製品含有化学物質管理の基本と実践(2回シリーズ)
拡大し続ける法規制や顧客要求への対応には、「組織」として取り組む製品含有化学物質管理の仕組みが必要です。製品含有化学物質管理の基本から、実践におけるさまざまな課題への対策案まで説明します。
日時
第1回 2026年10月7日(水)09:30~12:00
製品含有化学物質管理の基本
第2回 2026年10月14日(水)09:30~12:00
製品含有化学物質管理の実践
セミナー趣旨
製品含有化学物質管理で重要となるのは、chemSHERPAやIMDSを使って、サプライヤから調達品の含有化学物質の情報を入手することだけではありません。情報の入手は手間がかかりますが、やみくもに情報提供の依頼をしたり、情報収集の作業に追われるだけになってしまっては、本末転倒です。
必要な製品含有化学物質管理は、管理に取り組む組織の業種・業態、企業規模、扱う製品の種類や量、サプライヤ数、製造工程などによって異なりますので、それらを熟知するそれぞれの組織がしっかり考えながら、自ら管理に取り組む必要があります。その中で、製品含有化学物質の情報授受も適切なタイミング、範囲、方法で実施すべきと考えます。
一方で、製品含有化学物質管理は、組織内で閉じた活動ではなく、サプライヤなどと一緒に取り組む必要があります。また顧客などから管理状況について、問合せや評価されることがあるかもしれません。そのようなケースを考えると、製品含有化学物質管理の「標準」をふまえた管理の仕組みを構築することも有効と考えられます。
本講座では、製品含有化学物質管理に関するJIS規格やガイドラインなどの「標準」を参考としながら、それぞれの組織が、ものづくりや管理状況に応じた管理に取り組めるように、説明や事例の紹介を行います。
第1回では、製品含有化学物質管理の基本的な考え方や方法について、説明します。これから、本格的に製品含有化学物質管理に取り組む組織、新たに製品含有化学物質管理を担当する方などを想定した内容となります。
第2回は、現在の製品含有化学物質管理を見直して、確実で効率的な管理の仕組みとする必要がある組織や実務を担当される方も想定して、より実践的な製品含有化学物質管理の方法を紹介したいと思います。
2回とも、事前質問や質疑応答で、具体的な困りごとにもできる限り、対応します。
習得できる知識
・製品含有化学物質管理の仕組みの構築・改善において、参考とすることができる標準文書の把握
(JIS Z 7201:2017 製品含有化学物質管理-原則及び指針、JAMP(現CMPコンソーシアム)発行の
製品含有化学物質管理ガイドラインなど)
・製品含有化学物質管理を実践するための原則や考え方、基本的な取組み方法、注意点の理解
セミナープログラム
第1回 10月7日(水)09:30~12:00
「製品含有化学物質管理の基本」
1.製品含有化学物質と製品含有化学物質管理
・製品含有化学物質とは
・製品含有化学物質に関わる法規制の整理
・製品含有化学物質に関わる法規制や顧客要求への組織的な対応
・化学物質と組織の関わり
2.製品含有化学物質管理に関する標準・参考文書
・JIS Z 7201:2017 製品含有化学物質管理-原則及び指針
・JAMP(現CMPコンソーシアム)発行の製品含有化学物質管理ガイドライン(第4版)
・JAMP発行の製品含有化学物質管理に関するガイダンス など
3.組織における製品含有化学物質管理の基本
3.1 製品含有化学物質管理基準の設定
3.2 設計・開発段階における管理
3.3 購買段階における管理
・サプライヤからの製品含有化学物質情報の入手・確認
・サプライヤにおける製品含有化学物質管理の確認
3.4 製造段階における管理
・変換工程(化学品から成形品を製造する工程)
3.5 変更の管理
3.6 その他
(質疑応答)
第2回 10月14日(水)09:30~12:00
製品含有化学物質管理の実践
1.体系的な管理、マネジメントシステムとしての製品含有化学物質管理
・他のマネジメントシステムと製品含有化学物質管理
・組織における製品含有化学物質管理の仕組みと運用
・製品含有化学物質管理ガイドライン(第4版)をふまえた体系的な管理のポイント
・法規制、規格標準、管理当局の求める管理
2.サプライチェーンにおける製品含有化学物質管理の実践
2.1 製品含有化学物質管理基準
・製品含有化学物質管理基準の設定の考え方
・製品含有化学物質に関わる法規制、顧客要求の理解と反映
2.2製品含有化学物質管理の範囲
・製品含有化学物質管理の範囲を適切に設定するための視点
・製品含有化学物質管理の適用漏れの例
2.3 調達品とそのサプライヤの製品含有化学物質管理
・段階的なアプローチ、リスクに応じたアプローチ
・サプライヤとのコミュニケーション
2.4 製品含有化学物質情報の管理
・サプライヤ、顧客との情報授受 など
・製品含有化学物質情報の入手、保存、提供
2.5 外部委託、変更等における管理
・製造委託先、いわゆるOEM品の管理
・4M変更における管理など
2.6 製品含有化学物質管理に必要な機能の分担
・製品含有化学物質管理は誰がすべきか?
・トップマネジメントの役割
2.7 製品含有化学物質管理のゴール
・製品含有化学物質管理はどこまでやればよいのか?
2.8 これからの製品含有化学物質管理
・管理が必要な「懸念物質」の拡大
・サーキュラーエコノミーに対応した製品含有化学物質管理
3.サプライチェーンにおける製品含有化学物質管理の課題や困りごとへの対応(事前質問へのコメント)
(質疑応答)
*JAMP(現CMPコンソーシアム)発行の製品含有化学物質管理ガイドラインは、次のサイトから入手できます。
Https://cmp-consortium.com/docs/guidelines
セミナー講師
合同会社Oksinra Works & Consulting 代表 菅谷 隆夫 氏
技術士(環境部門、総合技術監理部門)
■ご経歴等
2025年6月 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 退社
2025年7月 合同会社Oksinra Works & Consulting 設立
■ご専門および得意な分野・ご研究
製品含有化学物質管理
含有化学物質を考慮した、ものづくり、サプライチェーン管理、サーキュラーエコノミーなど
■本テーマ関連の専門学協会等での委員会ご活動
2006年9月~2025年10月 アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP) 管理ガイドライン技術委員会委員長
2025年11月〜 CMPコンソーシアム 管理ガイドライン技術委員会委員長
2016年7月~2017年3月 製品含有化学物質管理に係わる改正JIS原案作成委員会副委員長・
作業部会主査 [JIS Z 7201:2017発行]
2017年5月~2018年3月 製品含有化学物質管理ガイドライン第4版協働検討会 座長
セミナー受講料
税込(消費税10%)、資料付
| 参加形態 | 区分 | 見逃し配信なし | 見逃し配信あり |
|---|---|---|---|
| 1講座のみの参加 | 1日目又は2日目 | 1名36,300円 ↓1社2名以上同時申込料金↓ 1名25,300円 |
1名41,800円 ↓1社2名以上同時申込料金↓ 1名30,800円 |
| 全講座(2講座)の参加 | 1・2日目 | 1名52,800円 ↓1社2名以上同時申込料金↓ 1名41,800円 |
1名61,600円 ↓1社2名以上同時申込料金↓ 1名50,600円 |
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
※申込時に見逃し配信「なし」「あり」どちらかをお選び下さい。
※各回、別の方が受講いただくことも可能です。
※1社2名以上同時申込は、同時申込、同形態(講座数、参加日)でのお申込にのみ有効です
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
主催者
開催場所
全国
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください