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各材料の抗菌・抗ウイルスのメカニズムから
実際の試験法、製品化事例を解説します!
講師
1.大阪大学 大学院工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 准教授 博士(工学) 清野 智史 氏
2.広島大学 大学院医歯薬保健学研究院 口腔生物工学研究室 教授 歯学博士 二川 浩樹 氏
3.ダイワボウノイ(株) 機能材料研究開発室 室長 築城 寿長 氏
4.(株)NBCメッシュテック エグゼクティブアドバイザー 工学博士 中山 鶴雄 氏
受講料
1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
プログラム
【10:00-11:30】
1.銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能と抗ウイルス性能
講師 大阪大学大学院 清野 智史 氏
【講義内容】
1.放射線還元法による繊維表面への銀ナノ粒子固定化法
2.放射線還元法による銀ナノ粒子担持繊維の材料学的評価
3.銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能評価
4.銀ナノ粒子担持繊維の抗ウイルス性能評価
5.銀ナノ粒子担持繊維の安全性評価
6.まとめ
【質疑応答】
【12:15-13:45】
2.固定化抗菌・抗ウィルス剤Etakの特性とその抗菌・抗ウイルス効果
講師 広島大学大学院 二川 浩樹 氏
【講座趣旨】
固定化抗菌剤Etakは、現在様々な用途で使用されています。安全性も高くや抗菌性も高いという観点からも非常に汎用性が高いと考えています。
【講義内容】
1.固定化抗菌・抗ウィルス剤Etakについて
2.抗菌効果について
3.抗インフルエンザ効果について
4.製品例
5.インフルエンザウィルスについて
6.皮膚への固定化について
7.非エンベロープウィルスに対して
【質疑応答】
【14:00-15:30】
3.抗菌・抗ウイルスなどの機能を持ったヘルスケア繊維製品の開発
講師 ダイワボウノイ(株) 築城 寿長 氏
【習得できる知識】
・抗菌・抗ウイルス加工製品の評価・基準・表示について
・抗菌についての考え方・諸問題・動向
・製品の開発事例からの商品の方向性
【講座趣旨】
抗菌製品は繊維からスタートし、30年以上が経過した。当初は、医療や産業で使われている殺菌剤をベースに使用されてきた。付加価値としての価値は下がり、安全性など社会背景も変化を遂げてきた。ウイルス、カビなど身の回りに健康を脅かすものが増えており、防御のためにより安全なものが求められている。
1.抗菌・抗ウイルス加工製品の評価・基準
1.1 抗菌を巡る問題
1.2 繊維製品の評価・基準
1.3 繊維製品以外の評価・基準
2.抗菌・抗ウイルス加工繊維
2.1 繊維製品での開発事例
3.高機能繊維「アレルキャッチャー」
3.1 酸化酵素の生体模倣(バイオミメティック)
3.2 解毒メカニズムから生まれた消臭繊維
3.3 抗菌機能の必需性
3.4 抗アレルゲン機能
3.5 痒み鎮静繊維「アレルキャッチャーAD」
3.6 抗白癬菌機能
3.7 ヘルスケア繊維のメディカル分野での問題
3.8 「アレルキャッチャー」の製品展開
【質疑応答】
【15:45-17:15】
4.抗ウイルス材による固着・不活性化技術と応用製品の開発
講師 (株)NBCメッシュテック 中山 鶴雄 氏
【習得できる知識】
本公演では一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌メカニズムとそれを応用した抗菌・抗ウイルス技術の様々な応用展開についての技術情報が得られ、また、応用展開した製品の詳細な特性と様々な商品展開の可能性の情報が得られる。
【講座趣旨】
現状の防護服で医療従事者の感染リスクを低減するためにはウイルスを固着して短時間で不活化する制御技術が必要であり、本講演では、ウイルスが拡散して感染症が拡大するリスク低減を目的に、一価銅化合物の抗菌・抗ウイルス性を応用した細菌・ウイルスの制御技術について解説する。具体的には一価銅化合物の抗菌・抗ウイルス性とそれらのメカニズムについて説明し、さらに、一価銅化合物を応用した不織布製品や高分子充填材料、塗料・インク、液体型殺菌消毒剤など、様々な応用展開について紹介する。
【講義内容】
1.(株)NBCメッシュテックの会社概要
2.抗ウイルス技術の開発要因とブレークスルー
3.銅化合物の抗ウイルス・抗菌性
3.1一価銅化合物の抗ウイルス作用
3.2一価銅化合物の抗菌作用
4.細菌・ウイルス制御技術「Cufitec」の概要
5.ウイルス固着・不活化薄膜の不織布への応用
5.1ウイルスの固着効果と不活化効果
5.2様々な細菌に対する抗菌効果
5.3インフルエンザウイルスに対する効果
5.4たんぱく質の抗ウイルス性への影響
5.5不織布の各種製品展開
5.5抗菌性、安全性
5.6抗ウイルス性を有するマスクのFDAの医療機器認証
6.一価銅化合物の塗料・インキへの応用
6.1 透明フィルムへの展開
6.2 PE製防護服への展開
6.3 拭き取りシートへの展開
7.一価銅化合物のエタノール製剤への応用
8.一価銅化合物のアルミニウム部材への応用
9.まとめ
【質疑応答】
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