<新たな規制と課題への対応> フタル酸エステル類の規制動向と実務対応

~ 移行性・代替物質の検討・実務対応等 ~

2019年7月からのRoHS指令での使用規制に伴い、様々な問題が予測される
フタル酸エステル類規制の最新情報を提供します!


講師


(一社) 東京環境経営研究所 理事長 松浦 徹也 先生

可塑剤工業会 技術部長 工学博士 柳瀬 広美 先生

日本電子(株) 科学・計測機器営業本部 SI販売促進室 MSグループ
シニアスペシャリスト  田村 淳 先生


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


 フタル酸エステル類は、可塑剤としての用途の他、数々のプラスチック製品に使用されています。しかし、フタル酸エステル類はヒトへの有害性の懸念から、国内外において含有制限等の様々な規制を受けています。このような状況の中、2019年7月から、EUで流通する電気電子製品でフタル酸エステル4物質の使用がRoHS指令で規制されることとなりました。
 フタル酸エステル類は、非意図的な汚染や誤検出が起こりやすい成分のため、より精度の高い分析・評価が必要となります。また、フタル酸エステル類の代替物質への移行に伴い、製造・輸送時等に様々な問題が生じることが予測されます。
 本セミナーでは、国内外のフタル酸エステル類に関する規制動向を中心に、新たな規制に伴い生じる様々な課題とその対応法・考え方について講義します。

○ 受講対象:
 ・フタル酸エステル類を使用している材料メーカー・部品メーカー担当者
 ・その他、製品に含有される化学物質への対応の考え方を知りたい方
 等

○ 受講後、習得できること:
 ・改正RoHS指令及びその他各国におけるフタル酸エステル類の規制動向
 ・フタル酸エステル類の分析方法
 ・フタル酸エステル類の移行問題への対応法
 等


セミナー内容


1.フタル酸エステル類の基礎知識(柳瀬先生)
 ・フタル酸エステル類とは(原料、化学構造)
 ・フタル酸エステル類の特性(物理化学的性質)
 ・フタル酸エステル類の安全性(健康影響、種差)
 ・可塑剤とは
 ・フタル酸エステル類の用途・使用状況(世界、地域の市場、用途)
 ・フタル酸エステル類の代替物質
 ・フタル酸エステル類の移行性

2.フタル酸エステル類の分析方法(田村先生)
 ・ガスクロマトグラフ-質量分析法
  (Gas Chromatography ? Mass Spectrometry; GC-MS)の基礎
 ・IEC 62321-8で推奨されている分析法について
  〜精密分析:溶媒抽出GC-MS法
  〜スクリーニング:Py(pyrolyzer)/TD(thermal desorption)-GC-MS法
 ・IEC 62321に含まれない新しい分析法
 ・今後のIEC 62321の動向

3. フタル酸エステル類の規制動向(松浦先生)
 (1) リスクの考え方
 (2) EUの規制動向
  ・摘発状況
  ・REACH規則の規制
  ・RoHS指令の規制
 (3) 米国の規制動向
  ・CPSCの規制
  ・Prop65の規制
 (4) 簡易測定
  ・FT-IR/Raman分光による移行測定

4. CAS(Compliance Assurance System)の考え方と遵法対応(松浦先生)
 ・法的要求事項の自社システム(ISO9001など)への統合の考え方
 ・フタル酸エステル類の規制に対する対応実務(製造現場・輸送時等)

5.Q&A


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【中央区】中央区立総合スポーツセンター

【地下鉄】浜町駅・人形町駅・東日本橋駅

主催者

キーワード

化学技術一般   環境規格   海外事業進出

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