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【トヨタ出身者が解説】超入門 プラスチックと成形加工 第2部 理論編
11,000オンデマンド -
混練、成形条件が樹脂/繊維複合材料の力学特性に及ぼす影響とは?
講師
1.金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 工学博士 山部 昌 氏
2.長岡国際技術士事務所 所長
【(株)PPIテクノリサーチ 代表,岐阜大学 客員教授】 長岡 猛 氏
3.(株)JSOL エンジニアリングビジネス事業部
チームマネージャ 博士(工学) 一ノ瀬 規世 氏
受講料
1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
プログラム
【10:00-12:00】
1.射出成形過程の強化繊維の配向挙動
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 工学博士 山部 昌 氏
1.繊維強化射出成形品のそり変形と繊維配向
1.1 リブ付き平板のゲート位置とそり変形
1.2 繊維配向とそり変形の関係
2.X線CTによる強化繊維の3次元観察
2.1 X線CTからのガラス繊維の抽出手法
2.2 円柱フィッティングによる強化繊維の抽出
2.3 射出成形品における繊維配向の3次元評価
3.成形中の繊維配向挙動の観察
3.1 可視化金型の構造およびガラス繊維の処理
3.2 キャビティ内を流れるガラス繊維の挙動
【質疑応答】
【12:45-14:45】
2.繊維強化樹脂のスクリュ・混練条件が及ぼす分散度、繊維長及び力学特性への影響
長岡国際技術士事務所 所長 【株)PPIテクノリサーチ 代表,岐阜大学 客員教授】 長岡 猛 氏
【講座の趣旨】
長繊維強化樹脂(FRTP)の成形における混練押出(射出)では, 力学物性を発現するための残存繊維長の保持と, 物性の向上と均一化を発現するための分散と言う, 成形加工面では相反する性能を同時に実現することが求められ, スクリュ形状の開発に加え, 分配配合機能部品などの開発が進められている。
本講では, FRTPの成形加工での混練分散において, この相反する性能を同時に発現するためのスクリュ形状および制御法を紹介する。
1.長繊維強化熱可塑性樹脂とは
2.残存繊維長と成形品物性
3.成形加工における問題点
3.1 流動特性
3.2 熱伝導特性
3.3 残存繊維長の確保(長繊維強化樹脂)
3.4 繊維分散不良
4.特殊用途例
4.1 長繊維強化樹脂の超臨界ガス発泡成形
4.2 直接成形装置
4.3 表面性状の改善
5.おわりに
【質疑応答】
【15:00-17:00】
3.樹脂/繊維複合材料の成形解析と衝撃・構造解析
(株)JSOL エンジニアリングビジネス事業部 チームマネージャ 博士(工学) 一ノ瀬 規世 氏
【講座の趣旨】
CFRPは軽量かつ高強度、配向により設計者の意図に沿った剛性を設計できるという利点がある一方、製造工程に発生した僅かな不具合が製品強度に影響するなど安定的な特性を得る事が困難な材料でもある。
本講ではCFRPの製品評価例を示し、品質向上のための活用方法を紹介する。
1.CFRPの成形解析
1.1 射出成形解析
1.2 RTM成形
(1)プリフォーム工程解析
(2)含侵工程解析
・基材織構造の違いを考慮した製品含浸解析
・積層構造を考慮した含侵解析
2.CFRPの衝撃・構造解析
2.1 材料特性予測
2.2 射出成形工程を考慮した衝撃・構造解析
(1)射出成形解析と構造解析の連携方法
(2)繊維配向分布を考慮した衝撃解析
(3)繊維長・繊維配向分布を考慮した構造解析
2.3 積層構造を考慮した衝撃解析
【質疑応答】
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