ハードコートの材料設計、塗布製膜、耐候・耐久性評価

次世代ディスプレイ、自動車窓、スマートフォン、5G機器や
CASEのセンサ・カメラ部などの新しいハードコート市場展望
スクラッチ試験などの耐摩耗性試験の進め方 、
耐候性向上のための材料設計

セミナープログラム

【10:00~11:30】
第1部 ハードコート剤の設計・要求特性と 用途に応じた機能性付与
●講師  ニットーボーメディカル(株)  土澤 健一 氏
 【セミナープログラム】
1.ハードコート剤
  1.1 ハードコート剤の機能と役割     
    1.1.1 多機能性付与 
    1.1.2 塗布方法 
    1.1.3 塗膜評価方法
  1.2 ハードコート剤の利用分野  
    1.2.1 エレクトロニクス 
    1.2.2 光学製品 
    1.2.3 自動車
  1.3 ハードコート剤の原料     
    1.3.1 アクリレート系 
    1.3.2 シリコーン系 
    1.3.3 有機・無機ハイブリッド系
    1.3.4 無機系
  1.4 ハードコート剤の種類・分類

2.無機・有機ハイブリッド材料
  2.1 ハイブリッド材料とは    
  2.2 無機・有機ハイブリッド材料の概要
  2.3 無機・有機ハイブリッド材料の種類  
  2.4 無機・有機ハイブリッド材料の硬化システム

3.ゾル─ゲル法の応用
  3.1 ゾル─ゲル法とは 
  3.2 ゾル─ゲル法による有機・無機ハイブリッド材料の調製
  3.3 ゾル─ゲル法による機能性ハードコート剤の用途展開

4.多機能性・意匠性付与と評価技術  
  4.1 耐擦傷性・密着性・防汚性など機能性付与
  4.2 新しい意匠性(透明加飾)と薄膜仕上げ(軽量感)
  4.3 各種用途に応じた性能評価のポイント

【質疑応答】

【11:40~13:10】
第2部 (耐候性向上を含めた)ハードコート用の添加剤の種類と使い方
●講師  ビックケミー・ジャパン(株)  若原 章博 氏
 
【講座の趣旨】
  表面調整剤を中心に,塗布性の向上と機能付与について紹介する。また添加の際 の,粒子の分散安定化についても説明する。基礎的な考え方と,事例を通じてハード コート用添加剤の選択方法・使い方について理解を深めていただきたい。
【セミナープログラム】
1.粒子の分散安定化
  1.1 粒子の安定化メカニズム
  1.2 分散剤の構造と役割
  1.3 シリカ・無機粒子,有機系粒子等の分散事例

2.ハードコート用添加剤・表面調整剤よる塗布性と機能付与正
  2.1 液の表面張力と膜の表面自由エネルギー
  2.2 表面調整剤の基本構造
  2.3 下地への濡れ性,ハジキ防止効果
  2.4 表面のスリップ性の向上 
  2.5 塗り重ね・リコート性・付着性の視点
  2.6 耐スリキズ性の向上
  2.7 耐汚染性,撥水性と超親水性の発現
  2.8 硬化条件の影響(UV照射強度・雰囲気)
  2.9 ナノ粒子の効果とあらたな可能性

【質疑応答】

【13:50~15:50】
第3部 ハードコートの基礎とポリシロキサン系を中心 としたハードコートの材料設計と機能性の付与
●講師 ティーエーケミカル(株)  谷口 孝 氏
【講座の趣旨】
  プラスチック表面加工の最重要課題であるハードコート材料の基礎から応用までの考え方についてポリシロキサン系を題材として概説する。特に硬度に加えて硬度と相反する機能である可撓性,さらには光学特性への応用に必須の特性である屈折率制御については具体例を挙げて述べる。本講演によってこれからハードコート技術の開発を目指す技術者および更なる高機能化を目指す者にとって有益な知識・技術が得られることとなるであろう。

【セミナープログラム】
1.はじめに
2.ハードコート(HC)の基礎
  2.1 なぜHCが必要か?
  2.2 表面硬度評価方法
  2.3 HC材料設計指針
  2.4 代表的プラスチック用HC材料
3. HC材料の基礎と応用
  3.1 HC材料開発の歴史
  3.2 ポリシロキサン(PS)系HC材料と実用化例
  3.3 PS系HC材料の課題
  3.4 反応収縮について
4.HC材料の高機能化
  4.1 可撓性(かとうせい)付与技術
  4.2 屈折率制御技術
  4.3 その他(更なる技術深化について)
5.まとめ

【質疑応答】

【16:00~17:30】
第4部 ハードコートの耐候性を含めた性能試験について
●講師 (株)レニアス  岩井 和史 氏
【セミナープログラム】
1.ハードコートおよび車両用樹脂グレージングの動向
2.ハードコートの耐候性
  2.1 耐候性試験の種類
  2.2 耐候性試験の評価項目
  2.3 耐候性試験の評価実例
3.ハードコートの耐摩耗性
  3.1 テーバー摩耗試験
  3.2 ワイパー試験
  3.3 今後の耐摩耗性試験方法
4.ハードコートの密着性
  4.1 密着性の評価方法
  4.2 密着性評価における注意事項
  4.3 密着性試験の評価実例
5.その他の各種性能評価
  5.1 ハードコートの評価に必要な性能評価試験

【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】ニットーボーメディカル(株) スペシャリティケミカルス事業部 土澤 健一 氏
【第2部】ビックケミー・ジャパン(株) 添加剤技術部 部長 若原 章博 氏
【第3部】ティーエーケミカル(株) 顧問 工学博士 谷口 孝 氏
【第4部】(株)レニアス 新技術開発部 部長 工学博士 岩井 和史 氏

セミナー受講料

1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   複合材料・界面技術

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高分子・樹脂加工/成形   複合材料・界面技術

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