Scope2改定を見据えた 電力分野の時刻別CO₂排出評価の最新動向
開催日時 2026年08月25日(火) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
GHGプロトコルScope2改定に向けた議論が進む中、企業の再エネ調達やCO₂算定のあり方が今後変化する可能性がある。近年、再エネの導入拡大に伴い電力の供給構造は大きく変化しており、排出原単位も時間帯や地域で変動するようになっている。このため、従来の年間平均値による評価に加え、「いつ電力を使用したか」を考慮する時刻別評価への関心が高まっている。改定議論ではアワリーマッチや供給可能性バウンダリなどが焦点となっており、企業の戦略にも影響を与える可能性がある。
本講演では、時刻別評価の考え方や国内外の最新動向を整理し、EV充電や蓄電池活用の分析事例を通じて、今後の制度動向や企業への影響を解説する。
受講対象・レベル
・エネルギー調達部門
・サステナビリティ/脱炭素推進部門
・経営企画・投資判断部門
・電力・インフラ関連企業
習得できる知識
・アワリーマッチ前提での再エネ調達判断の基準設計
・AEF/MEFを踏まえた時刻別CO₂算定ロジック
・EV充電・蓄電池による排出最適化の具体シナリオ
セミナープログラム
1. 時刻別CO₂排出評価の必要性と背景
(1) 世界のCO₂排出量と電力分野における評価の重要性
(2) CO₂排出原単位の考え方
(3) 年平均評価の課題と時刻別評価への関心の高まり
2. GHGプロトコルScope2改定の動向と時刻別評価
(1) GHGプロトコルの概要
(2) Scope2改定における主な論点
(3) アワリーマッチと供給可能性バウンダリ
(4) Scope2改定の最新状況と再エネ調達への影響
3. 時刻別CO₂排出原単位の考え方
・ 平均排出原単位(AEF)と限界排出原単位(MEF)
4. 国内外における時刻別CO₂排出原単位の提供事例
(1) 海外における提供事例
(2) 国内における提供事例
5. 時刻別CO₂排出評価のケーススタディ
(1) 時刻別CO₂排出原単位の一日の変化
(2) オフィスビルをモデルとした算定比較
(3) EV充電における時間帯別の評価
(4) 公開データの算定手法比較
(5) 蓄電池活用によるCO₂削減効果
6. 今後の制度動向と実務への影響
(1) 既存契約・再エネ調達への影響
(2) 今後の制度動向
セミナー講師
一般財団法人エネルギー総合工学研究所
カーボンニュートラル技術センター 電力システムグループ
主任研究員
水谷 真隆 氏
■中部電力で送電・研究開発を経て現職、電力CO₂原単位やGHGプロトコルなど制度と実務を横断した研究に従事
東京理科大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修了(生産技術研究所)。
2017年、中部電力株式会社へ入社。送電部門にて送電鉄塔の維持管理・建設業務に従事。
2021年、同社電力技術研究所にて、送配電設備の脱炭素化に向け、環境負荷低減型コンクリート柱などの研究開発に従事。
2024年より一般財団法人エネルギー総合工学研究所へ出向。
現在はカーボンニュートラル技術センターにおいて、再生可能エネルギー導入拡大に向けた電力システム全般の調査・研究に従事し、
近年は特に、電力分野におけるCO2排出原単位や時刻別排出評価手法、GHGプロトコルなどの脱炭素関連制度に注目している。
セミナー受講料
1名:37,270円(税込)
主催者
開催場所
全国
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。