ディスプレイ・表示デバイスの最新技術トレンド~OLED、μLED、PeLEDからLEDoS、OLEDoSまで~

市場動向やAI・メタバース時代に求められるディスプレイから、最新技術動向を交えた各デバイスの解説(材料・構造・製造・実装・評価方法など)と将来展望まで。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

      スマートフォンが社会インフラの基準となった昨今、小型ディスプレイに求められる性能も大きく変化している。一方、地上波放送が退潮傾向で配信視聴が特に若者の間でメジャーになりつつある。テレビはネット接続された配信視聴用として大型化が進み、小型テレビはスマホやタブレットでの視聴に移行しつつあるといっても過言ではない。そのため、スマートフォン用やタブレット用のディスプレイの、より高性能化が求められるようになってきた。また、リモート環境による在宅勤務等が長くなり、加えてAI技術の急速な進展により、画面の精細度や発色性等に対する、より現実に近いバーチャルな環境再現が求められてきている。技術的には、より大画面化、高度な画像表現、高精細、高色再現性、高速応答などが求められるようになってきた。それを実現する極めて中核的な重要な技術が、有機EL(OLED)や発光ダイオード(LED)をベースとしたディスプレイ技術である。必然的に、有機エレクトロニクス技術や最近急発展を遂げてきているマイクロ(μ)LEDを用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。これらの観点から見ると、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。性能向上に大きく貢献する量子ドット(QD)の開発が進み実際に搭載される機器も登場している。さらに、新機能であるフレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイも、ボトルネックであった実装技術に急速に進展が見られ、従来のLED技術の延長線上ではない新たな構造のLED技術も提案され始めた。
      本講演では、成熟期を迎えた有機EL(OLED)の高度化と、本格的な商用化フェーズに突入したμLED、さらには次世代の旗手として期待されるペロブスカイト発光デバイス(PeLED)を中心に、表示デバイスの最新潮流を詳解する。 現在、市場は単なる高精細化から、XR(拡張現実)デバイス向けの超高密度LEDoS(LED on Silicon)やOLEDoS(OLED on Silicon)、車載・空間演出を支える形状が多様化したディスプレイへと軸足を移しているが、QDによる色変換技術の進化や、プロセス・イノベーションがもたらす製造コスト低減の道筋についても解説を試みる。材料・装置・パネルメーカーの垂直統合型開発が不可欠となる中、持続可能な社会に資する超低消費電力技術と、五感を刺激する没入型体験の実現に向けた技術についても展望する。

    受講対象・レベル

    ディスプレイに関係する材料、部材、パネル製造、セットメーカの事業企画、開発企画、開発、製造、設計技術者や経営者、
    投資家、調査企業

    必要な予備知識

    この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。

    習得できる知識

    ・ディスプレイ技術・産業の最新市場動向
    ・AI時代に要求されるディスプレイ技術概要―有機EL(OLED)、液晶 (LCD)、発光ダイオード(LED)の
      それぞれの優位性や課題等のベンチマーキング
    ・OLED、LED、μLEDのデバイス構造とその製造方法
    ・デバイスの評価方法
    ・量子ドット(QD)技術とその現況と将来展望
    ・ペロブスカイト量子ドット(PeQD)の最新技術動向
    ・μLEDの実用化と実装技術動向
    ・OLED材料、LED材料の基礎知識
    ・OLED、μLEDディスプレイ等の期待される応用分野と今後の方向性
    ・LCD(液晶)の新たな展開。LCDの今後。生き残るのか、消えていくのか?LCDの今後の課題と展望
    ・最新ディスプレイ事情―QLED,QD-OLED,新構造μLED等
    ・AIやメタバースを見据えたOLED,μLEDディスプレイ技術とその将来展望
    など

    セミナープログラム

    1.ディスプレイ市場の変遷と今後の展望
     ・液晶・有機ELから次世代エミッシブ(自発光)デバイスへのパラダイムシフト
     ・形状の多様化:折りたたみ、巻き取りから伸縮(ストレッチ)へ
     ・市場シェア予測と主要プレイヤーの戦略動向
     ・2026年におけるポストOLED技術動向
    2.有機EL(OLED)技術の深化と新たな挑戦
     ・高輝度化と長寿命化
     ・青色燐光・TADF材料の最新実用化状況
     ・中型パネル(IT用)への展開
     ・インクジェットプリント技術による大型パネル製造
    3.マイクロLEDの技術革新と量産化の課題
     ・実装技術の進化
     ・微細チップにおける外部量子効率(EQE)低下の克服
     ・検査・修復(リペア)工程の自動化と歩留まり改善技術
     ・100インチ超大画面テレビとウェアラブル端末という二極化展開へ
    4.XR・メタバースを牽引するマイクロディスプレイ
     ・LEDoS(LED on Silicon)とOLEDoS(OLED on Silicon)
     ・超高解像度化
     ・高輝度ARグラスを実現するフルカラー小型ディスプレイ
    5.量子ドット(QD)材料による色純度革命
     ・QD-OLEDおよびQD-μLEDにおける色変換
     ・非カドミウム材料の性能向上と環境規制への対応
     ・電子注入型量子ドット(QLED)の現状とLED化への展望
     ・ペロブスカイト量子ドットによる超広色域(Rec.2020 90%超)の実現
    6.空間コンピューティングと新たなディスプレイ
     ・自動車HMI(Human-Machine-Interface)におけるピラー・トゥ・ピラー表示の進化
     ・窓ガラスや鏡と一体化するスマートサーフェス技術
     ・医療・産業用途における超高精細ディスプレイ
    7.将来展望
     ・日本の材料メーカー・装置産業が担うべき役割と国際競争力強化の鍵
    <質疑応答>


    *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     山形大学 フレックス大学院 客員教授  菰田 卓哉 氏

    ■ご略歴
    1978年 京都大学電子工学科卒業
    同年 松下電工株式会社(現、パナソニックホールディングズ株式会社)入社
    1991年~1997年 Panasonic Electric Works 英国研究所所長
    2007年~2014年 NEDO委託事業「高効率有機EL素子の研究開発」プロジェクトリーダー
    2015年10月~2022年3月 山形大学COI研究推進機構産学連携教授
    2017年4月~2023年3月 株式会社フラスク最高経営責任者(CEO)
    現在 山形大学フレックス大学院客員教授、大阪大学特任教授

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
    *「見逃し視聴あり」でお申込の場合、当日のご参加が難しい方も後日セミナー動画の視聴が可能です。

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    主催者

    開催場所

    全国

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30 ~

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    関連記事

    もっと見る