以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
撹拌装置のスケールアップ・計算法・使いこなし実務と
トラブル対策まで
★ 教育の場が少なく、現場での経験が重視されることも多い攪拌技術のコツを、基礎知識から体系的に理解できます。
★ 初級者でも実務に活用できるようになることを目指し、数々の事例を織り交ぜながら、わかり易く講義します。
講師
青木(株) 生産本部 技術課 寺尾 昭二 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
○ 過去の受講者の声:
・わかりやすかった。実務的な話で良かった。
・今抱えている問題解決のヒントとなりました。
・非常に勉強になった。社内で共有したい。
・大変わかりやすかった。テキストも今後使用できるようまとまっていて良かった。
・撹拌条件の決定までの必要なことがわかり、とても勉強になりました。
等々
○ セミナーポイント:
撹拌操作は、化学工業をはじめとするほとんどの分野の工業で行われている。しかし、今日のような多様化する攪拌装置への要求を満たすには、従来の方法では限界がある。
攪拌装置の選定や設計は従来より経験的かつ非体系的に行われてきたために、だれでも容易に選定や設計ができる分野ではなかった。また撹拌は、工業的には単に ”かき混ぜる” だけでなく、物質移動、熱移動、反応などの促進や制御を目的としているので、これらと撹拌装置の各要素がどのように関わるのかが非常に難しい問題でもある。
本セミナーでは、経験の浅い、初級者にも理解できるよう、理論に加え実務事例を織り交ぜながら、体系的にわかりやすく、攪拌装置の選定と設計について解説する。特にスケールアップについてはクローズアップ的にその方法や問題点、解決方法などについて取り上げる。また、実際に発生したトラブル事例とその解決策についても述べ、トラブルや失敗のない撹拌装置の選定と設計を目指すための解説をおこなう。
○ 受講対象:
・主に対象となる工業:
一般化学、石油化学、樹脂、ゴム・接着剤、インク・塗料工業、製紙、
食品業、医薬品、化粧品など
・主な対象者:
研究開発、エンジニアリング(設計、技術、工務など)、製造現場等の
初級〜中級の技術者など
上記で、これから撹拌を始めたいとお考えの方・撹拌工程で困っている方・
もう少しスキルアップしたいとお考えの方等を対象としています。
○ 受講後、習得できること:
撹拌機の選定についての基礎知識(撹拌翼の選定、スケールアップなど)
また、撹拌機特有のハード的基礎知識と使いこなしなどについて修得出来る。
セミナー内容
第1部 撹拌概説
1.撹拌とは
2.撹拌の形態と目的
3.撹拌機の主たる適応分野と応用例
4.撹拌槽内の流動形態(フローパターン)
5.撹拌装置の分類
第2部 撹拌機の最適選定
1.撹拌機の選定手順
2.撹拌機の選定 STEP−1 「撹拌条件の設定」
3.撹拌機の選定 STEP−2 「撹拌翼の選定」
(1)撹拌翼の種類と特長
(プロペラ翼、タービン翼、パドル翼、アンカー翼、リボン翼、その他の撹拌翼)
(2)撹拌翼の設計ポイント
4.撹拌機の選定 STEP−3 「翼径および回転数の決定」
5.撹拌機の選定 STEP−4 「撹拌動力の算出」
6.撹拌機の選定 STEP−5 「撹拌装置ハード部の選定と設計」
(1)電動機について
(2)インバータの使用について
(3)減速機について
(4)変速機について
(5)軸封部について
(6)撹拌槽、邪魔板および付帯設備について
第3部 撹拌にかかわる計算とスケールアップ
1.撹拌レイノルズ数
2.撹拌動力の計算
3.吐出量、循環量の計算
4.撹拌操作のおけるスケールアップ
(1)撹拌装置のスケールアップ概説
(2)撹拌機のスケールアップ方法
(3)P/V一定のスケールアップの問題点
(4)各撹拌目的とスケールアップ
1)液−液系撹拌における均一混合(混合時間について)
2)液−液系撹拌における分散目的(生成液滴径について)
3)固−液系撹拌における沈降防止(浮遊限界速度について)
4)固−液系撹拌における溶解(固体の溶解速度について)
5)気−液系撹拌における反応(気液物質移動係数について)
5. スケールアップのための撹拌実験方法と留意点
(1)実験装置と実験方法、測定方法
(2)実験の留意点
第4部 撹拌装置のトラブル事例
1.撹拌操作に関わるトラブル事例
(1)撹拌不良の事例
1)液−液系撹拌における撹拌不良の事例
2)液−固系撹拌における撹拌不良の事例
3)反応を伴う撹拌の撹拌不良の事例
(2)その他の撹拌操作からくる問題点
1)付着の問題
2)発泡の問題
2.各構成要素のトラブル事例
(1)変速と危険回転数 実測と計算例
(2)槽内液の揺動(スロッシング)の事例
<質疑応答>
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