二軸押出機の基本からメンテナンス・トラブルシューティング および
リアクティブプロセッシングへの活用・スクリュ組み合わせの考え方まで
実務に必須の内容が充実!
二軸押出機の基礎と実務<講師4名による徹底解説!>



講師


同志社大学 エネルギー機械工学科 教授 博士(工学) 田中 達也 先生


住友化学株式会社 エネルギー・機能材料研究所 グループマネージャー 森冨  悟 先生


株式会社池貝 プラスチックセンター 技術顧問   林崎 芳博 先生


株式会社日本製鋼所 樹脂製造機械部 樹脂製造機械開発グループ グループマネージャー   木村 嘉隆 先生


セミナーポイント


■セミナー構成
第1部  10:00~11:30 二軸押出機の基本とコンパウンディング技術
第2部  11:40~12:40 リアクティブプロセッシング(反応押出)への二軸押出機の活用
第3部  13:20~14:50 スクリュセグメントの取り扱いと組み合わせ
第4部  15:00~17:00 二軸押出機のトラブルシューティングとメンテナンス

(時間割につきましては進行により多少変更を致します。質疑応答は各部に含まれます)

■詳細な内容は下記をご参照ください■


第一部 二軸押出機の基本とコンパウンディング技術


■はじめに
本講座に参加することで、二軸押出機の詳細を理解し、
また樹脂中でのフィラー分散とはどのようなものかを知る。

■得られる知識
樹脂混練機の変遷、それを理解することによって
材料の違いによる最適な混練装置の選択を可能とし、
フィラー分散に関する評価技術を知ることができる。

■受講にあたり
樹脂材料に関する基礎知識,特に粘度とはどのようなものか事前に理解しているとよい.

■目次
1.混練の概念(混練とは)
 1.1 混合・混練の必要性
 1.2 混合・混練の概念
 1.3 混練の目的
 1.4 樹脂混練押出機の分類
 1.5 各機種の混練特性
 1.6 樹脂の溶融と分解

2.混練機・混練技術の変遷
 2.1 バッチ式混練機
 2.2 二軸連続混練機(非噛合い型異方向回転二軸混練機)
 2.3 二軸連続混練押出機(噛合い型同方向回転二軸混練機)

3.装置の高機能化

4.混練押出し技術の最近の動向とナノ粒子分散技術
 4.1 ナノコンポジット講演発表動向
 4.2 二軸混練押出機によるナノコンポジット製造技術 
  4.2.1 伸長流動によるCNT分散技術


第二部 リアクティブプロセッシング(反応押出)への二軸押出機の活用


■はじめに
 良好な性能を有する高分子複合材料(ポリマーアロイ)を得るための重要な技術であるリアクティブプロセッシングに関して、ポリマーアロイの材料設計の考え方、押出機内での反応の進行過程、さらに、反応制御による物性改良技術に関して解説する。

■得られる知識
 ポリマーアロイの材料設計思想、押出機内でのポリマー反応機構、
 ポリマーアロイの構造と物性の相関

■受講にあたり

 高分子に関する基礎的知識があるとよい

■目次
1.ポリマーアロイについて
 1.1 相溶系ポリマーアロイと非相溶系ポリマー

2.ポリマーアロイの設計
 2.1 材料設計の基本的な考え方
 2.2 ポリマーアロイ化による弾性率、耐熱性の改良
 2.3 耐衝撃強度の発現機構

3.リアクティブプロセッシングによるポリマーアロイの構造制御
 3.1 リアクティブプロセッシングに用いられる二軸押出機について
 3.2 ポリマーアロイの構造に関する理論
 3.3 リアクティブプロセッシングに活用される化学反応
 3.4 押出機中での構造変化に対する温度、溶融粘度の影響について
 3.5 ポリマーアロイの構造解析
 3.6 ポリマーアロイの相容化機構

4.ポリマーアロイの構造制御による物性制御
 4.1 ポリフェニレンエーテル(PPE)/ポリアミド(PA)アロイの耐衝撃性向上
 4.2 PPE/ポリプロピレン(PP)アロイの剛性、耐衝撃性の向上
 4.3 PPE/PPアロイの難燃性改良手法、難燃性発現機構


第三部 スクリュセグメントの取り扱いと組み合わせ


■はじめに
 当社はもともと機械メーカーであるが同時にプラスチックのコンパウンド受託加工も経験している。
それらの経験からハードとソフトの両面にわたってある程度対応が可能である。今も技術顧問として押出機運転指導を日々おこなっておりそれらの経験を出来るだけ紹介したいと考えている。

■得られる知識
  実践に基づく技術(生産現場に近い技能)向上

■目次
1.単軸押出機の構造とスクリューの種類
 1.1 フルフライトスクリューとミキシングスクリュー
2.二軸押出機の構造とスクリューの種類
 2.1 フルフライトスクリューとミキシングスクリュー
3.二軸押出機における流動挙動(単軸と二軸の比較)
 3.1 スクリュー回転数・吐出量 ・温度 ・滞留時間等の関係  
 3.2 混練時の溶融樹脂温度の差違
 3.3 ダイ圧力と樹脂温の関係
 3.4 ダイ圧力と押出量の関係 
4.二軸押出機における流動挙動の可視化
 4.1 静的シリンダー内と動的シリンダー内の観察
5.スクリュー形状と粘度の関係
 5.1 低粘度溶融樹脂
 5.2 中粘度溶融樹脂
 5.3 高粘度溶融樹脂
6.樹脂に添加剤を混ぜる方法
 6.1 コールドフィード方式とホットフィード方式
7.スクリュー構成の考え方
 7.1 具体的事例


第四部 二軸押出機のトラブルシューティングとメンテナンス


■はじめに
 押出機の運転において、樹脂温度等押出機の性能を決める様々なファクターがある。それらのファクターが押出機の状態によってどのように変化するのか、その変化にどう対応していくのかを解説する。また押出機のメンテナンスについて、押出機メーカーとしての提言を行う。

■得られる知識
 押出機運転におけるトラブルシューティング
 押出機の適切なメンテナンス方法

■目次
1.押出機の性能を決める重要ファクター
 1.1 プロセス面
   樹脂温度、混練因子、脱揮、ペレタイジング、原料供給
 1.2 ハード面
   耐食耐摩材、機械トルク

2.トラブルシューティング
 2.1 原料供給ネックにおける原因と対策
 2.2 樹脂温度高における原因と対策
 2.3 真空ベントでのベントアップ(真空ベントへの樹脂詰まり)における原因と対策
 2.4 トルクネックにおける原因と対策
 2.5 ストランドダイの流れムラにおける原因と対策
 2.6フイラー分散不良における原因と対策

3.メンテナンス
 3.1 適切な定期的なメンテナンスとは?
 3.2 押出機各部位におけるメンテナンス方法
    減速機、スクリュセグメント、スクリュ軸等



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49,680円(税込)/人

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【北区】滝野川会館

【JR】上中里駅 【地下鉄】西ケ原駅

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キーワード

高分子・樹脂技術

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