をわかりやすく説明し、有機‐無機ナノハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御、種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などを具体的な実験例(マニュアル)を中心にやさしく説明する。
プログラム
1. シランカップリング剤の概要
1-1 シランカップリング剤とは
1-2 シランカップリング剤の種類と化学構造
1-3 シランカップリング剤の機能
1-4 その他のカップリング剤(チタネート系カップリング剤)
1-5 シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法
2. シランカップリング剤の反応と作用機構
2-1 シランカップリング剤の反応
2-2 加水分解反応と縮合反応
2-3 加水分解および縮合反応機構
2-4 シランカップリング剤の反応性(反応速度)
2-5 加水分解反応と縮合反応に及ぼすpHの影響
2-6 無機材料への作用機構
2-7 有機材料への作用機構
3. シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果
3-1 シランカップリング剤の選択基準
-どんなシランカップリング剤を選べばよいか?
3-2 シランカップリング剤の使い方
-効果的な使い方は?
3-3 シランカップリング剤の処理効果
-シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?
4.ナノ粒子の調製法と粒径制御およびシランカップリング剤による表面処理法
-界面・分散性の制御
4-1 ナノ粒子の調製法
4-2 ゾル-ゲル法の基礎と応用
(a)ゾル-ゲル法の特徴、(b)ゾル-ゲル反応の支配因子、(c)ゾル-ゲル法の応用
4-3 シリカの合成法、種類、構造と粒径制御
(a)気相法、(b)液相法、(c)Stöber法
4-4 シリカの表面構造と反応性
4-5 なぜ界面の制御が必要か?
4-6 シランカップリング剤による表面修飾・改質技術
(1)表面処理法(a)固相法、(b)溶液法、(c)気相法
(2)種々の材料表面の前処理法(a)プラスチック、(b)金属、(c)シリコンウェハー、
(d)カーボン、(e)ガラス板
(3)シルセスキオキサン粒子の調製
(4)ラダー型ポリシルセオキサンの調製
(5)シランカップリング剤による表面修飾処理の実験例
(a)ナノ粒子、(b)ガラス板、(c)シリコンウェハー、(d)ステンレススチール
4-7 有機-無機ハイブリッド材料の合成法
(ゾルーゲル法、微粒子分散法(コア-シェル型ハイブリッド材料))
4.8 機能性材料への応用
5.表面キャラクタリゼーション―シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法
5-1 シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法
5-2 表面状態の解析・評価方法
(a)構造分析(FT-IR、NMR など)、(b)熱分析(DSC,TG-DTA など)、
(c)表面分析(XPS、原子間力顕微鏡(AFM))
6.参考図書
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