以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
絶縁劣化・寿命予測と粉体塗料・フィルム・車載電子電装化への応用展開
インバータサージ電圧で発生する部分放電特性と計測技術、
絶縁劣化と寿命予測などの基礎事項から、国際規格の動向!
★ 最新ナノコンポジット技術による優れた耐サージ性能をもつモータ巻線の開発状況、インバータサージ絶縁試験方法などの実用事項に至るまで包括的な技術解説を行う!
★ 小型・高出力化 vs. 高耐熱・高絶縁信頼性・高放熱設計の両立!
★ 粉体塗料の絶縁性・加工性を活かした次世代の車載モーターへの展開!
講師
第1部 兵庫県立大学大学院 工学研究科 教授 永田 正義 氏
第2部 東レ・デュポン(株) カプトン営業部 マーケティング課 課長 米長 修 氏
第3部 東亞合成(株) R&D総合センター 製品研究所 丹羽 真 氏
受講料
【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)
※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。
対象
高周波基板技術に関心・課題のある事業企画担当者、研究者、マーケッターなど
プログラム
第1部 EV用モータの絶縁劣化/絶縁破壊と計測・評価技術
【12:30-13:45】
講師: 兵庫県立大学大学院 永田 正義 氏
【講演趣旨】
最近、電気自動車等の分野において、高速・高電圧化しているパワーデバイスの技術がインバータに導入されてきており、そのため絶縁の信頼性の課題がクローズアップされている。
本講演ではインバータ駆動モータとパワーモジュールとの両構成要素に対して、絶縁評価技術と高機能な絶縁材料の適応性評価について解説する。着目点は、従来の交流での評価試験ではなく、インバータサージを模擬したインパルス電圧波形で発生する部分放電特性、絶縁劣化機構とその計測評価技術について具体例を紹介する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 省エネ電動化技術における絶縁信頼性の確保の課題
1-2 繰り返しインパルスによる絶縁劣化と評価の特徴
2.部分放電と絶縁劣化メカニズム
2-1 様々な環境要因で変化する部分放電特性
2-2 部分放電開始電圧(PDIV)の予測
2-3 絶縁劣化の要因とメカニズム
3.繰り返しインパルスによる部分放電計測法
3-1 インパルス電源と電圧波形
3-2 各種部分放電センサと検出波形
3-3 モータ絶縁評価の国際電気標準会議(IEC)規格
4.高分子絶縁材料のインパルス絶縁評価試験
5.実機モータのインパルス絶縁評価試験の実例紹介
6.ナノコンポジット技術による絶縁材料の長寿命化
7.まとめと今後の課題
【質疑応答 名刺交換】
第2部 ポリイミドフィルム カプトン®の耐熱・絶縁特性と車載用途開発
およびモーター絶縁材としての応用
【14:00-15:15】
講師: 東レ・デュポン(株) 米長 修 氏
【講演趣旨】
大型産業用モータ・発電機、電鉄車輌用モータ・インバータでは、ポリイミドフィルム カプトン®を絶縁被覆したマグネットワイヤが長らく搭載され続けています。カプトン®の特性・開発グレード・用途および民生電子デバイスの技術トレンドについて紹介し、車載電子電装化に沿った材料提案を致します。主テーマは「小型・高出力化 vs. 高耐熱・高絶縁信頼性・高放熱設計の両立」。
【プログラム】
1.ポリイミドフィルムの特性
1-1 ポリイミドフィルム カプトン®の電気的・熱的・機械的性質
1-2 民生電子デバイス用途・技術トレンドの紹介
1-3 カプトン® 新グレード・開発品の紹介
2.車載電子電装化技術トレンドとポリイミドフィルムを応用した絶縁・熱マネジメントの提案
2-1 産業用モータ・発電機、電鉄車輌用モータ・インバータ用途事例の紹介
2-2 車載用 小型・高出力モータおよびパワートレイン全般への材料提案
2-3 その他民生電子デバイスの車載エレクトロニクスデバイスへの応用提案
【質疑応答 名刺交換】
第3部 粉体塗料の熱伝導性、絶縁性と車載用電子部品、モーター周辺への応用
【15:30-16:45】
講師: 東亞合成(株) 丹羽 真 氏
【講演キーワード】
粉体塗料、パウダーコーティング、絶縁塗装、ヒートマネージメント、
次世代自動車、車載モーター、バスバー、ブスバー、熱伝導性
【講演概要】
粉体塗料は、自然環境に対する負荷が低く、省資源な工業塗装用材料として認められています。本セミナーでは、粉体塗料についてその特徴を紹介すると共に、優れた絶縁性・加工性を活かした次世代の車載モーターへの展開を解説します。
【プログラム】
1. 粉体塗料の概要
2. 粉体塗料の特徴
3. エポキシ系粉体塗料の塗膜性能
4. 車載モーター部品への応用
【質疑応答 名刺交換】
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
振動発電デバイスの特徴と原理、各方式の利点・制約、用途を解説
振動発電デバイスには、圧電方式、静電方式、電磁方式、磁歪方式という4つの主要な方式があります。これらの方式は、振動エネルギーを電気エネ... -
-
リチウム空気電池とは?リチウムイオン電池との違いや長所を解説
【目次】 リチウム空気電池とは リチウム空気電池は、その名の通り、リチウムと空気中の酸素を使用して電力を生成する次世代型の電池です... -
MEMS技術の新規事業応用:小型化、高感度、低消費電力の鍵要素
【目次】 圧電MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)は、微細な電子機械システムの一種で、圧電効...