化学工学(ケミカルエンジニアリング)入門セミナー

~ 勘の良い研究者・技術者を目指して ~

研究者・技術者にとって必要な化学工学の基本と実務への展開まで
幅広く解説します!


講師


技術コンサルタント 工学博士 百田 邦堯 先生

【講師紹介】
 1972年同志社大学工学研究科修士課程(工業化学専攻)終了後、森田化学工業(株) 入社。
研究部部長、取締役精密化学品事業部長、取締役堺事業所長、取締役技術本部 長、常務取締役技術本部長などを歴任後、2009年9月に同社を退任。
 その間、1994年に、「有機電解フッ素化」で山口大学工学博士を取得、2002年 に「HF系低温溶融塩」で電気化学会溶融塩委員会より溶融塩賞を受賞した。2000 年度山口大学の客員教授、2008年度京都大学客員教授などを務めた。2011~2015 年、大阪大学大学院工学研究科招聘教授。
 フッ素化学の基礎研究から開発・設備化までと幅広い技術の経験と知識を生か し、現在、フリーの技術コンサルタントなどで活動中。


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


 技術コンサルタントとして活動する中で、数多くの開発案件を手がけ、ベンチプラントやパイロットプラントの基本設計の指導や手伝い、および化学工学(ケミカルエンジニアリング)の教育を行ってきた。その中で、化学の研究開発者や技術者が、業務に必要なケミカルエンジニアリングの基礎知識や問題などを解決する知恵が不足していることを痛切に実感した。
 本講習会の主な目的として、「化学プロセスの開発から設備化まで大まかな流れ理解する。種々のエンタルピー変化を理解することにより、エネルギー収支を作成できるようになる。フロー図を理解し、より分かり易いフロー図の作成できるようになる。収支表(Flow summary table)の重要性を理解する。」を中心に、今までの初学者向け化学工学の書籍や講習会とは異なる視点から、より実務的な内容での解説を行う。
 勘が良いことは、研究や開発を進める上で大切なことであり、副題にあえて「勘の良い研究者・技術者を 目指して」を入れた。

■ この講座を受講して得られる情報・知見:
 ◎ 化学プロセスの開発から設備化までの大まかな流れ理解し、実務に役立つようになる。
 ◎ スチーム表、エンタルピー線図を利用できるようになる。
 ◎ モルベースのマテリアルバランスを重要性を理解する。
 ◎ エンタルピー変化を理解することにより、エネルギー収支を作成できる。
 ◎ フロー図を理解し、 実務に役立つようになる。
 ◎ マテリアルバランス、エネルギーバランス、収支表の関連と必要性を理解する。


セミナー内容


1 はじめに
 1. 0 なぜ化学工学は理解しにくいのか
 1. 1 本講習の目的
 1. 2 化学工学とは
 1. 3 専門図書などの紹介
 1. 4 物性値を調べる、求める、推算する
 1. 5 単位
 1. 6 フローのスケッチ
 1. 7 熱力学データを理解する
 1. 8 物質収支とエネルギー収支
 1. 9 化学平衡と反応

2 マテリアルバランス(MB)
 2. 1 分子ベースか原子ベースか
 2. 2 自由度解析(DFA)
 2. 3 化学反応を伴わないユニットプロセス
 2. 4 化学反応を伴うユニットプロセス
 2. 5 マルチユニットプロセスのマテリアルバランス
 2. 6 Excell 行列計算による連立方程式の解き方

3 エネルギーバランス(EB)
 3. 1 概要
 3. 2 熱容量とエンタルピー変化:ΔH(熱エネルギー)
 3. 3 スチームテーブル
 3. 4 生成熱( ΔHf )
 3. 5 反応熱(ΔHr)
 3. 6 エンタルピー線図
 3. 7 化学反応を伴わないプロセスのエンタルピー変化
 3. 8 化学反応を伴うプロセスのエンタルピー変化
 3. 9 エネルギーバランスの計算例

4 収支表(Flow summary table)/MB/EB
 4. 1 熱交換
 4. 2 混合
 4. 3 フラッシュ蒸留
 4. 4 硫酸の製造(硫黄燃焼)
 4. 5 イソプロピルアルコールからのアセトンの合成プロセス
 4. 6 トルエンの脱アルキル化によるベンゼンの合成プロセス

5 フロー図
 5. 1 概要
 5. 2 化学プロセスの仕組み(反応操作と単位操作)
 5. 3 プロセス設計
 5. 4 ブロックフロー図(BFD)
 5. 5 プロセスフロー図(PFD)
 5. 6 PFDの例
 5. 7 P&ID(Piping and instrumental diagram)

6 参考 ケミカルエンジニアリングの経験則
  6. 0 はじめに
 6. 1 Rule of thumb(経験則)
 6. 2 管内流速の標準値
 6. 3 総括伝熱係数の概算
 
 <質疑応答>
 
(添付資料) 
・装置シンボル
・計装記号


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