IT紛争に学ぶ、システム要件定義と仕様書作成のポイント

要件定義における「ユーザ」と「ベンダ」の役割分担とは?

IT導入を目指すユーザ組織・担当するベンダ企業など対象として,
トラブルなく進める方法を「ワークショップ」も含めて丁寧に解説します。


講師


シーエヌアイアイティアドバイザリサービス 代表 細川 義洋 先生

■ 経歴
 日本電気ソフトウェア株式会社(現NECソリューションイノベータ)にて金融業向け情報システム及びネットワークシステムの開発・運用に従事した後、日本アイ・ビー・エム株式会社では、ITコンサルタントとしてシステム開発・運用の品質向上や企業のIT戦略立案の支援を行う。また、東京地方裁判所においてIT紛争を担当する民事調停委員、専門委員も務めた。
 現在は、政府CIO補佐官としてデジタルガバメントの推進やIT化による行政改革などに取り組む傍ら、ITプロジェクトに関する著述、講演、研修等を行っている。

■ 専門および得意な分野・研究
IT関連法務、ITの要件定義・RFI・RFP、品質改善、
オープンデータおよび政府系システム開発 他

■ 主な著書
・ある日突然AIがあなたの会社に:マイナビ出版(2018年)
・システムを「外注」するときに読む本:ダイヤモンド社(2017年)
・成功するシステム開発は裁判に学べ!:技術評論社(2017年)
・紛争事例に学ぶ、ITユーザの心得【契約・費用・法律編】 (2017年)
・紛争事例に学ぶ、ITユーザの心得【提案・開発・プロジェクト管理編】(2017年)
・プロジェクトの失敗はだれのせい?
 紛争解決特別法務室 “トッポ―” 中林麻衣の事件簿:技術評論社(2016年)
・モメないプロジェクト管理77の鉄則:日本実業出版社(2014年)
・なぜ、システム開発は必ずモメるのか?:日本実業出版社(2013年)

■ 本テーマ関連学協会での活動
情報処理学会会誌 2014年 2月号 「IT紛争の事例とそこから見える問題点・知見」寄稿
情報処理学会 CITPフォーム参加 他


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■ 講座のポイント
 元IBMコンサル、東京地裁IT調停委員で現在、政府CIO補佐官を務める論者が、IT導入を目指すユーザ組織、担当するベンダ企業に対して、要件定義書、仕様書の書き方を講義します。
 組織の目的、業務の課題と解決策、業務要件、システム化要件(機能要件/非機能要件他)等要件定義書に書いておくべき事柄と、そのポイントを裁判など深刻なITトラブルの事例も参考に習得していただきます。
 本研修を受講して、真に組織の活動に資するITをトラブルなく導入するヒントを得ていただきたいと思います。

■ 受講後、習得できること
・IT導入における要件定義の方法
・トラブルを起こさないための要件定義のポイント
・要件定義におけるユーザとベンダの役割分担

■ 本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・PMBOK
・CMMI for DEV
・経済産業省ソフトウェア開発モデル契約書 他

■ 講演中のキーワード
・要件定義(書)
・IT紛争/裁判
・デジタルトランスフォーメーション
・業務プロセス改善
・機能要件・非機能要件


セミナー内容


Ⅰ. はじめに 要件定義を巡る紛争の事例

Ⅱ. 要件定義書/仕様書の記載内容(※)

Ⅲ. 要件定義書記載のポイント(1)
 (ア) 組織の目的と要件とのトレーサビリティ
 (イ) 業務フローから導くAs-IsとTo-Be 業務要件
 
. ワークショップ:組織の目的から業務要件を導き出す。
 
. 要件定義書記載のポイント(1)
 (ア) 機能要件記述のポイント
 (イ) 非機能要件とは
 (ウ) 要件の優先順位付け
 
. その他
 (ア) アジャイル開発における要件定義の進め方
 (イ) ベンダに求めるべき (ベンダが提示すべき) プロジェクト管理
 (ウ) ベンダに求めるべき (ベンダが提示すべき) 品質保証
 
Ⅶ. まとめ 要件定義を行うにあたっての心構え(ユーザ、ベンダ)

※ 詳細
 ・組織の基本状況・状況と課題、解決方針およびKGI/KPI
 ・IT導入の目的・主旨のねらい
 ・新業務の概要/導入の目的とメリット/システム化方針・範囲・新システムイメージ
 ・システムの基本要件
 ・スケジュールと体制
 ・マスタ・スケジュールとマイルストーン
 ・システム実現方式とシステム構成(想定)
 ・機能要件・非機能要件概要
 ・開発方針(想定)
 ・成果物(想定)
 ・プロジェクト計画
 ・品質保証計画とSLA案
 ・作業分担案


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】江東区産業会館

【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

情報技術   プロジェクトマネジメント一般

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】江東区産業会館

【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

情報技術   プロジェクトマネジメント一般

関連記事

もっと見る