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状況に応じた適時適切な危機管理対応の重要性を、
具体例を示し、改めて提示!
セミナー趣旨
従業員による不祥事から、個人情報漏洩、品質偽装、不適切会計、カルテル…これら企業にとっての危機は突然に訪れるだけでなく、訪れた危機に応じた、適時適切な対応が求められる。そのためにも、普段から緊急時を想定した準備はしておくべきであるが、平時からその準備をぬかりなく行っている企業は少ないのが実態ではないか。
しかしながら、誤った危機管理対応が企業に甚大な損害をもたらし、時には倒産にまで至らせることは枚挙にいとまがないところである。
そこで、本セミナーでは、具体例を示しつつ、状況に応じた適時適切な危機管理対応の重要性を改めて強調させていただくことをまずは行いたい。
その上で、平時・有事に分け、それぞれにおける危機管理のあるべき姿について解説させていただく。
平時については未然防止(予防統制)と早期発見(発見統制)の見地から、そもそも企業不祥事等の危機をどのように防ぎ、またどのようにして適時に不祥事を発見していくかの勘所をご紹介する。ここでは随時法令上の要請との関係や上場会社における不祥事対応のプリンシパル、上場会社における不祥事予防のプリンシパル、経産省グループガバナンスガイドラインといったソフトローに触れていくこととしたい。
有事については、不幸にして実際に企業不祥事が起こってしまった場合を想定し、ステークホルダーの信頼をいち早く回復するための諸方策をご紹介する。
この中では事実究明のポイントだけでなく、広報のあり方はどうあるべきか、第三者委員会はどのような場合に設置すべきかといった悩ましい問題にも可能な限り応えていくことを目指したい。
さらに、一歩話を進めて、日本版司法取引といった近時設けられた法制度への対応などについても、検察の実務を知る者による解説を行う予定である。
本講演が、平時から有事まで、危機管理のあらゆる場面における虎の巻となり、ステークホルダーからの目が益々厳しくなっている中での危機管理対策の指針となることを望む。
受講対象・レベル
法務部門、総務部門、監査部門など関連部門のご担当者
セミナープログラム
1 企業の「危機」の諸類型と具体例
2 危機管理虎の巻~平時編~
(1)予防統制におけるポイント
(2)3つの防衛線とその活用法
(3)発見統制におけるポイント
(4)隠ぺいを防ぐための諸方策
(5)近時の動き
3 危機管理虎の巻~有事編~
(1)有事における原理原則
(2)事実調査におけるポイント
(3)件外調査の要否とそのポイント
(4)原因分析と再発防止策の策定
(5)風化を防ぐために
(6)いくつかの悩ましい問題
4 危機管理虎の巻~一歩先へ~
(1)行政機関からの調査への対応
(2)日本版司法取引の理解・その対応方法
(3)その他いくつかの刑事事件への対応ポイント
5 総括
6 質疑応答・ディスカッション
セミナー講師
岩田合同法律事務所 弁護士 永口 学 氏 /岩田合同法律事務所 弁護士 山田 祐大 氏
セミナー受講料
会員 35,200円(本体 32,000円)
一般 38,500円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
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