摩擦・摩耗の基礎と摩耗メカニズムの理解・分析・評価技術

~摩擦・摩耗トラブルの対策、材料・表面処理・潤滑条件などの改善、部品の長寿命化・信頼性向上~

 受講可能な形式:【ライブ配信】のみ

「なぜその摩耗が生じたのか」をメカニズムの観点から解説
摩擦表面では何が起こっているかを正しく理解して適切な診断・評価および対策を金属材料に加え、電気接点材料,ブレーキ摩擦材,高分子材料,ガラス材料など幅広い材料系の実験事例を紹介

摩擦・摩耗・潤滑(トライボロジー)に携わっている方、または基礎から学びたい方は是非

 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    摩擦・摩耗は、機械部品や装置の性能・寿命・信頼性を左右する重要な現象であり、摺動部品の損傷や性能低下、異常発生の原因となります。一方で、摩擦・摩耗現象は、材料特性、接触状態、荷重、速度、温度、潤滑など多くの因子が複雑に関係するため、摩耗の原因やメカニズムを適切に把握することが重要です。

    本セミナーでは、摩擦・摩耗に関する基礎知識を整理するとともに、凝着摩耗、アブレシブ摩耗、疲労摩耗、腐食摩耗などの代表的な摩耗現象について、その発生メカニズムや特徴を体系的に解説します。さらに、摩耗状態や損傷原因を把握するための各種分析・評価技術について、原理や特徴、適用方法を紹介します。
    摩擦・摩耗現象を単に「摩耗量」や「摩擦係数」といった結果だけで捉えるのではなく、「なぜその摩耗が生じたのか」をメカニズムの観点から理解し、適切な分析・評価につなげるための基礎力を身につけることを目的とします。これにより、摩擦・摩耗に起因するトラブルの原因究明や、材料・表面処理・潤滑条件などの改善、さらには機械部品の長寿命化・信頼性向上に役立つ知識の習得を目指します。

    受講対象・レベル

    機械・自動車・産業機器などの設計・開発、材料・表面処理、品質保証・故障解析、摩擦・摩耗試験やトライボロジー評価に携わる技術者・研究者。特に、摩擦・摩耗に関する基礎知識を身につけたい方、摩耗損傷の原因究明や分析・評価技術を習得したい方、摩擦・摩耗特性の改善に取り組む方を対象とします。

    習得できる知識

    ・摩擦・摩耗現象およびトライボロジーの基礎
    ・各種摩耗形態とその発生・進行メカニズム
    ・摩擦・摩耗に影響を及ぼす各種因子とその考え方
    ・摩擦・摩耗試験および摩耗状態の評価方法
    ・表面・摩耗損傷の分析・解析技術
    ・摩擦・摩耗トラブルの原因究明と対策の考え方
    ・材料・表面処理・潤滑による摩擦・摩耗特性改善の基礎知識

    セミナープログラム

    1.摩擦・摩耗・潤滑(トライボロジー)の基礎
     1-1.トライボロジー概論
       ・トライボロジーとは
       ・摩擦・摩耗・潤滑の相互関係
       ・機械システムにおける摩擦・摩耗の役割
       ・摩擦・摩耗が機械部品の性能・寿命・信頼性に及ぼす影響
       ・摩擦・摩耗現象を理解するための基本的な考え方
     1-2.固体表面と接触
       ・固体表面の微視的構造と表面粗さ
       ・真実接触面積と見かけの接触面積
       ・接触圧力と接触状態
       ・材料特性と表面特性が摩擦・摩耗に及ぼす影響
       ・表面改質・コーティングと接触特性
     1-3.摩擦・摩耗メカニズム
       ・摩擦発生の基本メカニズム
       ・凝着,掘り起こし,変形などの摩擦機構
       ・凝着摩耗
       ・アブレシブ摩耗
       ・疲労摩耗
       ・摩耗の発生・進展と摩耗形態の変化
       ・摩耗メカニズムと材料・使用条件との関係
     1-4.摩擦・摩耗の評価パラメータ
       ・摩擦係数
       ・摩耗量・比摩耗量・摩耗率
       ・試験条件と評価結果の関係
     1-5.潤滑状態
       ・潤滑の役割と基本概念
       ・境界潤滑・混合潤滑・流体潤滑
       ・潤滑膜と摩擦・摩耗特性
       ・潤滑不良による摩耗・損傷事例

