中国国内の自動車VOC規制と部材や塗料における環境対応,その試験評価

「新車臭」・・・
 新車の保護フィルム等から出る「臭い」は嫌われる!

「中国自動車技術研究センター」からの環境認証の実際


★ 日本より厳しい規制項目とその閾値,罰則規定とは?
★ 水性塗料や水性粘・接着剤における中国自動車市場


講師


【第1部】
(株)アジアンエクスプレス 化学品情報管理部 部長 清本 珠音 氏

【第2部】
日本塗装機械工業会 専務理事 平野 克己 氏

【第3部】
HAEWON T&D Ltd. 桐原 修 氏

【第4部】
ポリプラスチックス(株) 研究開発センター 門間 智宏 氏

【第5部】
(株)堀場製作所 事業企画開発部 China Business Strategyチーム
環境・プロセスセグメントマネージャー 小林 剛士 氏


受講料


1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


プログラム


【10:00〜11:15】 
第1部 中国国内の自動車に関する環境規制や化学物質規制
 〜乗用車室内のVOC規制の動きについて〜 
● 講師 (株)アジアンエクスプレス 清本 珠音 氏 


【講座の趣旨】 
 中国政府による大気汚染防止に関する管理,規制の強化に伴い,自動車関連の環境規制も整備,強化されており,その要求は厳格になるばかりです。本講座では,VOC規制の動きなど乗用車に関する環境規制,化学物質規制のアウトラインを説明します。 
 
【セミナープログラム】 
1.中国の安全および環境に関する法規制の最新動向
  1.1 安全関連法規制の強化について
  1.2 環境関連法規制の強化について
  1.3 中国への化学品輸入関連の規制と管理について

2.中国の自動車に関する環境規制や化学物質規制
  2.1 中国の自動車VOCとVOIについて
  2.2 中国自動車健康指数について
  2.3 中国の自動車関連規制の動向

【質疑応答】



【11:30〜12:45】 
第2部 中国の自動車塗装関連の環境規制と対策 
● 講師 日本塗装機械工業会 平野 克己 氏 


【講座の趣旨】
 中国の工業の発展は目覚ましいが,過去,色に染まった河川,スモッグに覆われた都会の風景など環境汚染の代表事例と言われてきた。しかし,近年,環境対策にも法規制,その実施などで大幅に改善されつつあり,VOC対策などでは既に日本を逆転するような分野も生じ,日本からの進出企業の技術ハードルも高まっている。2014年に北京で開催された環境省の日中韓VOC研究会参加以降,5年間に亘る中国での塗装でのVOC指導から得られた情報を基に現状の環境対応を説明し,今後のアジアの環境対策展望と予測する。
 
【セミナープログラム】 
1.塗装環境規制の世界の歴史と動向
  1.1 欧米からの環境規制の導入
  1.2 日本の対応
  1.3 中国の対応

2.中国の塗装の工業化と環境対策
  2.1 塗料・塗装の発展の経緯
  2.2 自動車塗装と工業塗装の急速な拡大
  2.3 法規制の開始と展開

3.大気汚染への法規制と実施
  3.1 政府のVOC規制と地方の実施状況
  3.2 中国での5年間の指導の紹介
  3.3 中国の対応の日本と違う特徴

4.日本の環境対策との違いと将来予測
  4.1 日本のVOC規制の問題点と今後
  4.2 地球温暖化対応の加速への取り組み
  4.3 日中共同での取り組みの必要性

【質疑応答】



【13:30〜14:45】 
第3部 〜中国の自動車環境規制,VOC規制に対応する
 〜 ウレタン系を中心とした樹脂, 塗料や接着剤,内装部材について 
● 講師  HAEWON T&D Ltd. 桐原 修 氏 


【講座の趣旨】 
 世界最大の塗料の生産国であり,かつ自動車の生産国の中国での環境対応変化はめざましい。明文章化されている,内容のみならず,各種の指導や通達が影響し,詳細を的確につかむのは努力を要する。その現状でウレタン系塗料の環境対応を中国でも適用してきた経験を元に現状を解説する。 
 
【セミナープログラム】 
1.中国塗料業界の位置付け
  1.1 グローバル市場
  1.2 アジア市場
  1.3 中国市場

2.技術動向と環境規制
  2.1 グローバル
  2.2 アジア
  2.3 中国

3.中国環境規制の強化とその自動車分野への影響
  3.1 各種規制の現状
  3.2 環境対応型部材の現状
  3.3 適用用途

4.ウレタン系部材を例に自動車用途では
  4.1 外装
  4.2 内装
  4.3 塗料
  4.4 接着剤

5.今後の動向とまとめ

【質疑応答】



【15:00〜16:10】 
第4部 ポリアセタール樹脂における低VOCグレードの開発
 および中国での低VOC化要求について 
● 講師 ポリプラスチックス(株) 門間 智宏 氏 


【講座の趣旨】 
 ポリアセタール樹脂(POM)の概要,安定化のメカニズム,低VOCグレードの紹介,および近年要望が高まっている中国市場における低VOC化の要求,業界動向,材料メーカーの対応について解説する。 
 
【セミナープログラム】 
1.POMの概要と特徴,用途事例
  1.1 自動車部品への適用事例
  1.2 一般的なPOM成形品における VOC(ホルムアデヒド)発生のメカニズム
  1.3 ホモポリマー,コポリマーと分解様式
  1.4 POMの成形品からのホルムアルデヒド発生メカニズム

2.POMのホルムアデヒド発生量低減技術とPOM低VOCグレードの特性や適用によるメリット
  2.1 POMのホルムアルデヒド発生量低減技術について
  2.2 POM低VOCグレードの特性
  2.3 VOCに影響を及ぼす因子

3.VOC評価法
  3.1 VOCとは
  3.2 VOC低減化の流れ
  3.3 車室内のVOC濃度の特徴
  3.4 部品・材料のVOC測定方法

4.中国市場における低VOC化の取り組み
  4.1 背景
  4.2 日本における車室内VOC低減の取り組み
  4.3 中国における車室内VOC低減の取組み
  4.4 材料メーカーの取組み

【質疑応答】



【16:20〜17:30】 
第5部 中国のVOC規制に対応した試験計測技術 
● 講師 (株)堀場製作所 小林 剛士 氏 


【講座の趣旨】 
 中国では,VOC規制が強化され,塗装工場やVOC発生源からのVOCモニタリングが強化されています。中国のVOCモニタリング規制その対応方法について解説させていただきます。 
 
【セミナープログラム】 
1.環境規制の動向
  1.1 環境規制 (世界,中国)
  1.2 自動車からの排ガス規制

2.中国VOCモニタリング規制
  2.1 乗用車内のVOC規制
  2.2 塗装工場などVOC発生源におけるVOC規制

3.環境計測モニタリング装置
  3.1 VOC:NMHC計測方法
  3.2 VOCs計測方法
  3.3 大気モニタリングシステム
  3.4 自動車からの排ガス計測

【質疑応答】   


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受講料

64,800円(税込)/人

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キーワード

自動車技術   高分子・樹脂材料   安全規格

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