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各種ディスプレイの技術的課題と国内外の市場動向・話題を
客観的視点から解説します
用途展開の行方は?日本企業はどうするべきか?
業界の技術動向を正しく把握頂けます
セミナー趣旨
現在、民生用ディスプレイの主役はLCDであり、主に中国企業が製造している。但し、スマートフォンでは、韓国企業が供給するOLEDディスプレイが優勢であり、テレビでも市場拡大を狙っている。このような状況で、次世代ディスプレイとしてマイクロLEDやQLEDを用いたディスプレイが開発検討されている。
今回、これらディスプレイの開発経緯・特徴および開発動向等を説明する。電子情報機器にディスプレイは必須となり、その市場拡大が期待されている。しかし、「スマホ中毒」や「テレビ離れ」が心配される状況でもある。このような状況の中、連続画面方式折畳み型スマートフォンやQLED-TVが宣伝されている。これらの真相を見極める必要がある。
我々は、企業PRに操られ振り回されているだけかもしれない
(例;フレキシブルOLEDとは?)。
今回、各種ディスプレイを技術的且つ客観的に解説致します。
今後、各種ディスプレイの用途展開がどうなるか?
また、ディスプレイ最終製品では「蚊帳の外」状態の日本企業はどうするべきか?
ビジネスの観点から考えて頂く機会になれば幸いです。
受講対象・レベル
・ ディスプレイの材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方
・ 業務に活かすため、ディスプレイについての知見を得たいと考えている方
・ ディスプレイ用光源に関心のある方 ディスプレイ情報が氾濫し困っている方
・ 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です
必要な予備知識
・この分野に興味のある方なら、特に必要は無い
習得できる知識
・ディスプレイの光源、構造等の基礎知識
・マイクロLED、QLEDの開発状況
・OLEDディスプレイとLCDの用途
・スマートフォンの実態
セミナープログラム
1.ディスプレイ
1.1種類
1)LEDディスプレイ
2)LCD
3)OLEDディスプレイ
4)PDP
5)その他(PTA、SED)
1.2 情報
1)全体市場
2)画素寸法:テレビ、スマートフォン
3)用途
4)比較(LCD vs OLED)
2.OLEDディスプレイ
2.1 構造
1)スマートフォン:複合構造、複合機能
2)テレビ
2.2 回路基板
2.3 課題:価格、封止方法(気密封止)、性能向上
2.4 その他
3.LCD
3.1 構造; 複数部品の組立構造
3.2 液晶部品
3.3 背景灯
3.4 進化
1)狭額縁化
2)高鮮明化
3)超薄型化
4)低価格化
4.マイクロLEDディスプレイ
4.1 概要
1)マイクロLED
2)報道
3)比較:OLED vs マイクロLED
4)現状
4.2 LED製法の応用
1)LED製法
2)課題:微細化(切断)、映像化(搭載)、コスト、検査、保証
3)検討状況:スモール化、ミニ化、マイクロ化
4.3 仮想製法
1)集合体製法
2)キャビティ製法
4.4 封止技術
5.ディスプレイ光源
5.1 LED
1)開発経緯
2)発光特性
3)封止技術:封止方法、封止材料
4)課題
5.2 OLED
1)開発経緯
2)発光特性
3)製造方法
4)封止技術
5)用途:ディスプレイ、一般照明
6)課題:価格、性能、樹脂封止(透湿対策)
5.3 QLED
1)発光原理
2)用途:照明光源、補助光源
3)課題
5.4 超微細LED
1)課題:発光性能、光取出効率、赤色域輝度
2)対策:嗜好性LED、ナノLED(ワイヤー型、ロッド型)
6.各種ディスプレイの市場展開
6.1 機能・形状による展開
1)湾曲型:スマートフォン、モニター
2)折畳み型スマートフォン
3)折曲げ型スマートフォン
6.2 用途による展開
1)自動車用
2)ウエアラブル:機器、電子部品
3)フレキシブルへの挑戦:課題、提案
セミナー講師
有限会社アイパック 代表取締役 越部 茂 先生
■略歴
1974年 大阪大学工学部卒業
1976年 同大学院工学研究科 前期課程終了
1976年 住友ベークライト(株)入社 フェノール樹脂、半導体用封止材料等の開発に従事
1988年 東燃化学(株)入社 半導体用シリカ、民生用シリコーンゲル等の開発に従事
2001年 有限会社アイパック設立 技術指導業を担当、寄稿・セミナー等で新旧技術を紹介
■専門および得意な分野・研究
半導体および光学分野の素部材開発において国内外複数メーカーと協力関係を構築
■本テーマ関連学協会での活動
ネプコン、関連業界(エポキシ・通信・接着剤等)でセミナー講師を務める
関連雑誌(機能材料等)に寄稿 ※セミナーテキスト末尾にリスト掲載
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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