スクリーン印刷のプロセス最適化とトラブル対策

 「にじみ・かすれ」など印刷不良メカニズムから
  ペースト設計、スキージ速度の最適な条件設定まで
    スクリーン印刷を徹底解説いたします!


講師


1. (株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニットキャラクタリゼーション
        マネージャー 宮本 圭介 氏
2. (株)ミノグループ 機械事業部 印刷技術課 主任 廣木 将人 氏
3. 中沼アートスクリーン(株) 技術部 技術開発室 室長 博士(薬学) 長田 英也 氏
4. (株)セリアコーポシーション 営業本部 小林 大介 氏


受講料


1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


プログラム


【10:00-11:30】
粘度・粘弾性測定によるスクリーン印刷用インクの塗工性、分散性評価
講師 (株)アントンパール・ジャパン 宮本 圭介 氏


1.粘弾性測定とは
 1-1 粘弾性・粘弾性体とは〜身近に存在する粘弾性物質〜
 1-2 従来の粘度特性評価機とは〜回転粘度計の特徴と測定の限界〜
 1-3 粘弾性測定装置とは〜最新の粘弾性測定装置の特徴〜

2.粘弾性測定の基礎
 2-1 粘弾性測定の概要〜回転測定と振動測定〜

3.回転(静的)測定の概要
 3-1 回転測定の概要〜変形方法、粘弾性変数〜
 3-2 回転測定例   
  3-2-1 ニュートン流動現象〜粘度が一定?〜
  3-2-2 ダイラタント現象〜粘度が上昇?〜
  3-2-3 シアシニング現象〜粘度が下降?〜
  3-2-4 塗工特性評価〜スクリーン印刷における塗工性能評価(タレ性、レベリング性)〜
  3-2-5 高速塗布特性評価〜高速塗布における目詰まり評価〜
  3-2-6 法線応力評価〜スクリーン印刷における版離れ評価〜

4.振動(動的)測定の概要
 4-1 振動測定の概要〜変形方法、粘弾性変数〜
 4-2 振動測定例
  4-2-1 ひずみ分散測定〜スクリーン印刷における目詰まり評価〜
  4-2-2 周波数分散測定〜粒子の長期分散安定性評価〜
  4-2-3 温度分散測定〜塗布後のサンプルの塗膜形成過程評価〜

【質疑応答】


【12:15-13:45】
2.高品質スクリーン印刷実現のためのミノグループ「標準」の提案      
  〜 スクリーン印刷におけるスキージと印圧の適正化技術 〜
(株)ミノグループ 機械事業部 印刷技術課 主任 廣木 将人 氏


習得できる知識
・スクリーン印刷は、適正化し、標準化できる印刷プロセスであることを理解できる
・スクリーン印刷における不良の原因の究明と具体的対策
・不良を未然に防ぐための、問題点の把握と分類ができる
・インキの印刷性能の把握の重要性の理解
・「版離れ角度」の版離れへの影響度の大きさの理解


 【講座趣旨
 管理できるスクリーン印刷の実践のために スキージやメッシュ、版、
印刷諸条件の「標準」を提案します。スクリーン印刷は、インキの印刷性の判断が
最も重要だと考えます。正しくインキの印刷性を判断するために、前提条件である
スキージやスクリーン版を適正化し、諸条件を標準化することが必要です。
 本講演では、ミノグループの考える印刷諸条件の「標準」の紹介と、
様々な印刷条件変更による印刷結果の変化を、実際の印刷データをもとにご紹介いたします。
さらに、昨年来、弊社内において実施してきた、「版離れ力」を1.5倍に改善できる
「版離れ角度」維持装置での具体的な検証データを示し、高品質スクリーン印刷プロセスが
さらに容易に実現できるようになったことを紹介します


1.高品質スクリーン印刷プロセスの実現のために
 1.1 スキージ品質の適正化と「標準」
 1.2 スキージ印圧と印刷膜厚の相関及び適正印圧の設定方法
 1.3 メッシュ強度と適正テンション、クリアランスの「標準」

2.インキの印刷性能の把握
 2.1 分散安定性
 2.2 溶剤揮発性
 2.3 インキの粘度

3.印刷条件による印刷膜厚の変化
 3.1 スクリーンメッシュと印刷膜厚
 3.2 スキージ速度と印刷膜厚
 3.3 インキ粘度と印刷膜厚

4.溶剤型インキにおける印刷膜厚と色濃度の相関
 4.1 遅換溶剤型インキの膜厚変化と色濃度・⊿Eの相関
 4.2 溶剤揮発性の違いによる印刷膜厚の変化
 4.3 超遅換溶剤型インキの膜厚変化と色濃度・⊿Eの相関
 4.4 インキの溶剤揮発性と印刷解像性

5.版離れ角度の「版離れ力」への影響
 5.1 版離れの遅れの原因は、版離れ角度の変化
 5.2 ピールオフ機構での実クリアランスと版離れ角度の変化
 5.3 版離れ角度と「版離れ力」
 5.4 「版離れ角度維持」装置による印刷品質改善効果

6.高精細加飾印刷の紹介
 6.1 グラデーションパターン
 6.2 スピンパターン

【質疑応答】


【14:00-15:00】
スクリーン印刷による高精細印刷技術の開発
講師 中沼アートスクリーン(株) 長田 英也 氏


1.スクリーン印刷について

2.スクリーン印刷法とフォトレジスト法の工程


3.新規ポジ型高感度フォトレジストを使用したスクリーン版の開発


4.高精細印刷のためには

  4.1 新規高精細スクリーン版の解像性と印刷耐久性
  4.2 壁面平滑性、溶剤への親和性、耐膨潤性

【質疑応答】


【15:15-17:00】
プリンタブルエレクトロニクス市場におけるスクリーン印刷の最新技術動向
講師 (株)セリアコーポシーション 小林 大介 氏


1.会社紹介 

2.印刷条件の最適化について
  2-1 基材情報
  2-2 ペースト情報
  2-3 スクリーン製版
  2-4 印刷装置   

3.スクリーン印刷はどのような製品製造プロセスで活用されているのか 

4.タッチパネルにおける印刷技術の活用 

5.太陽電池における印刷技術の活用 

6.スクリーン印刷装置・スクリーン製版の最新技術 

7.細線形成技術提案 グラビア・オフ・セット

【質疑応答】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

64,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

印刷技術   生産工学

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