超親水/油・超撥水/油技術の基本メカニズムと制御・評価方法、応用例まで

★様々な分野で活用されている超親水(油)・超撥水(油)技術を化学的な表面改質を中心にわかりやすく解説!
★ぬれ性の基礎から、親水性・疎水性に影響を及ぼす諸因子や評価法、シランカップリングをはじめ様々な表面改質、制御法まで!


講師



宇都宮大学大学院工学研究科 物質環境科学専攻 准教授 佐藤正秀 先生
 1994年3月 東北大学大学院工学研究科博士課程後期修了 博士(工学)
 1994-1997 東北大学反応化学研究所(現 多元物質科学研究所) 助手
 1997年から宇都宮大学工学部助手、講師を経て現在に至る。



セミナー開催にあたって


■はじめに:
 液体と固体表面が関与するぬれ現象の把握と制御は、塗料・顔料製造、各種工業操作における塗装・塗布・乾燥工程の構築のみならず、マイクロエレクトロニクス、バイオ工学や再生医工学など、一見無関係に思える先端的工業操作においても重要な要素を占めています。ここではぬれ現象の基礎である接触角・表面張力に関する理論、これらに影響を及ぼす諸因子や測定・評価法の解説と、シランカップリング、チオール、ホスホン酸および親水性ポリマーなどによる固体表面の撥水化・親水化表面改質、酸化チタンなど光エネルギー照射によるぬれ性制御方法および材料表面の超撥水化・超親水化に関連した工業的応用例について説明します。

■必要な予備知識:
 高校卒業レベルの化学・物理の知識

■本セミナーで習得できること(一例):
 ・ぬれ性、表面張力の基礎、測定方法
 ・ぬれ性制御に関する基礎と応用に関わる知識
 ・化学的表面改質による材料表面の親水化・疎水化と評価方法に関する知識


プログラム


1.ぬれ性、表面張力の基礎と測定方法
 1)接触角とその測定方法
 2)表面張力とその測定方法

2.材料表面の親水性・疎水性に影響する諸因子
 1)表面官能基と親水性・疎水性の関係
 2)表面ラフネスと親水性・疎水性の関係

3.材料表面の親水性・疎水性評価方法
 1)表面張力測定法(Welhelmy法、ペンダントドロップ法、滴重法、最大泡圧法)
 2)接触角・ぬれ性の測定方法
 3) 転落角・前進/後退接触角を通じた動的ぬれ特性評価

4.親水性・疎水性評価のための材料表面分析
 1)XPS
 2)AFM

5.化学的表面改質による親水性・疎水性制御
 1)前処理・洗浄工程
 2)シランカップリング剤処理
 3)ホスホン酸処理
 4)チオール処理
 5)薄膜化・厚膜化

6.外部エネルギー応答型親水性・疎水性制御
 1)温度応答型ぬれ性制御
 2)光応答型ぬれ性制御
 3)長時間保持できるぬれ性・超親水/油・超撥水/油制御方法

7.材料表面の親水性・疎水性の工学的応用例
 1)表面へのぬれ性パターン付与方法
 2)インクジェット回路印刷プロセスへの応用
 3)伝熱促進技術への応用

質疑・応答

■ご講演中のキーワード:
 親水性、親油性、撥水性、撥油性、シランカップリング、チオール、ホスホン酸、自己組織化単分子(SAM)膜


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】太陽化学(株)東京本社内 おいしさ科学館

【JR・モノレール】浜松町駅 【地下鉄】大門駅

主催者

キーワード

化学技術

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