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【自動車触媒】知っておきたい自動車触媒材料の基本!
「これまでの基本をおさえたい?」「材料選定のポイントは?」
「触媒コート材のレオロジー?」
★ 業界のキーマンによる毎回好評のセミナーです!
講師
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授・部門長 工学博士 小澤 正邦 先生
【講師紹介】
1981年 (株)豊田中央研究所 研究員
1993年 名古屋工業大学 セラミックス研究施設 助教授
2004年 同 大学院 物質工学専攻 教授
2008年 同 セラミックス基盤工学研究センター長(~2010年)
2013年 名古屋大学大学院 教授 (工学研究科/エコトピア科学研究所)
2016年~ 名古屋大学 未来材料・システム研究所 材料創製部門長・教授
■ 専門および得意な分野・研究
自動車触媒およびナノ材料の物性の理解と物理的手法による解析を触媒性能向上へ結びつける、環境触媒の材料工学分野を専門としている。これまで実用的な開発への適用や耐熱性自動車触媒の開発を行い、とくに1987年にセリアジルコニア系酸素貯蔵能触媒を発明した。以後、セリア系酸素貯蔵能材料やナノ触媒材料の基礎研究、開発研究を進めている。
■ 本テーマ関連学協会でのご活動
2011~12年にNEDO希少金属開発プロジェクトでセリウムを低減化した自動車触媒の開発のプロジェクトリーダ、2013~2016年に同プロの白金族低減化担当、2009~11年、文科省地域イノベーション都市エリア事業で環境調和型セラミックス開発の研究統括に従事した。日本材料学会理事・副会長(2013~16年)、触媒学会西日本支部幹事、廃棄物資源循環学会東海支部幹事。SAE(米国自動車技術協会)ET2准賞、日本化学会化学技術賞、日本材料学会学術貢献賞、粉体粉末冶金協会研究功績賞等を受賞。
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■ 講師より
自動車触媒の諸機能と基礎技術、開発研究の経緯、材料物性、それに基づいた触媒材料の現状や成形・劣化対策の技術、今後の研究開発の方向性を解説する。主として、材料工学の面から自動車触媒の見かた、開発アプローチやその使いこなし方についての基本を理解できるようにする。また、受講者からの個別の課題・質問についても出来る限り回答する。
■ 受講対象者は?
・自動車排気処理(システム)の開発担当者
・排ガス触媒の研究開発者
・触媒材料の分析技術担当者
・排ガス関連セラミックスの研究開発者
・本分野に携わっている知財業務担当者
・貴金属材料を取り扱っている方々
・環境関連新規事業の企画・戦略担当者 など
■ 受講することで得られる知見、習得できることは?
・自動車触媒の基本材料
・自動車触媒のナノ構造についての情報
・酸素貯蔵能などの固体物性と触媒活性
・触媒材料の扱い方
・最新技術動向
▽ 前回の同講師セミナー受講者からの声(アンケートより)
「『なぜ』とセットでご説明頂き大変理解しやすかったです」(研究開発)
「触媒の分析事例の所が特にためになりました」(触媒先行開発)
「細かい質問にも応対頂き、ありがとうございました」(触媒開発)
セミナー内容
1 はじめに
1.1 自動車触媒の基本技術
1.2 排気規制の現状と動向
1.3 自動車触媒と材料工学
2 自動車触媒
2.1 自動車触媒に要求される本来的な性能
2.2 三元触媒の基本構成
2.3 ディーゼル触媒の基本構成
2.4 その他のエンジン排気触媒
2.5 まとめ
3 自動車触媒のナノ材料
3.1 自動車触媒の材料設計
3.2 貴金属、担体と助触媒
3.3 材料の選定上のポイントについて
3.4 酸素貯蔵能−セリアジルコニア材−
3.5 ナノレベル構造の制御
3.6 まとめ
4 自動車触媒コート層
4.1 触媒コート層の構造と材料組織
4.2 触媒成形技術による高性能化
4.3 コート用スラリー材の分散とレオロジー
4.4 触媒コート層の分析と解析
4.5 まとめ
5 自動車触媒用基材
5.1 使用条件と形態
5.2 各種基材の材質と特徴
5.3 PM(パティキュレートマタ―)対応基材
5.4 まとめ
6 自動車触媒の評価と劣化への対策
6.1 劣化現象と解析
6.2 対策・応用例
<質疑応答・名刺交換・個別相談>
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