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摺動部品の低摩擦、コーティングの耐摩耗、ローラーのすべり防止
高分子材料を用いて従来材料と同じく、遜色ない摩擦、
摩耗特性を実現するには?
セミナープログラム
【10:00-12:30】
1.トライボロジーの基礎と高分子材料での考え方
東京理科大学 佐々木 信也 氏
【習得できる知識】
高分子材料を摺動部材に利用する際の、材料選択、材料設計、構造設計、 信頼性および注意すべき点に関する基礎的な知識
【講座の趣旨】
摺動部品にはすでに多くの高分子材料が利用されているが、今後も金属、無機 無機材料からの転換が益々進むと考えられる。一方で、高分子材料の摩擦・摩耗特性については、金属等の材料特性とは異なる点も多く、その材料選択や設計に際しては注意すべき点も多い。
1.トライボロジーの基礎
1-1 トライボロジーとは
1-2 固体表面と接触
1-3 摩擦のメカニズム
1-4 潤滑のメカニズム
1-5 摩耗のメカニズム
1-6 潤滑剤
2.高分子材料のトライボロジー
2-1 摺動部材用高分子材料
2-2 高分子のトライボロジーの特徴
2-3 表面物性評価方法
2-4 摩擦・摩耗特性評価方法
2-5 設計上の注意点
【質疑応答】
【13:30-16:45】
2.高分子材料の摩擦・摩耗のメカニズムと制御
工学院大学 西谷 要介 氏
【習得できる知識】
高分子材料のトライボロジー,高分子材料のトライボロジー的性質の改質法,ポリマーアロイ・ブレンド・複合材料の基礎
【講座の趣旨】
プラスチック・ゴムをはじめとした高分子材料のトライボロジー特性を制御する方法として,ポリマーアロイ・ポリマーブレンド・複合材料の技術を用いた改質法を中心に説明致します
1.高分子材料の基礎
1-1 高分子材料について
1-2 高分子材料の特徴
1-3 高分子材料の性質
1-3-1 高分子の三態
1-3-2 TgとTm
1-3-3 粘弾性
1-3-4 各種材料 (金属など) との比較
2.高分子材料のトライボロジー
2-1 高分子材料の摩擦
2-1-1 高分子材料の摩擦メカニズム
2-1-2 高分子材料の摩擦特性
2-2 高分子材料の摩耗
2-2-1 高分子材料の摩耗メカニズム
2-2-2 高分子材料の摩耗特性
2-3 限界pv値
3.高分子材料のトライボロジー制御法
4.ポリマーアロイ・ブレンド化によるトライボロジー制御
4-1 ポリマーアロイ・ブレンドについて
4-2 モルフォロジー制御
4-3 ポリマーアロイ・ブレンド化によるトライボロジー制御例
4-4 ポリマーアロイ・ブレンドの材料設計ポイント
5.複合化による制御
5-1 高分子複合材料について
5-2 高分子トライボマテリアルに用いる充填材
5-3 複合化によるトライボロジー制御例
5-4 高分子複合材料の材料設計ポイント
6.多成分系複合材料による制御
6-1 多成分系複合材料について
6-2 多成分系複合材料化によるトライボロジー制御例
6-3 成形加工の影響
7.高分子トライボロジー制御のまとめ
【質疑応答】
セミナー講師
1.東京理科大学 工学部 機械工学科 教授、トライボロジーセンター長 佐々木 信也 氏
2.工学院大学 工学部 機械工学科 教授 西谷 要介 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
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