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高分子添加剤の高性能化、添加剤起因対策、劣化解析法
★ 劣化の原因に有効的に対処する添加剤の役割と添加剤の高性能化について解説!
★ 添加剤による変色の要因と対策とは!
★ プラスチックとゴムの添加剤分析法および劣化解析法について、実例を交えて紹介!
★ 樹脂・ゴム材料の実用的な変色劣化防止対策を解説!
講師
第1部
工学院大学 先進工学部 応用化学科 有機高分子化学研究室
講師 博士(工学) 山口 和男 氏
【著作・受賞・経歴】 日本MRS学術シンポジウム優秀論文賞(1995年)
第2部
クラリアントケミカルズ(株) 田中 浩二 氏
第3部
(株)住化分析センター 大阪ラボラトリー 組成解析グループ 竹内 宏樹 氏
第4部
(株)AndTech顧問 高分子学会フェロー
元 関西技術研修所 特定課目講師 今井 昭夫 氏
受講料
【1名の場合】48,600円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【2名の場合】59,400円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、昼食、テキスト費用を含む)
※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。
対象
高分子劣化変色に関心のある技術者
プログラム
第1部 高分子材料の劣化、変色のメカニズムと添加剤作用機構
【11:00-12:15】
講師:工学院大学 山口 和男 氏
【講演趣旨】
有機化合物であるポリマー材料は、製造、加工、使用時において自動酸化劣化します。本セミナーでは、劣化の原因およびそれに対する有効的な対処法としての添加剤の役割と添加剤の高性能化について解説します。
【キーワード】
1.高分子材料の酸化劣化
2.酸化劣化防止剤
3.酸化防止剤の開発
【プログラム】
1.ポリマーの劣化機構
1-1 劣化と自動酸化反応
1-2 熱劣化と光劣化
1-3 ポリマーの変色
2.ポリマーの安定化
2-1 酸化防止剤の役割
2-2 フェノール系酸化防止剤
2-3 イオウ系酸化防止剤
2-4 リン系酸化防止剤
2-5 紫外線吸収剤
2-6 ヒンダードアミン系光安定剤
3.添加剤の相互作用
3-1 相乗作用
3-2 拮抗作用
4.添加剤の研究法
5.酸化防止剤の高性能化
6.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第2部 高分子材料の劣化、変色防止のための添加剤の種類と選定
【13:00-14:00】
講師:クラリアントケミカルズ(株) 田中 浩二 氏
【講演趣旨】
私たちの周囲には、使い捨てのスーパーのレジ袋だけでなく、長期の耐久性が求められる自動車や家電などにも広くポリマー(高分子材料)が使用されています。これはポリマー用の添加剤の開発によってそれらの用途にも使用が可能になったと言うことが出来ます。一方で、これらの添加剤がポリマーの着色の要因になっていることも知られています。
今回、それらの事象の要因と対策についてご紹介します。
【キーワード】
1.ポリマーの初期着色
2.ポリマー添加剤の選定
【プログラム】
1.高分子材料の劣化と添加剤
1-1 高分子材料の劣化
1-2 高分子材料の自動酸化機構とそれを防止する添加剤
1-3 主な添加剤の活性温度領域
2.添加剤起因による初期変色
2-1 フェノール系酸化防止剤起因の初期変色
2-2 紫外線吸収剤起因の初期変色
2-3 HALS 起因の初期変色
3.添加剤起因の変色の対策
3-1 変色しにくいフェノール系酸化防止剤と併用される添加剤の選定
3-2 リン系酸化防止剤の添加と選定
3-3 変色しにくい紫外線吸収剤
3-4 HALSの耐熱性と耐熱老化防止性に対する影響
4.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第3部 高分子材料における有機系添加剤の分析と劣化解析事例
【14:10-15:10】
講師:(株)住化分析センター 竹内 宏樹 氏
【講演趣旨】
高分子材料への添加剤の配合は、安定性向上、機能性付与のため必須となっている。高分子材料へ配合された添加剤を分析することで、樹脂物性や性能への影響予測が可能となる。更に、配合の妥当性を評価することで、製品開発や品質管理の一手段となりうる。
本講演では、高分子添加剤の分析法および劣化解析法について、実例を交えて紹介する。
【キーワード】
1 樹脂の添加剤分析
2.ゴムの添加剤分析
3.樹脂の黄変解析
【プログラム】
1. 高分子添加剤分析の意義
2. プラスチック添加剤の分析法
2-1 ポリマーから添加剤を分離する方法
2-2 ポリマーから添加剤を分離しない方法
2-3 ポリプロピレン中の添加剤分析事例
2-4 トリアセチルセルロース中の添加剤分析事例
3. ゴム添加剤の分析法
3-1 ゴム添加剤分析の特徴と難点
3-2 前処理法
3-3 エチレンプロピレンジエンゴム中の添加剤分析事例
4. 添加剤に起因する高分子の劣化解析法
4-1 高分子の着色・変色原因
4-2 ポリプロピレンのLC-FT/MSを用いた黄変解析事例
4-3 ポリプロピレンのTLC、UV、MS、NMRを用いた黄変解析事例
5. まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第4部 樹脂・ゴム材料の変色・劣化の機構と変質防止技術
【15:20-16:35】
講師:(株)AndTech顧問 高分子学会フェロー 今井 昭夫 氏
【講演趣旨】
樹脂・ゴム材料の開発においては、市場ニーズに合わせた特性・機能の設計を主な課題として認識されるが、実際の材料・製品においてクレームとなるのは、使用中の変色や劣化による商品価値の低下であることが多い。一方、この現象は樹脂・ゴムの種類によって微妙な差異があり、体系的に解説した刊行物も少ない。
本講では、変色劣化に関する基本的な理論から、樹脂・ゴム種毎の実用的な防止対策についての解説を行う。
【キーワード】
1. 劣化・変色
2. 酸素ラジカル
3. 添加剤処方
【プログラム】
1. 樹脂ゴム材料の劣化・外観特性の変化の要因
1-1 高分子の劣化
1-2 樹脂ゴム材料の外観特性の変化
1-3 充填剤・添加剤・配合材料の変化
2. 樹脂種による劣化・変色・褪色の機構
2-1 ポリオレフィンの特性変化
2-2 スチレン系樹脂の特性変化
2-3 ポリカーボネートの特性変化
2-4 アクリル樹脂の特性変化
2-5 ポリエステルの特性変化
2-6 ゴム材料の特性変化
3. 樹脂ゴム材料の劣化の防止対策
3-1 添加剤・反応試薬による防止策
3-2 アロイ化及び相容化剤による防止策
3-3 表面処理による防止策
3-4 成形条件の変更による防止策
4. 樹脂ゴム材料の外観特性変化の防止策
4-1 表面への材料成分溶出の防止策
4-2 樹脂結晶のサイズ・配向の制御
4-3 充填剤の配向の制御
5. まとめ
【質疑応答 名刺交換】
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
11:00 ~
受講料
48,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
神奈川県
【川崎市川崎区】カルッツかわさき
【京急】京急川崎駅 【JR】川崎駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料
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高分子・樹脂材料関連セミナー
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