    2.摩擦・摩耗試験と評価技術
     2-1.摩擦・摩耗試験の種類・用途
       ・摩擦・摩耗試験の目的と基本的な考え方
       ・各種摩擦・摩耗試験機の種類と特徴
       ・試験条件(荷重・速度・温度・雰囲気・潤滑など)の設定
       ・試験結果の解釈と実機への適用
       ・摩擦・摩耗試験における注意点
     2-2.表面分析・評価技術
       ・摩耗面・摩擦面を観察する基本的な考え方
       ・表面分析結果から摩耗メカニズムを推定する方法
       ・複数の分析手法を組み合わせた原因究明
     2-3.可視化技術と摩耗メカニズム評価事例
      2-3-1.金属表面下の摩擦・摩耗
      2-3-2.電気接点・通電下の摩擦・摩耗
      2-3-3.ブレーキ摩擦材の摩擦・摩耗
      2-3-4.高分子材料の摩擦・摩耗
      2-3-5.ガラス材料の摩擦・摩耗

    3.機械摩擦面の損傷と状態監視技術
     3-1.機械摩擦面の損傷形態
       ・機械摩擦面に生じる代表的な損傷
       ・摩耗,焼付き,疲労,剥離,き裂などの損傷形態
       ・摩擦・摩耗トラブルの原因究明事例
     3-2.状態監視技術と評価事例
       ・機械摩擦面の状態監視の基本的な考え方
       ・振動・音響・温度・摩擦係数などによる状態評価
       ・AE(アコースティック・エミッション)センシングによる摩擦・摩耗状態の評価

    4.まとめ
    5.質疑応答・総合討論
       ・摩擦・摩耗に関する受講者からの質問への回答
       ・実際の摩耗・損傷事例に関する意見交換
       ・摩耗メカニズム,分析・評価方法に関する総合討論
       ・個別の技術課題・トラブルへのアプローチについての討議

    セミナー講師

    神奈川大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 長谷 亜蘭 氏

    略歴
    2009年3月:千葉大学大学院 自然科学研究科 人工システム科学専攻 修了(博士(工学))
    2009年4月:埼玉工業大学 工学部 機械工学科 講師
    2018年4月:埼玉工業大学 工学部 機械工学科 准教授
    2023年2月:理化学研究所 客員研究員(兼務)
    2026年4月:神奈川大学 工学部 機械工学科 教授

    専門
    トライボロジー,AEセンシング,精密機械加工,科学教育,工学教育

    研究の内容
    摩擦・摩耗・潤滑を対象とするトライボロジー研究を基盤として,AE(アコースティックエミッション)センシングなどの先進計測技術を用い,摩擦・摩耗現象の可視化・メカニズム解明,摩耗・損傷の検知・評価,機械設備の状態監視・異常診断に関する研究を行っている。 特に,軸受や機械要素を対象としたAEによる摩耗・損傷の早期検知や状態監視,予知保全技術の開発に取り組んでいる。

    研究のキーワード
    トライボロジー,摩擦,摩耗,潤滑,アコースティックエミッション(AE),AEセンシング,弾性波,摩耗メカニズム,摩耗粒子,凝着摩耗,状態監視,設備診断,プロアクティブメンテナンス,可視化,In situ観察,機械加工,切削,研削,研磨,工具寿命,精密工学,生産工学,軸受,スマートメンテナンス

    セミナー受講料

    49,500円

    定価:本体45,000円+税4,500円
    E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料

    1名分無料適用条件

    ※2名様とも、E-Mail案内登録が必須です。
     2名様以降の受講者は、申込み前にE-Mail案内登録をお済ませください。
    ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
    ※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は代表者にS&T会員マイページにて発行します(PDF)。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
     (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
    ※他の割引は併用できません。

    2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
    3名で74,250円 (3名ともE-Mail案内登録必須​) 
    ※4名以上も1名追加ごとに24,750円を加算


     テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

    1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
     定価:本体36,000円+税3,600円
     E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
      ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
      ※他の割引は併用できません。

    主催者

    開催場所

    全国

    備考

    配布資料
    製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)
    ※ライブ配信受講で開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
     到着が間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

    オンライン配信
    ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
    アーカイブ配信 受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)


    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    関連記事

    もっと見る