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炭素繊維強化複合材料の損傷観察技術から、疲労試験方法、
疲労損傷進展評価および寿命評価技術について分かりやすく解説!
講師
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 機械科学・航空学科
准教授 博士(工学) 細井 厚志 氏
【専門】 複合材料工学、材料力学、材料強度学、破壊力学
【略歴】
2008年5月~2014年3月 名古屋大学 大学院工学研究科 助教
2007年4月~2008年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2、PD)
2005年10月~2007年3月 早稲田大学 理工学研究科 機械工学専攻 客員研究助手
2011年11月~2012年2月 シドニー大学 航空・機械・電子工学科 訪問学者
2014年4月~2016年3月 早稲田大学 理工学術院 講師
2016年4月~現在 早稲田大学 理工学術院 准教授
受講料
■ R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
設計開発、品質管理、生産技術、製造技術等の分野で複合材料を用いた製品の研究開発、材料設計に関わる方、複合材料の疲労の基礎と評価について学習したい人など
習得できる知識
・炭素繊維強化複合材料の基礎知識
・炭素繊維強化複合材料の損傷観察技術
・炭素繊維強化複合材料の疲労試験方法
・炭素繊維強化複合材料の疲労強度評価技術
・炭素繊維強化複合材料の疲労き裂進展評価技術
趣旨
金属における機械・構造物の破壊事故の原因の多くは疲労破壊によって生じているといわれています。そのため、機械・構造物の長期安全性、信頼性を確立することは設計開発を行う上で非常に重要です。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は疲労特性に優れた材料と言われていますが、マトリックスクラックや層間剥離などの損傷が疲労負荷を受けることによって発生・進展し、構造物の強度低下を引き起こします。
本セミナーでは、最近、航空機や自動車等の構造材料として注目を集めている炭素繊維強化複合材料の損傷観察技術から、疲労試験方法、疲労損傷進展評価および寿命評価技術について分かりやすく解説します。
プログラム
1.複合材料の疲労特性評価の基礎
1.1 疲労破壊事故事例
1.2 複合材料の構造と強度
1.3 複合材料の疲労損傷と評価
2.複合材料の損傷観察技術
3.繰返し変動負荷を受けるCFRP積層板の疲労寿命予測
4.海水浸漬させたCFRP積層板の疲労寿命評価
5.超高サイクル疲労におけるCFRP積層板の長期信頼性評価
5.1 疲労試験中の温度上昇
5.2 層間剥離の進展特性評価
5.3 トランスバースクラックの進展特性評価
6.CFRP積層板の疲労損傷発生予測
6.1 トランスバースクラック発生寿命予測
6.2 疲労損傷が生じないCFRP積層板の疲労強度設計
7.厚肉CFRP積層板の面外疲労強度特性評価
7.1 厚肉CFRP積層板の面外方向疲労試験方法
7.2 厚肉CFRP積層板の面外方向疲労寿命評価
キーワード 炭素繊維,樹脂,プラスチック,成形,研修,講習会
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