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化学物質リスクアセスメントの進め方を、具体例を用いながらご紹介。
リスク低減のために何をするべきなのか? 海外を含めた動向は?
講師
早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所
招聘研究員 理学博士 髙月 峰夫 先生
■ 経歴
一般財団法人 化学物質評価研究機構 専務理事(旧)
早稲田大学 客員教授(旧)
■ 専門および得意な分野・研究
物理化学、環境科学
■ 本テーマ関連学協会での活動
経済産業省化学物質審議会委員
ストックホルム条約 Persistent Organic Pollutants Review Committee(POPRC)
メンバー
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■ 講座のポイント
2018年8月現在約1億4千3百万種類の化学物質がCASに登録されている。このことは、我々の現代生活において化学物質は不可欠であることを示している。これらの化学物質と上手に付き合うためには、その有害性を知るとともに、それらとどの程度関わっているかを知る必要がある。
本講座では、リスク評価の概要を紹介するとともに、リスク評価を基にした国際的管理の動向を紹介する。
■ 受講後、習得できること
・リスク評価書の理解
・化学物質の有害性データの入手
・化学物質の環境分布の簡易予測
・化学物質の初期リスク評価
・具体的なリスクアセスメントの進め方のヒントがわかる
■ 本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
・特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
(化管法、PRTR法)
・労働安全衛生法(安衛法)
・OECDテストガイドライン
・安全データシート(SDS)
■ 講演中のキーワード
・人健康影響評価
・生態影響評価
・暴露評価
・化学物質等安全データシート
セミナー内容
■ 講演プログラム
1.化学物質の国際的管理の歴史
OECDテストガイドライン
高生産量物質(HPV)
スクリーニング用データセット(SIDS)
残留性有機汚染物質(POP’s)
2.具体的な化学物質リスクアセスメントの進め方・各評価法の実際
2−1.有害性評価
(1)有害性データ
人健康影響評価
変異原性、急性毒性、長期毒性、繁殖毒性、発がん性、内分泌かく乱
環境影響評価
藻類繁殖毒性、ミジンコ遊泳阻害、ミジンコ繁殖毒性、魚類毒性
定量的構造活性相関(QSAR)
(2)安全係数(不確実係数)
(3)無毒性量(NOAEL)、予想無影響濃度(PNEC)
2−2.暴露評価
(1)暴露データ
環境分布予測
物化性状(対水溶解度、LogPow、ヘンリー定数)
分解性(加水分解、微生物分解、光分解)
生物蓄積性
排出係数
数理モデル
ユニットワールド、フガシティーモデル
各種暴露予測プログラム
耐容一日摂取量(TDI)、予想環境濃度(PEC)
2−3.リスク評価
リスク比
不確実係数積
リスク管理
3.リスク評価の実例
3−1.リスク評価の義務化
コントロール・バンディングの利用
3−2.消費者製品中の化学物質のリスク評価
4.リスク低減のための取り組み
4−1.国内外での取り組み
化審法、労安法
ストックホルム条約
4−2.企業の役割
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