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自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN) の課題と対応 【第5部】自動車のCN対応の方向性
11,000オンデマンド
※都合により延期となりました。新規日程は7/17です。
自動運転、電動化、シェアリング、環境規制!
近未来の自動車ではどんな内装材が求められるのか?
最新情報をもとにトレンドを明確にして、
今後自動車内装材がどのような変化をしていくのかを考察します
セミナー趣旨
※耐アルコール性が良い 世界初ポリエステル-シリコーンレザーのサンプルを提示予定です。
自動車内装材・住宅・医療・食品包装材・農ビ等には、従来塩化ビニル樹脂が用いられてきた。塩化ビニル樹脂は可塑剤を混ぜて軟質塩ビ(塩化ビニール)にして用いられることが多い。可塑剤にはアレルギー物質として懸念されているオルトフタル酸エステル(Ortho Phtalate)が主に用いられてきたが、最近ではオルトフタル酸エステル以外の可塑剤に代替えが進んでいる。軟質塩ビは熱により容易に分解して、低温では硬化するためポリオレフィン系熱可塑性エラストマーやウレタン合成皮革に代りつつある。最表層にはDMF等を含んだ溶剤系表面処理剤が塗工されてきたが、最近では水系が多く用いられ、乾燥方法も熱風から赤外線に代わっている。
米国カリフォルニア州ではZEV(Zero Emission Vehicle)プログラム、EUではCO2排出量規制、中国でも深刻な大気汚染対策のため内燃機関からの脱却(電動化)が急ぎ進められている。今後はPHEV、EV、FC(Fuel Cell-燃料電池:水素発電)が増加する。自動車内装材も燃費に寄与するため軽量化が重要な観点となっている。ウレタンレザーは高強度のため薄肉化が可能で、軟質塩ビや本革の約半分の重量で自動車規格をクリアーする。
高級車は本革が主流だったが、米国でのPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の動物保護活動によりEVのテスラーモータース車は本革からウレタンレザーに代えている。英国を中心にVEGANが広まっているためドイツの高級車も本革からウレタンレザーに変化している。
運転操作がスマートフォンのようにタッチパネル化さるため、インストルメントパネルの構造が平坦になり、コックピットと言われた複雑な構造が不要になっている。またCASE(ケース:Connected・Autonomous・Shared&Service・Electric)やMaaS(マース:Mobility as a Service)の普及により自動車は個人が所有保管するものでは無くなってきている。今後は殺菌性や汚れ対策がより重要になってくる。
本講座では最新情報をもとにトレンドを明確にして、今後自動車内装材がどのような変化をしていくのかを考察していく。
セミナープログラム
1.はじめに
1.1 チャイナプラス2019(広州),上海・東京モーターショー2019,CES2020(Consumer Electric Show in Las Vegas)等の展示会情報をもとに自動車の未来を考える
1.2 人や環境への配慮
ReachやRoHS規制に呼応して欧州のOEKO-TEX等の業界団体が自主規制を設けている。塩素・臭素等のハロゲンフリー,VOC(ボラタルオーガニックコンパウンズ)・SVOC(セミボラタルオーガニックコンパウンズ)の低減,臭いの低減,軽量化,アニマルフリー化(VEGAN)が進んでいる状況を把握する
2.自動車内装材に用いられる主なプラスチック
2.1 塩化ビニル系
2.2 オレフィン系(TPV,p-TPV,r-TPO,POE,PP, PE等)
2.3 ウレタン系
2.4 スチレン系(SEBS等)
2.5 エステル系
2.6 アクリル系
3.自動車内装材部位別動向
3.1 自動車(OEM)・部品メーカー(Tier1)の動向
3.2 内装表皮材メーカー(Tier2)の動向
3.3 質感と価格と成形工法:射出成形,インモールドグレイニング(IMG),その他工法
3.4 インストルメントパネル・ドアトリム
3.4.1 TPO
(1)工程概要:配合 (安定剤処方等)、フィルム成形(押出機、カレンダー成形)、表面活性化処理(コロナ、プラズマ)、表面処理(表面処理剤と処理機の選定/水性化)、絞押(本革調の緻密な外観)
(2)TPOへの電子線照射技術
(3)電子線架橋ポリプロピレン発泡体製造技術
3.4.2 ハンドラップ用レザー
3.4.3 その他:PUスプレー,スラッシュ成形(SPM),PU-RIM,SEBS射出成形
3.5 座席表皮(シートカバー)
3.5.1 本革:クロムなめし,臭い,重い,動物保護団体
3.5.2 塩ビ:カレンダー法,キャスティング法
3.5.3 ウレタン
(1)ウレタンレザー (合成皮革:スキン層付き,人工皮革:スエード) の動向
(2)合成皮革 (スキン層有り)
・溶剤タイプコーティング法 -ハイソリッドタイプによる工程削減
・水性タイプコーティング法 -発泡層の形成方法
・ホットメルトコーティング法 -発泡層の形成方法
(3)人工皮革 (スキン層無し:スェード) -環境に優しいマイクロファイバー
(4)抗菌性・耐汚染性(ステアリングホイール含む)
(5)難燃化技術 : ハロゲン・アンチモンフリー
3.5.4 ポリエステル,シリコーン系レザーの動向:耐エタノール性(消毒薬)がウレタンより良い
3.6 座席クッション:洗濯可能な素材
3.7 加飾:動く・光る
4.【補足】自動車外装材
4.1 塗装レス:フィルムラッピング+機能
4.2 チッピング傷防止フィルム:自己修復性
4.3 バンパー,LEDヘッドランプ等 その他
5.これから
CASE(Connected・Autonomous・Shared&Service・Electric)やMaaS(マース:Mobility as a Service)の普及と自動車内装表皮材
【質疑応答】
セミナー講師
TPEテクノロジー(株) 代表取締役 西 一朗 氏
セミナー受講料
1名につき 50,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:00 ~
受講料
55,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、会場での支払い
開催場所
東京都
【品川区】技術情報協会セミナールーム
【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅
主催者
キーワード
自動車技術 高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形
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10:00 ~
受講料
55,000円(税込)/人
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【品川区】技術情報協会セミナールーム
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