初心者向けセミナーです リチウムイオン電池の基礎・動向とその設計・マネジメント

IoT・スマート社会で求められるリチウムイオン電池の
性能及びバッテリーマネジメント技術とは!?
市場動向や試験規格をふまえた具体的な安全設計ほか、
劣化・性能低下のメカニズムと診断・評価まで体系的に解説!

セミナー趣旨

 リチウムイオン電池が登場してから四半世紀が経ち、近年では携帯電話やノートPCのような小型電子機器だけでなく、電気自動車や電力系統向けなど規模の大きなものにも使用されるようになりました。分散設置された電池の有効活用(エネルギー・リソース・アグリゲーション)に関する実証試験も始まっています。
 機器に搭載されたバッテリーの導入/運用/交換の費用対効果にも注目が集まっており、将来的にはストレージパリティ(定置用リチウムイオン電池導入による経済的メリットがある状態)に到達する事が予想されます。より早くストレージパリティを迎えるには、IoTとモデリング・機械学習等を組合せたリアルタイム劣化診断・残存性能評価技術が必要と考えられます。
 以上の状況を踏まえ、本セミナーでは、リチウムイオン電池を扱う際に知っておきたい以下の項目・事例について可能な限り体系的に説明します。
 1.リチウムイオン電池のこれまでの歴史・材料・性質・事故の事例
 2.規格や法令で規定されたリチウムイオン電池の特性・安全性試験
 3.リチウムイオン電池の具体的な用途とマネジメント
 4.リチウムイオン電池の劣化診断・残存性能評価

受講対象・レベル

・リチウムイオン電池を搭載する製品・機器のビジネスに関わる、研究・開発・商品企画・技術営業・マーケティング部門の方
・リチウムイオン電池及び関連部材の研究・開発や技術営業・マーケティング等に関わる方
 など

習得できる知識

1.リチウムイオン電池に関する基礎的事項
2.リチウムイオン電池の法令・試験規格の体系的知識
3.リチウムイオン電池の安全な設計・マネジメント
4.リチウムイオン電池の主要な性能と劣化診断・残存性能評価

セミナープログラム

1.リチウムイオン電池の基礎と技術・市場動向
 (1)リチウムイオン電池の概要

   (a) リチウムイオン電池の歴史
   (b) リチウムイオン電池の特徴
   (c) リチウムイオン電池の事故
 (2)リチウムイオン電池のマネジメント
   (a) リチウムイオン電池の危険事象
   (b) 各種規格試験とその分類
   (c) バッテリーマネジメントシステム
 (3)リチウムイオン電池製品の動向
   (a) リチウムイオン電池の市場
   (b) 当社のリチウムイオン電池製品開発事例紹介
   (c) 今後想定されるリチウムイオン電池の技術/市場動向

2.リチウムイオン電池の試験規格と評価試験
 (1)安全性規格試験

   (a) 機械的安全性試験(振動・衝撃など)
   (b) 環境安全性試験(温度・圧力など)
   (c) 電気的安全性試験(外部短絡・過充電など)
 (2)特性規格試験
   (a) 電気的特性試験(充放電特性など)
   (b) 寿命特性試験(サイクル特性・保存特性など)
 (3)規格化されていない試験
   (a) 危険性試験
   (b) 発熱特性試験

3.リチウムイオン電池の制御・設計
 (1)IoT

   (a) IoTの概要
   (b) エネルギー分野への応用
 (2)エネルギー・リソース・アグリゲーション
   (a) 背景
   (b) スマートグリッド(サプライ側)
   (c) 家庭や事業所のスマート化(デマンド側)
 (3)IoTを用いたリチウムイオン電池マネジメント
   (a) リチウムイオン電池の用途展開と想定サービス
   (b) 要求事項と課題
 (4)リチウムイオン電池の設計・安全マネジメント
   (a) 保護回路
   (b) 設計・使用のポイント
   (c) 安全性向上の対応

4.リチウムイオン電池の劣化診断・残存性能評価
 (1)リチウムイオン電池の劣化・性能低下と寿命

   (a) リチウムイオン電池の寿命とは
   (b) 劣化・性能低下のメカニズム
   (c) 劣化・性能低下による機器への不都合
 (2)現状のリチウムイオン電池の劣化診断・残存性能評価手法
   (a) 劣化診断・残存性能評価手法の分類
   (b) 各劣化診断・残存性能評価手法の特徴
 (3)当社の劣化診断・残存性能評価研究開発事例の紹介
   (a) 特性式を用いるモデリング手法
   (b) 特性グラフを用いるモデリング手法
   (c) ニューラルネットワークを用いる機械学習的手法
   (d) クラウドバッテリーにおける、劣化診断の経済効果シミュレーション

  <質疑応答>

セミナー講師

大和製罐(株) 技術管理部 エネルギーソリューション開発室 開発リーダー  有馬 理仁 先生

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

※新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電気・電子技術一般   電気化学   制御・システム

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開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

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電気・電子技術一般   電気化学   制御・システム

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