材料・構造物の耐衝撃性向上に役立つ【衝撃工学入門】



~衝撃現象・破壊の基礎と耐衝撃性評価・高速材料試験・高速度カメラによる観察法~



★自動車の衝突、タブレット製品の落下等、身近でおこる「衝撃」がもたらす破壊に強い製品を作りたい!
とお考えの方におススメの、材料技術者には敷居が高い、衝撃工学を学ぶ第一歩を踏み出すためのセミナーです。
​★高速度カメラによる材料破壊・衝撃波の撮影事例も紹介しますので、高速現象の可視化を検討したい方にも最適です。



受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )  


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
   (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
  ※他の割引は併用できません。


講師


第1部(10:30~14:20) ※途中昼食休憩含む
 衝撃現象・破壊の基礎と耐衝撃性の評価・試験法
 諏訪東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 板橋 正章 氏
 【専門】衝撃工学 2006年から諏訪東京理科大学システム工学部機械システムデザイン工学科に勤務.
 2011年より機械システム工学科(名称変更)教授. 
 2014年より工学部機械工学科(名称変更)教授.2016年より日本材料学会衝撃部門委員会委員長.
 固体材料の高速引張り力学特性を研究し,高速引張り試験方法の高精度化についても取り組み続けている.


第2部(14:35~15:35)
 高速度カメラによる衝撃・破壊現象の観察のテクニック
 (株)島津製作所 分析計測事業部 試験機ビジネスユニット 主任 徳岡 信行 氏
 【専門】高速撮影  1992年株式会社島津製作所入社 
 2004年より高速度ビデオカメラの装置開発,アプリケーション開発に携わる。


全体質疑 (15:35~15:55)


プログラム


第1部 衝撃現象・破壊の基礎と耐衝撃性の評価・試験法

 衝撃工学という分野の敷居が高く見えるのは,大学の時間割でもこのような科目名がポピュラーではないことをはじめとして,応力が波動として伝ぱすることによる準静的負荷では見られない破壊モードが観察されること,材料の応力―ひずみ曲線の形状が変わってしまうことによる.波動伝ぱについてはいくつかの実例を紹介する.応力―ひずみ曲線の速度による形状変化については過去に取得した実験結果をできるだけ多く紹介し,その程度を感覚的につかんでもらいたい.

<耐衝撃性の改善は製品差別化の手法の一つです.材料や製品ごとに経験の積み上げが必要な世界の話をしましょう.>

[プログラム]
1.衝撃工学とは何か
 1.1 衝撃特有の破壊モード
  1.1.1 波動であるという前提
  1.1.2 重ね合わせの原理が決め手
 1.2 応力―ひずみ曲線の形状変化(ひずみ速度効果)
  1.2.1 ひずみ速度の定義
  1.2.2 鉄鋼の場合
  1.2.3 アルミニウム合金
  1.2.4 プラスチック
  1.2.5 複合材料

2.衝撃破壊
 2.1 応力波の種類
 2.2 特有の破壊モード

3.計算力学との距離感
 3.1 実験事実に基づく基礎的な構成方程式
 3.2 材料定数を決めるだけの構成方程式
 3.3 時間も要素も細かく,最適な座標系と時間積分法の選択

4.高速材料試験方法
 4.1 どうして一般的な材料試験機の高速化で対応できないのか?
 4.2 オリジナルのスプリット・ホプキンソン棒法
 4.3 引張り型のスプリット・ホプキンソン棒法
 4.4 ワンバー法
 4.5 実験方法の違いによる実験データ互換性の問題

5.高速引張り試験機によって得られた知見

6.今後,衝撃工学を学ぶには
 
第2部 高速度カメラによる衝撃・破壊現象の観察のテクニック

 近年のイメージセンサの急速な進歩により,従来では考えられなかったような高速現象を可視化できるようになってきた。高速現象の中でも,衝撃による材料破壊や衝撃波は,従来から可視化の要望が強かったが,現象の時間オーダーがμsと非常に短く,可視化には高速撮影の知識が不可欠である。本セミナーでは,衝撃・破壊現象の高速撮影を実施する際に必要な基本的な事柄を解説するとともに,材料破壊,衝撃波における実際の撮影事例を紹介する。     

[プログラム]
1.高速撮影とは
 1.1 高速撮影のはじまり
 1.2 なぜ高速撮影が必要なのか? 
 1.3 高速撮影の応用分野

2.高速度カメラ
 2.1 高速度カメラの種類
 2.2 バーストセンサカメラ

3.光学系と照明
 3.1 撮影光学系
  3.1.1 カメラレンズ 
   ・レンズマウント
   ・焦点距離と視野角
   ・絞りと焦点深度
  3.1.2 拡大光学系
  3.1.3 特殊光学系
 3.2 照明光
  3.2.1 散乱光とバックライト
  3.2.2 連続光とストロボ
  3.2.3 レーザー光源

4.トリガ
 4.1 高速撮影時のトリガ
 4.2 現象に対応したトリガ信号
  4.2.1 接点トリガ
  4.2.2 光トリガ
  4.2.3 衝撃/圧力トリガ
  4.2.4 その他のトリガ    

5.撮影条件の検討
 5.1 撮影速度,露光時間
 5.2 トリガディレイ/フレーム

6.撮影・解析事例
 6.1高速材料試験
  6.1.1 CFRPの高速引張
  6.1.2 画像相関法(DIC)とは
  6.1.3 CFRPの高速三点曲げ
 6.2 高速衝突
  6.2.1 樹脂ブロック中の応力波観察
  6.2.2 衝突時の3D-DIC解析
 6.3 衝撃波の可視

7.最後に     
 □質疑応答・名刺交換□
 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

機械技術

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