ナノカーボン材料 の 基礎から合成・評価法および 電池 を中心とした応用展開

★カーボンナノチューブ、グラフェン、メソポーラスカーボン等の各種ナノカーボン材料の電池・エネルギーデバイスへの応用を1日速習!
★構造・評価法などの基礎から単体・複合体それぞれの合成法、表面・内部修飾そしてリチウムイオン電池、燃料電池、ナトリウムイオン電池などの次世代二次電池、キャパシタ、水素生成など様々な応用技術まで。


講師



名古屋工業大学 大学院 工学研究科 教授 川崎 晋司 先生
 1992年 大阪大学大学院 基礎工学研究科 物理系専攻 博士後期課程 修了
 1992年~1994年 北海道大学 理学部 化学科 助手 
 1994年~2004年 信州大学 繊維学部 素材開発化学科 助手
 2004年~2009年 名古屋工業大学大学院 工学研究科 助教授
 (2007年に准教授に名称変更)
 2009年~ 名古屋工業大学大学院 工学研究科 教授



セミナー開催にあたって


■はじめに:
 カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボンは特異な構造を有するだけでなく、さまざまな優れた物性を示すことから多くの分野での応用が期待されている。どうしてそのような優れた性質を持つのかを他の炭素材料と比較しながら解説する。 
 合成法についてはナノカーボン単体だけでなく、化合物や機能性物質との複合体についても紹介する。ナノカーボン材料の構造、電子状態についてそれぞれの評価法の原理から詳しく説明する。応用についてはリチウムイオン二次電池電極性能や電気二重層キャパシタ性能を中心に解説する。燃料電池の空気極や次世代二次電池電極への展開についても最新の研究結果を紹介する。
 「光で充電する燃料電池」や「ナノカーボンを利用した太陽光水素生成」といったチャレンジングなテーマについてホットな実験結果を提供する。

■受講対象者:
 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

■必要な予備知識:
 この分野に興味のある方なら、特に必要はございません。

■本セミナーで習得できること(一例):
 ・炭素材料一般の構造、電子状態など基礎科学
 ・炭素材料の構造・物性評価法の原理
 ・ナノカーボンの今後の展望
 ・二次電池の今後の展望


プログラム


1.蓄電デバイス、燃料電池の現状と課題
 1)電池の基礎
 2)電池の評価法(グラフの見方から測定法まで)
 3)電気自動車の歴史

2.ナノカーボンの合成、評価
 1)カーボンナノチューブの合成法と評価
 2)グラフェンの合成法と評価
 3)メソポーラスカーボンの合成と評価
 4)天然物からのナノカーボン類似構造物の合成

3.表面・内部化学修飾
 1)ラジカル反応
 2)強酸処理
 3)電気化学反応
 4)カーボンナノチューブへの機能分子内包

4.リチウムイオン二次電池(LIB)
 1)LIBの現状と課題
 2)さらなる高容量化
 3)高速充放電はどうすれば可能になるか
 4)低温動作性能はどうすれば改善されるか

5.電気二重層キャパシタ
 1)キャパシタの原理
 2)どうやったら高容量になるか?
 3)カーボンナノチューブキャパシタ
 4)炭素化したセルロース・キチンファイバーの電極性能

6.次世代二次電池
 1)金属-空気電池の現状と課題
 2)ナノカーボンの空気極性能
 3)ナトリウムイオン電池の現状と課題
 4)カーボンナノチューブ有機分子電池

7.燃料電池、太陽光水素生成
 1)半導体-ナノカーボン複合体の水素生成能
 2)光で充電する燃料電池

<質疑応答・個別質問・名刺交換>

■ご講演中のキーワード:
 カーボンナノチューブ、グラフェン、リチウムイオン電池、キャパシタ、太陽光水素生成、酸素還元電極、次世代蓄電池


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電気・電子技術

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