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ポリマーアロイの構造制御や反応押出しのための二軸スクリュ押出機活用技術
★ コンパウンディングだけじゃ勿体ない! 新規ポリマーアロイの開発、構造制御、化学的改質に二軸スクリュ押出機を有効活用するために、化学反応装置、後処理装置として使いこなすための技術情報を提供します。
講師
静岡大学 イノベーション社会連携推進機構 客員教授
工学博士(機械工学)・技術士 (化学部門) 酒井 忠基 氏
【専門】 高分子成形加工プロセスと装置およびシステム
【略歴】
日本製鋼所元取締役・広島研究所長、日本製鋼所社友、京都大学化学研究所元客員教授、東京大学国際産学研究センター元客員教授、プラスチック成形加工学会元会長、国際高分子加工学会(PPS)元会長、高分子学会フェロー、米国SPEフェロー、プラスチック成形加工学会名誉会員、合成樹脂技術協会副会長など。
【受賞歴】
科学技術庁長官賞(二軸スクリュ押出技術開発)
SPE Heinz-Herman Award(二軸押出機技術)、
SPE-International Award 2017など。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
二軸スクリュ押出機の構造と混練および反応の制御機能との関連、二軸スクリュのミキシングエレメントの使い方、ポリマーアロイの構造形成の機構と制御方法、高機能なポリマーブレンド創製への展開方法など
対象
主として、プラスチック材料メーカー、各種コンパウンドメーカー、成形加工装置メーカー、プラスチック製品を活用する自動車、家電、包装、建材、医療福祉装置メーカーなどの技術者および研究者を対象に二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術を基礎から応用まで解説する。
趣旨
本講演では、二軸スクリュ押出機を反応装置として活用した新規ポリマーアロイの開発、構造制御、ポリマーに対する化学的な改質技術などについて、その基本から適用例に至る総合的な説明を行う。一般に、二軸スクリュ押出機は微細な無機充填剤や繊維強化剤などのコンパウンディングに広く用いられているが、この高度な機能を化学反応装置、後処理装置としても充分に活用するためには、スクリュ構成などの装置面からのアプローチばかりでなく、材料面との相乗的なメカニズムをよく理解することが不可欠となる。本講演では、二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング分野では世界的に著名な講師により、リアクティブプロセシング技術に関する基本的な知識から研究および生産現場において応用展開するための具体的な知見や活用事例、さらには最近の動向などを解説する。
プログラム
キーワード:リアクティブプロセシング、二軸スクリュ押出機、ミキシングエレメント、スクリュ形状設計、分散混合、分配混合、伸長混合、ポリマーアロイ、動的加硫、モルフォロジー制御、グラフト共重合反応、相溶化、界面反応、せん断速度、せん断応力、滞留時間分布、スケールアップ
1.リアクティブプロセシング技術の優位点とその適用分野
2.リアクティブプロセシングに用いられる反応/混練装置
3.反応/混練装置として用いられる二軸スクリュ押出機の概要
4.二軸スクリュ押出機における混合/混練の概念/評価およびモルフォロジーの形成機構
5.二軸スクリュの溶融挙動および滞留時間分布とリアクティブプロセシングへの展開
6.リアクティブプロセシングに適用する二軸スクリュの構成方法とその実例
7.二軸スクリュ押出機におけるモルフォロジーの形成過程の実際
8.リアクティブポリマーブレンドとその適用例
9.リアクティブプロセシング技術を活用した動的加硫プロセス
10.ナノレベルのモルフォロジーを有するポリマーアロイの形成プロセス
11.二軸スクリュ押出機を用いたポリマーの重合プロセス
12.グラフト共重合などのポリマーの化学修飾プロセス
13.二軸スクリュ押出機におけるスケールアップの考え方
14.総括およびリアクティブプロセシング技術の将来
□ 質疑応答・名刺交換 □
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