油脂を有効的に活用! 食用油脂の基礎と劣化防止のための使用ポイントおよび抗酸化の要点

扱い方次第では食品のおいしさを引き立たせ、
一方、誤った扱い方をするとトラブルに発展する食用油脂。

どれだけの知識を持って扱っていますか?


セミナー講師


中谷技術士事務所 代表 中谷 明浩 氏 [元 J-オイルミルズ]

【専門】 食用油脂 食品生産技術 特許情報分析

【略歴】
1993年4月~ ㈱J-オイルミルズ入社
・生産技術部門に8年間従事し、
 コストダウン、収率改善、省エネルギー、プロセス開発に携わる。
・研究開発部門(研究所)に10年間従事し、
 生産プロセス開発、商品開発、品質改善に携わる。
・知的財産部門に7年間従事し、
 発明の発掘と権利化、ノウハウ保護、特許情報、ライセンス・契約、係争処理に携わる。
2018年7月 ㈱J-オイルミルズ退職
2018年9月~ 中谷技術士事務所で食品技術コンサルタントとして活動中。

【所属団体】
日本技術士会
食品技術士センター(日本技術士会登録)
食品科学工学会

【資格】
技術士(農業部門/食品化学)(文部科学省登録番号:第73081号)
エネルギー管理士
AIPE認定 知的財産アナリスト(特許)
JHTC認定 HACCPコーディネーター


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


得られる知識


食用油脂の知識、活用法、劣化防止の知識と技術、および食用油脂技術動向


対象


食品企業に所属する研究開発担当者、カスタマーサポート担当者、および品質管理担当者


セミナー趣旨


 食用油脂は、食品のおいしさを引き立たせるのに欠かせない調味料であり、加工素材でもあるため、食用油脂または食用油脂を含む食品が非常に多く存在します。しかし、取扱い方法が原因で油脂の劣化による好ましくない風味が発生した場合はどうなるでしょうか。せっかくのおいしい食品が台無しになり、消費者クレームへ発展していくと言っても過言ではないと思います。
 本セミナーでは、おいしく、安心・安全な食品開発や製造・調理のために必要な食用油脂の基礎知識、劣化の基礎知識、そして劣化防止技術について、食用油脂を主業とする食品会社に25年従事し、長年「油」と向き合ってきた講師が分かりやすく解説します。


セミナー講演内容


[キーワード]
 食用油脂、食用油、劣化防止、劣化抑制、劣化制御、劣化特性、自動酸化、熱酸化、熱劣化、
 光酸化、適正管理、油種選択、抗酸化、包装材、レシピ、劣化臭、技術動向

1.はじめに
 1.1 セミナーのプログラム:本セミナーの内容
 1.2 セミナーの背景:食用油脂を取り巻く環境・背景と油脂劣化防止の必要性について
 1.3 セミナーの目的:
  劣化防止策を知ることで、おいしく、経済的かつ効率的な製品づくりができる。
 1.4 用語について:「劣化防止」、「酸化」等の用語の定義と整理

2.食用油脂の基礎知識
 2.1 油脂と脂質:油脂と脂質のポジショニング
 2.2 食用油脂の分類:種子油、胚芽油、果実油、動物脂、水産油(魚油)等の解説
 2.3 食用油脂の生産量:世界と日本の各種油脂生産量
 2.4 化学・物理的管理指標:
  酸価、過酸化物価、色、ヨウ素価、水分 他の分析指標の解説と管理活用場面など
 2.5 各種油種の特性と用途:一般性状、風味特徴、用途など
 2.6 油脂に含まれる微量成分:トコフェロール、ステロール、リン脂質など、およびその機能
 2.7 油脂製造方法:原料(油糧種子)から製品油までの工程を解説
 2.8 食品における役割:三大栄養素にひとつである油脂と、その三大機能(調理、栄養、調味)
 2.9 食用油脂に関する最近の動向:
  有名な「トランス脂肪酸」と「グルシドール脂肪酸エステル」について

3.食用油脂劣化の基礎知識
 3.1 自動酸化:自動酸化のメカニズムと特性
 3.2 熱酸化と熱劣化:熱酸化と熱劣化のメカニズムと特性
 3.3 光酸化:光酸化:光酸化のメカニズムと特性
 3.4 各種脂肪酸の酸化特性:各種飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の酸化速度の違いなど
 3.5 各種油脂の劣化特性と違い:各種油種の過酸化物価上昇特徴、加熱安定性
 3.6 劣化の促進因子:熱、酸素、光、油溶金属、クロロフィル、食材など
 3.7 酸化・劣化油脂の毒性:過酸化脂質、アクロレイン、アルデヒドなどの毒性

4.劣化防止技術
 4.1 劣化指標と評価:
  各種劣化指標である分析項目とそれぞれの意味、及び日本、欧州基準の比較
 4.2 劣化管理の考え方:管理基準、保存試験、衛生規範遵守、官能評価、劣化抑制
 4.3 油の劣化と衛生管理:油脂に関する衛生規範
 4.4 劣化防止のための適正使用方法と管理:フライ油、保存方法、ろ過材、調理器具など
 4.5 加熱安定性の高い油脂の活用:パーム系油脂の活用と注意事項、大手食品メーカーの事例
 4.6 抗酸化剤による劣化防止:原料由来系と添加系の抗酸化剤について
 4.7 包装材による劣化防止:紫外線吸収素材、酸素低透過性の包装材について
 4.8 脱酸素による劣化防止:
  脱酸素剤による食用油の保存性とヘッドスペースゼロ酸素化の効果など
 4.9 劣化防止のためのレシピ:レシピ中の水分含量と劣化を促進する食材について
 4.10 劣化臭の抑制:焙煎油、風味油の少量活用によるマスキング効果など
 4.11 劣化抑制に関する技術動向:
  特許情報分析による油脂劣化防止技術動向と劣化臭抑制技術研究紹介

5.最後に

 □ 質疑応答・名刺交換 □